軽トラックおすすめ人気ランキングTOP10|2022年最新情報
軽トラックは、「縁の下の力持ち」とも称えられる車です。
野菜や果物、お酒、家具、工事道具など、様々な品物を狭い道路や遠い場所まで運びます。街なかを歩いていると見かけない日はないほど活躍をしているのが特徴です。
仕事での使用目的に加えて、近年ではドライブや趣味を楽しむために軽トラックを購入するユーザーもいます。
今回は、おすすめしたい軽トラックを10台ピックアップしました。軽トラックを選ぶ際に注目したいポイントと、各モデルがもつ特徴を交えて解説します。
軽トラックのおすすめランキングTOP10
軽トラックは現状、「ダイハツ ハイゼットトラック」もしくは「スズキ キャリイ」の2台で熱い販売競争が行われています。
加えて、2つの車種のいずれかをOEM供給で販売されている状況です。
また、中古車であれば過去のモデルでも魅力的な軽トラックが購入できます。現行モデルと合わせて購入候補に加えるとよいでしょう。
この項目では、おすすめの軽トラックをランキング下位から順に10台ご紹介します。
10位:三菱 ミニキャブトラック(U61T/U62T型)
「三菱 ミニキャブトラック」は1966年に初代モデルが登場以降、8代にわたる歴史を誇る軽トラックです。
1999年から2014年まで販売されていた7代目・U61T/U62T型は、三菱自動車自社製最後のモデルとなっています。
7代目・U61T/U62T型は、15年のモデルライフの間で細かい改良が加えられています。
エンジン設計の見直しによる振動低減で燃費を高めているほか、フロントグリルなど外観の変更が積み重ねられているのが特徴です。
燃費(10・15モード) | 14.4~16.8km/L |
※グレードや年式により異なる
9位:スバル サンバートラック(TT1型/TT2型)
「スバル サンバートラック」は、1961年に初代モデルが登場して以降、60年の歴史がある軽トラックです。
6代目・TT1型/TT2型はスバルでは最後の自社製軽トラックで、フルキャブオーバータイプが特徴となります。
4輪独立サスペンションとRR(リアエンジン・後輪駆動)レイアウトが魅力です。
搭載される4気筒SOHCエンジンは、46馬力のNA(自然吸気)と58馬力のスーパーチャージャー(過給機)付き仕様がラインナップされていました。
荷台長は1940mmと当時の軽トラックでは屈指の長さをもっています。
燃費(10・15モード) | 14.8~17.2km/L |
※グレードや年式により異なる
8位:三菱 ミニキャブトラック(DS16系)
三菱 ミニキャブトラックの8代目となるDS16系は、2014年にスズキからのOEM供給に切り替わっています。
荷台は、フロアの長さが2,030mm、地上から荷台床面までの高さが650mmと広めの設計です。
積み下ろしを簡単にして多くの荷物を積み込めます。
キャビンも室内の幅を1,310mmとし、2人乗車でもゆとりのドライブが可能です。
運転席には140mmのシートスライド機構がついているため、身長体型問わずに乗りやすく作られています。
燃費(WLTCモード) | 14.2~17.6km/L(※1) |
燃費(JC08モード) | 15.5km/L(※2) |
※1 グレードや年式によって異なる
※2 AT車のみの数値
7位:マツダ スクラムトラック(DG16系)
「マツダ スクラムトラック」は、2013年から販売が続けられている軽トラックです。
スズキからのOEMモデルとなります。
スクラムトラックは取り回しの良さが魅力です。
1,905mmのショートホイールベース設計により、最小回転半径が3.6mを実現。
クイックな動きを実現します。狭い路地や切り返しが難しい場所でも余裕で駆け抜けるハンドリングが魅力です。
燃費(WLTCモード) | 14.2~17.6km/L(※1) |
燃費(JC08モード) | 15.5km/L(※2) |
※1 グレードや年式によって異なる
※2 AT車のみの数値
6位:トヨタ ピクシストラック(S500系)
「トヨタ ピクシストラック」は、2011年にダイハツのOEM供給を受けて新登場した軽トラックです。
