【アウトドア好き必見!!】アウトドアを楽しむ幅が広がる、冬の車活用方法!!
最近考えている新たな手段
暖かい空気の次に暖をとる方法としてお湯の利用が思い浮かぶ。
風呂好きの人は多い。
また海はベタベタして嫌だと言う理由で、海から上がったら風呂かせめてシャワーを浴びたいと考える人は多い。
しかし、元々私はそんなに風呂に対する執着心がないだけでなく、海水は全く気にならないため、海から上がっても砂だけ落とせれば良いや程度で、これまで自分の車にお湯を用意しておこうなどと考えたことがなかった。
ところが、前の冬から片脚がまともな血流を失ってしまったせいで、足の保温には人一倍気を使わなくてはならなくなってしまい、そのせいで冷え性の人の気持ちも理解できるようになってきた。
とにかくあまり冷やしてしまうと命取り(足の)にもなってしまうので、この冬は海上がりにお湯で足を温める術を真剣に考え始めている。
また、道の駅とかで足湯を利用させてもらって効果を実感している人も多いと思うが、足湯は足の疲れや浮腫みの解消になるだけでなく、足を温めることで体全体も温まってくる。
手足をお湯で温めることができるだけで、アウトドアで体が冷えた後の車中泊生活にも良い影響を及ぼすのではないかと思う。
と言うことで、このお湯に関する話題はこれまでに実践してきたこと言うより、まだ実験段階の話が中心になってしまうが、車にお湯を確保しておく方法について考えてみよう。
普段私は飲んだり調理に使う水とは別に、自分が浴びたり道具類を洗ったりする水用として10Lのポリタンクを使っている。
そのままザブザブかけてしまうと10Lはあっという間に使い切ってしまう量だが、ポンプを使うと節水できて、一回で10L使い切ることなど殆どない。
以前は専用の電動シャワーを使っていたのだが、既にいくつか壊れてしまい、現在はホームセンターで買った風呂の水を洗濯機に移し替えるためのポンプを使っている。
なんとなくこっちの方が丈夫で長持ちしそうで、価格も安い。
ホースの先には普通の散水用のノズルを付けているのだが、水流を色々変えられてこれがまたなかなか便利。
たたでさえ水は重くかさばるのに大量のお湯を準備するのはさらに大変なことになるから、節水(節湯)は大切だ。
ポリタンクに入れたお湯を温かく保つ方法としては、専用の保温カバーなども販売されているが、元々持っていた容量30L位のクーラーバッグに試しに入れてみたところ、10Lのタンクなら2個入りそうだ。
容量的には収まるのが当たり前と言えば当たり前の結果だが、この通り形が合っていれば20Lのタンクも収まる。
しかし、クーラーバッグは保冷のために作られたものだから、保温に使っても劣化したりしないかは不明。
あまりに高温のお湯は入れない方が間違いない気もする。
また専用の保温容器であっても当然魔法瓶のような保温性は望めない。
暖かいお湯をポリタンクに入れておく方法の他に、熱いお湯を混ぜてちょうど良い暖かいお湯を作る方法も考えられる。
そうすると、異なる温度の水を混ぜると何度になるのかといった疑問が湧いてくる。
ここでその計算方法を記載してもあまり意味がないので省いてしまう(興味があったら調べていただきたい)が、例えば、10℃の冷水5Lと90℃のお湯を3Lを混ぜたら、40˚Cのお湯を8L作れる計算になる。
また、例えばポリタンクの中に30˚Cのぬるま湯7Lが入っていれば、90˚Cのお湯を1.5L用意するだけで40˚C以上のお湯を8.5L作ることができる計算になる。
サイズの目安として、左が2Lのペットボトルで右が1.5L弱の魔法瓶。先程自分と道具洗いに10Lでも余ると述べた通り、8Lは無駄な使い方をしなければシャワーのお湯として十分な量だ。
「熱いという程でもないぬるま湯を入れたポリタンクを何かしらの保温容器に入れて保温しておき、魔法瓶に入れた高温のお湯で湯加減調整をする」
