水orお湯ですぐ食べられる!長期保存可能な「アルファ米」を車中泊に活用しよう
目次
車中泊旅にも最適な「アルファ米」、どんな種類がある?
車中飯にも便利に使えるアルファ米。
種類もかなり豊富でバラエティに富んでいます。
白米の他には、わかめごはんや五目ごはん、チキンライスや山菜おこわ、ドライカレーもあるんです。
たくさんの種類がありますので、いくつか好みの味を車に積んでおき、その日の気分で食べたいものをチョイス、なんてことも可能です。
お好みのアルファ米にカップスープやインスタントの味噌汁を合わせれば、車中飯があっという間に完成しますよ!
「アルファ米」っておいしいの?実際に食べてみた!
非常食や車中飯に役立つ「アルファ米」ですが、急速乾燥しているお米を使用していたり、「非常食=おいしくない」というイメージが強いこともあり、その味を心配される方もいらっしゃると思います。
そこで、作り方や注意点を確認しながらアルファ米の「五目ごはん」を作り、味に問題はないのか?等、実際に食べて確認をしてみました。
さっそく開封。
非常食に対応しているということもあり、袋の中にはアルファ米と一緒に小さめのスプーンが封入されています。
開封したら、中の脱酸素剤とスプーンは水やお湯を入れる前に必ず抜いてくださいね。
脱酸素剤が米の底に沈んでいて見当たらないこともありますが、必ず入っていますので、スプーンで中をよく探してみてください。
水・お湯どちらでも作ることができるのですが、筆者は温かいごはんが好きなので断然お湯の使用をおすすめします!
お湯の方ができあがるまでの時間も短いですよ。
袋の内側に注水線があります。
注水線までお湯(または水)を注いだらスプーンで袋の底からよーくかき混ぜ、スプーンを抜いてからしっかりとチャックを閉め、15分ほど(お湯の場合)待ちます。
15分ほどで写真のような、おいしそうなふっくらごはんが完成!
食べる前にもう一度よーくかき混ぜてくださいね。
気になるそのお味ですが、炊きたてのごはんと比べてしまうと、当然味は落ちます。
しかし「手軽に食べれらるごはん」として割り切ってしまえば、味に問題があるようには感じませんでした。
硬さやパサパサ感もなく、味も普通においしいです。
非常食としてだけではなく、自宅で普段の食事の際に食べてもおいしく食べられそうです。
あくまで筆者の感想なので、どうしても「おいしくない」という場合もあると思います。
それはその方の「舌に合わない」ということだと思いますので、その場合は、無理せずパックごはんやスーパー・コンビニの白飯を利用するのがよいと思います。
「普通においしい」といっても、写真の五目ごはんやわかめごはんなどの具材が入っているごはんは、コンビニのおにぎりなどと比べると少し味が薄めです。
ひとくち食べてみて味に物足りなさを感じるのであれば、他の食材と合わせてアレンジメニューを作ってみたり、塩コショウ、しょうゆなどをプラスして、味の調整をするとよいでしょう。
「アルファ米」はアレンジも可能!おいしく食べられる活用レシピ
そのままでもおいしいアルファ米ですが、毎回そのまま食べているとちょっと飽きてしまいますよね。
実はアルファ米はそのまま食べるだけでなく、アレンジしていただくことも可能なんです。
水やお湯を入れて完成したごはんに、ほんの少しだけ手を加えるだけで、飽きずにおいしく食べることができちゃいます。
以下で「アルファ米活用レシピ」を3つほどご紹介しますので、車中泊の際ぜひ作ってみてください。
アルファ米活用レシピ1.「白飯」で作る「サバ粥」
アルファ米とサバの水煮缶詰があれば、あっという間にサバの旨みたっぷりの「サバ粥」が完成します。
ねぎやごま油をプラスすることで風味もアップ。
疲れているときや食欲がないときでも、パパッと作ることができとても食べやすいです。
<材料(2人分)>
アルファ米 1袋(100g)
サバ缶 1/2缶
水 1カップ程度
きざみねぎ ふたつかみ程度
塩 小さじ1/3
ごま油 小さじ1
作り方
1.アルファ米の「白飯」をパッケージに記載のやり方で戻しておきます。
2.鍋にできあがった白飯全部と水、サバ缶(分量の半分)と缶汁を加え、弱めの中火で加熱します。
3.ヘラやおたまなどで白飯に水がなじむように混ぜ合わせながら煮ていき、ふつふつと煮立ったらお好みのやわらかさ(水分量)まで煮ていきます。
4.塩ときざみねぎを加え、全体をよく混ぜ合わせたら火を止めます。
5.うつわに盛り付け、残しておいたサバの身を上にのせ、ごま油を回しかけたら完成です。
アルファ米活用レシピ2.「チキンライス」を使って、「お手軽オムライス」
アルファ米のチキンライスに、フライパンで焼いたたまごをのせただけの「お手軽オムライス」。
難しい工程はまったくありませんので、日頃料理をしないという方でも簡単に作ることが可能です。
たまごをフライパンで薄焼にするのが難しいという場合は、スクランブルエッグや炒り卵を作ってのせてもOKですよ!