2021年に大幅改良でリニューアルされています。
大幅改良モデルでは、フロントマスクの刷新と同時に走行性能を高めています。
新開発のCVTトランスミッションを搭載したグレードが設定されて、燃費効率が高まったことと合わせてスムーズな加速を実現。
加えてCVTトランスミッションの4WD仕様には、3つのモード機能で走りを楽しめる電子制御式4WDを設定しています。
燃費(WLTCモード) | 15.6~16.5km/L |
燃費(JC08モード) | 19.0~21.0km/L |
※グレード、年式によって異なる
5位:日産 NT100クリッパー(DR16系)
「日産 NT100クリッパー」は、スズキからOEM供給を受けているビジネス向けの軽トラックです。
「サポカーS」認定を受けており、衝突被害軽減ブレーキと「ペダル踏み間違い急発進防止装置」を組み合わせています。
万が一のアクシデントでも安全を確保できる点が強みです。
錆に強くて耐久性に優れている荷台となり、コンテナケースやビールケース、畳を積み込める広さと使いやすさを兼ね備えています。
燃費(WLTCモード) | 14.2~17.6km/L(※1) |
燃費(JC08モード) | 15.5km/L(※2) |
※1 グレード、年式によって異なる
※2 AT車仕様のみ
4位:スバル サンバートラック(S500系)
スバル サンバートラックの7代目・S500系は、ダイハツからのOEM供給に切り替わったモデルです。
ステレオカメラによる安全運転サポートシステム「スマートアシスト」を全グレードに標準搭載しています。
対向車などを検知してハイビームを部分的に遮る「アダプティブドライビングビーム」を採用し、安全性を高めているのが特徴です。
燃費(WLTCモード) | 15.6~16.5km/L |
燃費(JC08モード) | 19.0~21.0km/L |
※グレード、年式によって異なる
3位:ホンダ アクティトラック(HA6/HA7型)
「ホンダ アクティトラック」は、耐久性や信頼性、安全性に優れた軽トラックです。
最大の特徴はMR(ミッドシップエンジン・後輪駆動)レイアウトで、車体中盤にエンジンを配置することで重量バランスを整えています。
広いキャビン空間と3.6mの最小回転半径により、クイックなハンドリングが魅力のモデルです。
加えて、亜鉛メッキ鋼板を広範囲で使用することにより、錆に強く長持ちするような設計となっています。
燃費(JC08モード) | 18.2~18.4km/L |
※グレード、年式によって異なる
2位:スズキ キャリイ(DA16系)
「スズキ キャリイ」は、1961年の初代登場以降、コストパフォーマンスの高さと使いやすさに磨きをかけ続けてきている軽トラックです。
軽トラックでは初の夜間走行時に歩行者を検知できる「デュアルカメラブレーキサポート」を採用。
万が一の衝突・追突事故を回避するために被害軽減ブレーキがかかるシステムです。
同様に後方への誤発信を防ぐ機能も軽トラックでは初採用となっています。
通常キャビン仕様に加えて、ゆとりのあるキャビンが魅力の「スーパーキャリイ」も同時にラインナップしています。
燃費(WLTCモード) | 14.2~17.6km/L(※1) |
燃費(JC08モード) | 15.5km/L(※2) |
※1 グレード、年式によって異なる
※2 AT車仕様のみ
1位:ダイハツ ハイゼットトラック(S500系)
「ダイハツ ハイゼットトラック」は、1960年に初代が登場以降、750万台以上の累計生産台数を誇る軽商用車シリーズにラインナップしている軽トラックです。
2021年に大幅なマイナーチェンジを実施しています。
新開発のFR(フロントエンジン・後輪駆動)レイアウト向けCVTトランスミッションは、搭載スペースが最小限となり静粛性の向上に繋げています。
スムーズな発進と低燃費を実現して、快適なドライブを楽しめるモデルです。
加えて、CVT仕様には「スーパーデフロック」機能を搭載。ぬかるみなどの悪路走行で、ボタン操作を行ってからアクセルを踏み込むと安全に進めるようになるシステムを搭載しています。
燃費(WLTCモード) | 15.6~16.5km/L |
燃費(JC08モード) | 19.0~21.0km/L |
