運転しやすいサイズが嬉しい、カトーモーターの標準ボディ「ロングトレイン」
三方からテーブルを囲むダイネット
車両の中央にテーブルが配置され、前述のコの字型ソファーにより三方向からテーブルを囲むことができます。
最奥のベンチ部分は取り外しが可能なため、ウォークスルーにしたり、スキー板や釣り竿などの長尺の荷物を収納したりもできます。
シートを持ち上げると、下は大容量の収納庫になっています。
スライドドアから入ってすぐには、便利なシューズボックスが用意されています。
車幅いっぱいに広がるフロアベッド
就寝時はダイネットのテーブルを外し、背もたれマットをはめ込むことでフロアベッドが登場します。
ベッドサイズは1,520mm×1,800mmで家庭用のダブルベッド以上。
2~3名が就寝可能なサイズになっています。
テーブルはベッドの上に出すことも可能で、お座敷スタイルにもできます。
狭い車内ではテーブルの支柱を外すのに手間取るモデルも多いのですが、ロングトレインではオプションで昇降式テーブルへの変更が可能です。
テーブルを下方向に押し下げることができるようになり、ベッド展開が簡単になります。
エントランスから近いのが魅力の前方ギャレー
スライドドア正面のキャビネットには、ステンレスシンクと各10Lの給排水タンクを搭載。
リアゲートを大きく開けられないキャンプサイトでもキッチン設備を使いやすいのが、前方ギャレーの利点です。
冷蔵庫は標準装備で40Lの前開き式をビルトイン。
乗降口から近いため、普段の買い物で帰宅までのあいだ生鮮食品を保冷したいシーンなどにも活躍するでしょう。
シンクはフタ付きで、使わないときはフラットな作業台になります。
食器、食料品、調理器具などはキャビネット各所の収納スペースにまとめておけます。
凹凸の多いキャンピングカーでは部屋の隅まで天井照明が届かないことがありますが、調理中の手元を照らすLEDライトも便利です。
豊富なオプションで強化できる電装系
電源システムとして、走行充電・外部充電が可能な100Ahディープサイクルバッテリーが標準装備されます。
インバーターはオプションとなり、300Wや1500Wのものが用意されています。
もし電源を強化したい場合は、オプションでバッテリー増設やソーラーパネル搭載も可能。
FFヒーター、ルーフベンチレーター、電子レンジといった電装品のオプションも豊富にあり、目的地や用途に応じて必要なものをセレクトできるようになっています。
まとめ
混雑するショッピングモールなどでも駐車に困らないボディサイズと、工夫次第でキャンピングカーベースとしての無限の可能性を併せ持つ標準ボディ・ハイエース。
ロングトレインはほかにハイエースワゴンGL、スーパーロング、NV350キャラバン(スーパーロング・標準ボディ・ハイルーフ)での製作も可能です。
キャンピングカー関連用品の開発・販売を多数手がけるカトーモーターは、カスタマイズの知識も豊富。
「ここをもう少し変えたい」といったオーダーメイドについても、相談してみる価値ありです。
修理や整備、リフォームなどの場面でも、頼りがいのある相談相手になってくれるでしょう。