この方法が最も効率的ではないかと考えている。
そして実験してみたが、取り敢えず現在の気温程度なら上手く行っている。
これで冷たくないシャワーは浴びられるので、日帰りの場合は暖かいお湯を浴びたらとっとと着替えて車内をヒーターで温かくして帰れば問題ない。
しかし、問題はその後車中泊をするような場合だ。
「温風より電気あんか」と先程書いたが、お湯も温風のようにかけ流してしまうような使い方をするより、温めたい部位をお湯に浸けてしまう方がずっと効率が良い。
足をお湯で温める道具としてこんなものがある。
これは電気を使うホットバス。
要するに「ポータブル足湯」のようなものだ。
電気で保温するので、使っているうちに冷めてしまうこともない。
この製品の定格消費電力は330Wなので、20分くらい使用してもポータブル電源の消費は110Wh程度だ。
但し、冷たい水を最初からこれで温めると沸かすのに時間がかかって使用時間が長くなり、効率が悪い。
先に述べたような方法でお湯を予め用意しておいたり、ガスなどでお湯を沸かしてしまった方が効率的だ。
そして、お湯は先に洗顔などに使ってから(もちろん別の容器で)これに使用すれば、さらに節水とエネルギーのセーブにもなる。
側面はシリコンの蛇腹になっていって、このように案外コンパクトになってしまう。
なんだか自分がこんなものを使うなんて、いよいよ焼きが回ってきた感じもするが、背に腹は変えられない。
日帰りではさすがにわざわざこれを使うこともないとは思うが、車中泊で銭湯や温泉を利用できない場合は、これを持ち出して足を温めるのも悪くないのではと思っている。
保温が大切
その他にも空間を温めるのではない暖をとる方法として、使い捨てカイロなどがポピュラーだ。
足の血流に問題が生じる前は使い捨てカイロなど滅多に使ったことがなかったのだが、あまり自力で熱を発してくれない足を温めるには外から温める必要があるため、私も前の冬から靴下に貼るタイプの使い捨てカイロを悪い方の足にだけ使用するようになった。
これも良い仕事をしてくれている。
最近、モバイルバッテリーで温められる電熱ヒーター入りベストなんてものをホームセンターやネット上で見かける。
直に胴体を温めるので、少ない消費電力で効率良く体を温められそうだ。
喉が渇いたりするので個人的には好きでないので使っていないが、電気毛布も比較的エネルギーの消費量の少ない暖房器具の一種だ。
おしくら饅頭なんて言葉は今時聞かなくなったが、少し変わったところで、スクワットなどの運動をするというのも効果的だ。
筋肉を使うことで体は熱を発する。
寒くなると体が震えるのも強制的に筋肉を動かして発熱させるためだそうだ。
それから、暖かい食べ物や飲み物で体を中から温めることも効果的だ。
などなど、体を温める方法は色々ある。
しかし、大切なのはその後にその熱を逃さないこと。
温まった体が冷えてしまう前に保温性の高い服や靴・靴下などを身に着けることが重要だ。
実は、私は以前某アウトドアウェアメーカーで働いていたことがあるため、服の機能については一家言あり、これについて語り出したら長くなり過ぎてしまうので、今回は「体の周りに多くのデッドエア(動かない空気)の層を確保しておくことがポイント。」だけに留めておくことにする。
FFヒーターを導入しない(できない)のであれば、車内で軽いけど分厚いモコモコのダウンをまとっていれば済むことだ。
足を温めると体全体も温かくなるが逆も然り。
これはダウンの入ったテントシューズ。
分厚い靴下も良いが靴下だけでは底から冷えてしまう。
これは厚みのあるウレタンソールも入っていて、底から冷えるのを防いでくれる。
そして柔らかくて靴を履いているより断然リラックスできる。
冬の車中泊で大変ありがたいアイテムだ。