珍しい?! 日産キャラバンベースのコンパクトなキャブコン!! バンテック「ASTRARE CC1」
収納
常設ベッドを収納代わりに使うのもいいですが、それとは別に収納スペースが車内のあちこちに用意されています。
まずダイネット横の窓の上とギャレーの上にオーバヘッド収納棚。
マルチルームもカセットトイレを置くもよし、車内の収納スペースとしても重宝するでしょう。
外部収納としては先述した最後部のラゲッジスペース。
これだけあれば少人数用の荷物を積むには十分ではないでしょうか。
電装&AV設備
電力供給の要となるのは大容量200Ahのリチウムイオンバッテリー。
屋根の上にあるソーラーパネルと走行充電システムも搭載しているので、90Lの冷蔵庫や電子レンジ、後述しますがエンジン停止時用のクーラーの稼働にも不安は少ないでしょう。
また、オーディオ&ビジュアル(AV)の装備も充実していて、15インチのフリップダウンモニターとパイオニア製の埋め込み式スピーカーを採用。
ダイネットのソファでくつろぎながら映画や音楽を楽しめます。
空調設備
充実した空調設備もアストラーレ CC1の大きな特長です。
エンジン停止時の冷暖房として、高効率のDC12Vクーラーを標準装備。暖房はキャンピングカーの定番中の定番であるFFヒーターをこれも標準で付けています。
そして天井のベンチレーターは車両中央と後部の2カ所に設置。
効率よく空気の循環ができるようになっています。
安全装備
コンパクトなサイズとはいえ、ボディの後部が大幅に架装されているキャブコンです。
後方の視界を補うカメラは運転のしやすさや安全性の向上に貢献します。
アストラーレ CC1には最後部にバックカメラが2つ。
車両後方の映像をルームミラーに常時表示するリアビューカメラと、駐車場などでバックする際に車両周辺の後方確認が容易な広角バックカメラを設置しています。
前輪と後輪の間の死角をカバーするために左右のバックミラーにもカメラを設置。
車内のダッシュボード上に置いた小型モニターで確認できるようになっています。
また、インテリジェントエマージェンシーブレーキも付いています。
これはミリ波レーダーによって前方の障害物を探知するシステムで、緊急の場合には回避操作を促しつつブレーキアシストも行います。
まとめ
全長5mを切るコンパクトサイズでカメラもあちこちに装備されているため、キャブコンとしては、かなり運転しやすいモデル。
駐車や車庫入れも容易でしょう。
決して安くない価格なのにあえてコンロは省くといった割り切った考え方も、「装備は全部盛りしておけば文句ないだろう」的な発想と違って好感が持てます。
しかし、アストラーレ CC1の一番の特長はやはり外装のデザイン=カッコよさではないでしょうか。
バンコンに比べてスペースに余裕があるキャブコンなんだから、居住性が大事というのはもちろんその通りです。
しかし、だからといってエクステリアのデザインもあきらめたくないという人も少なからずいるはず。
そんなあなたにはかなり刺さるモデルだと思います。