<材料(多めの1人分)>
アルファ米チキンライス 1袋
たまご 2個
バター 5g
ケチャップ 大さじ1〜2(お好みで調整してください)
塩コショウ 少々
乾燥パセリ 少々
<作り方>
1.アルファ米の「チキンライス」をパッケージに記載のやり方で戻しておきます。
2.たまごを小さめのボウルやシェラカップなどに割り入れ、軽く塩コショウをして箸で溶いておきます。
3.小さめのフライパンにバターを加え、強めの中火で熱します。
4.バターが溶けてフライパンが熱くなったら溶いたたまごを加えます。フライパンを上下左右に傾けて全体にたまごを行き渡らせ、円状にして焼いていきます。表面が半熟のうちに火を止めておきましょう。
5.お皿にアルファ米のチキンライスを盛り付けます。フライパンを少し傾けながらヘラを使い、フライパンからすべらせるようにチキンライスの上にたまごをのせます。
6.お好みでケチャップをかけて完成です。
アルファ米活用レシピ3.「五目ごはん」を使った「チャーハン」
具材がたっぷりと入り、味もついた「五目ごはん」は、チャーハンにも最適!ちょっとした工夫をすることで、アルファ米であってもパラパラチャーハンに仕上げることが可能です。
簡単にパラパラチャーハンに仕上げるには、水かお湯で戻したごはんにたまごを割り入れ、炒める前に「たまごかけごはん」状態にしておくこと。
ごはんがたまごでコーティングることにより、香ばしくパラリとした仕上がりになりますよ!
<材料(1人分)>
アルファ米五目ごはん 1袋
たまご 1〜2個(お好みで調整してください)
しょうゆ 小さじ½
塩コショウ 適量
ごま油 小さじ1程度
<作り方>
1.アルファ米の「五目ごはん」をパッケージに記載のやり方で戻しておきます。
2.五目ごはんが完成したら袋の中にたまごを割り入れ、塩コショウも加えてしっかりと混ぜ合わせておきます。(たまごを割り入れる際、袋を倒さないように注意してください)
3.フライパンにごま油を加え、強火で加熱します。
4.フライパンが熱くなり加熱されたら、たまごかけごはん状になった「五目ごはん」を加えます。ごはんを潰さないように気をつけながら、木べらなどで切るようにしてしっかりと混ぜていきます。
5.パラパラになってきたらしょうゆを回しかけ、さらに混ぜ合わせます。
6.味見をして塩気が足りないようなら、塩コショウを加え味を整えて完成です。
便利な「アルファ米」を車に積んで、車中泊旅にでかけよう♪
今回は、非常食はもちろん、車中飯にも便利に使える「アルファ米」の味のレビューや、簡単アレンジレシピなどをご紹介しました。
お湯や水を注いで待つだけという簡単さや味の種類の多さから、アウトドア界隈でも人気の高いアルファ米。
袋状のためかさばらず、使用後のゴミも小さく畳んで持ち帰れるということもあり、筆者もいつも数種類を車内に積んであります。
土砂降りなど天候の悪化で、スーパーや飲食店に立ち寄れなかった・・・、なんてときなども、お湯か水があればすぐに食べられるため、かなり重宝しているんです。
お米を炊くためだけにわざわざ小型炊飯器や鍋を持参するのが億劫、なんて場合にも最適ですよ!
気になった方はぜひ、手軽に食べることのできる「アルファ米」を試してみてくださいね。