【レクビィ 】Country Club(カントリークラブ)

【レクビィ 】Country Club(カントリークラブ)



レクビィ Country Club


レクビィ Country Club

バンコンを専門に製作するレクビィはハイエンドから軽キャンパーまで人気車種を数多く展開しているが、その中でも定番モデルの一つが「Country Club(カントリークラブ)」だ。

「シンプルでいて重厚、懐かしくもあり、凛として力強い。使い勝手と美しさを兼ね備えたハイレベル・ハイバランスな日本“ら・し・さ”をイメージする」と謳うこのモデル。「和・モダン」をコンセプトに、落ち着いた内装、端々に和のエッセンスを散りばめるなど主張しすぎない心地の良いセンスが伺える。

スーパーロングの全長を生かした縦置き2段ベッドやリアの完全防水ルーム、綾部織の陶器であつらえたシンクなど、他ではなかなかの見られないようなインテリアが目白押しだ。

Country Club(カントリークラブ)
ビルダー:レクビィ
タイプ:バンコン
ベース車両:ハイエース SL キャンパー特装車
価格:¥5,962,000~(税込)
乗車人数:7名
就寝人数:4名
全長:5,380mm
全幅:1,880mm
全高:2,400mm
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外装


レクビィ Country Club リア

ベースはハイエースのスーパーロングを使用。カントリークラブは標準モデルと、Superiorタイプに分かれているが、両者の違いはオプションが標準でついているかどうか。Superiorには、FFヒーター、電子レンジ、TVシステムといった装備に加え、追加のサブバッテリーやソーラーパネルシステム、1,500Wの正弦波インバーターなど、電気系の装備も標準で搭載されている。

後ほど詳しく紹介するが、リアは防水ルームとなっており、シャワー室やトイレルームとして使うのに適している。サーフボードやスノーボードなどの濡れ物や汚れ物を積むこともでき便利だ。普通の荷物はダイネットなどの収納に入れることになる。車内には収納が所々にあり、ロングシート下も大きな収納スペースになっているので、荷物の収納には困らない。

カントリークラブ  防水ルーム

内装


ダイネット


カントリークラブ  ダイネット

車内は和のテイストになっており、誰しもが落ち着ける空間が広がる。大きなソファベッドと単座シート、スライド機能付き・取り外し可能なテーブルがセットされている。

単座シートは前後ろ向きとフラットにすることが可能なので走行中は前向きにし、休憩中は対面式やフラットにしたりと様々なレイアウトでの利用が可能だ。二人旅はもちろん、ファミリーやペットと一緒に旅をしたい方にもぴったりだ。

カントリークラブ  ダイネット2

全ての窓に遮光カーテンとレースカーテンがついておりプライベートがしっかりと守られている。オーバーヘッド収納は対面単座シート上に2つ。他にも運転席上には布団や大きめの荷物を置ける広めの収納スペースがある。これは、リヤクーラーを移設し実現した自信作なのだそう。

カントリークラブ バンク収納

防水ルーム


カントリークラブ  防水ルーム

この車種一番の特徴でもあるリアの防水ルームはFRP製の専用ユニットが組み込まれている。とても広々としておりシャワー室やトイレルームとしてはもちろん、濡れものを置いたりペット専用ルームとして使うなど、様々な用途に使うことが出来そうだ。

カントリークラブ  防水ルーム シャワーヘッド

防水ルームにはシンクも装備されており伸縮可能なシャワーヘッドもついているので、防水ルームで汚れ物を洗ったりするのにも便利。19ℓ給排水タンクがシンク下に収納されていてる。オプションで温水設備やタンクの追加も可能。

カントリークラブ  防水ルーム収納

また足下に大きめの収納があるので、ここにバスタオルやシャンプー、洗面用具などを入れておくのも良いだろう。

キッチン


カントリークラブ  ギャレー

キッチンが運転席のすぐ後ろに設置されているのも特徴的だ。L字型になったキッチンには49ℓの冷蔵庫が標準で装備されている。電子レンジは中央下段にぴったりと収納できるようになっている(標準モデルはオプション)。頭上にも小さい収納が一つあるので調味料などちょっとした小物ならここに収まりそうだ。

このキッチンで注目したいのが織部焼の陶器製シンクだ。美しい緑色に塗られたこのシンクは正に“和・モダン”にぴったりだ。

カントリークラブ  ギャレー ウォークスルー

また、ギャレーコンソールの天板は跳ね上げることができる「フライングトップ」を採用し、運転席や助手席へのウォークスルーを可能にしている。

ベッド


カントリークラブ  ソファーベッド

ベッドはダイネットにあるソファーの背もたれを跳ね上げれば二段ベッドになる仕組みだ。ハイエースの縦の長さを利用した珍しい配置になっている。ワンタッチで展開できるようになっているのでベッドメイキングが簡単。

下段は対面単座シートと合わせてフルフラットのベッドにすることもできる。上段には一人、下段には三人が寝られるほどの広さだ。また、ベッド頭上には縦長の収納があって寝具や衣類を収納するのにぴったりだ。

まとめ


リアが収納ではなく防水ルームになっていたり、キッチンには陶器のシンクがあったりと個性的なキャンピングカーだ。二人旅をメインに使うと余裕がありおすすめだが、就寝人数から見てもファミリーでの使用も全く問題ない。自分たちの使用用途に合えばおしゃれで理想的なキャンピングカーになるだろう。

また、この和・モダンなインテリアは日本人だけでなく、日本好きの外国の方からの受けも良いだろう。これから更に観光客が増えることが予想されるので、このキャンピングカーで観光案内するなどのおもてなしは外国の方にかなり喜んでもらえるのではないだろうか。