※グレード、年式によって異なる
使い勝手と個性どちらを重視する?軽トラックの選び方
軽トラックは、税金をはじめとした維持費が安く、個人でも会社用でも手軽に所有ができる魅力があります。
軽自動車の規格範囲で作られているため、各モデルに大きな差がないと考えるかもしれません。
しかし、大きな差がないからこそ、細かい差に注目するとお気に入りの一台が見つけやすくなります。
使い勝手がいい、あるいは個性的なデザインに惹かれるなど注目すべきポイントが多いです。
この項目では、軽トラックの選び方を7つにわけて解説します。
走行性能で選ぶ
軽トラックは、畑や水田、漁港、工事現場と活躍できるシチュエーションが多彩です。
舗装されている道路だけでなく、農道や山坂道、河川、海沿いなど様々な場所を走るケースがあるでしょう。
軽トラックを使うならエンジンの馬力やトルク、車体の重さなどの走行性能が重要です。
荷物を積んで運ぶことを前提に開発されているため、各メーカーで販売されている車種を実際に試乗してチェックすることをおすすめします。
また、軽トラックは現行モデルに近い車であれば、レンタカーで借りて試せるメリットがあります。
実際に使う環境に似た状態でのテスト走行も可能です。
荷物を大量に積んでも坂道でパワー不足を感じないか、軽快な走りをできるか確認しましょう。
駆動方式で選ぶ
使用用途に応じて、駆動方式を選択すると軽トラックの使い勝手が高まります。
駆動方式ごとに各自動車メーカーの軽トラックから代表車種をピックアップしました。
過去に販売されていたモデルでも、MR(ミッドシップエンジン・後輪駆動)やRR(リアエンジン・後輪駆動)といった特徴をもつレイアウトの軽トラックが存在しています。
細い道でも小回りが利くRR仕様、泥や雪道で活躍する4WD仕様など、豊富なバリエーションは軽トラックの魅力です。
駆動方式 | 代表的なモデル |
FR(フロントエンジン・後輪駆動) | ダイハツ ハイゼットトラック スズキ キャリイ |
MR(ミッドシップエンジン・後輪駆動) | ホンダ アクティトラック |
RR(リアエンジン・後輪駆動) | スバル サンバー(TT1/TT2型) |
4WD(四輪駆動) | ダイハツ ハイゼットトラック スズキ キャリイ |
トランスミッションで選ぶ
軽トラックは、トランスミッションのバリエーションが豊富です。
軽トラックのトランスミッションはオートマチックだけではありません。
マニュアルミッションやCVT(無段変速)、AGS(オートギアシフト)とモデルごとに用意されている仕様が異なります。
クラッチ操作をして自分でシフトチェンジをしたい人や燃費効率を意識したい人など、ニーズに応じたチョイスが可能であるのが魅力です。
トランスミッションごとに軽トラックから代表車種をピックアップしました。
トランスミッション形式 | 代表車種 |
オートマチック(AT) | スズキ キャリイ ホンダ アクティトラック |
マニュアルトランスミッション(MT) | ダイハツ ハイゼットトラック スズキ キャリイ ホンダ アクティトラック スバル サンバー(TT1/TT2型) |
CVT(無段変速) | ダイハツ ハイゼットトラック |
AGS(オートギアシフト) | スズキ キャリイ |
安全性で選ぶ
毎日仕事で使うなら、安全性能の高さも注目したいポイントです。
現行モデルの軽トラックなら、先進の安全技術を使用しているモデルも販売されています。
衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制、車線はみ出し予防など充実した機能が魅力です。
予算に余裕があれば、現行モデルを中心に安全装備がついている軽トラック選びをおすすめします。
荷台の使いやすさで選ぶ
荷台の広さや大きさなど、使い勝手を確認すると条件に見合った軽トラックが選べるでしょう。
軽トラックの各モデルでは、荷台の最大積載量が350kgとなっています。
しかし、モデルごとに野菜が入ったコンテナケースや水用のポリタンク、畳などの荷物を積みやすく工夫しています。
荷台のテールゲートを水平に保てるチェーン錠、荷台の各所に付帯しているフックと便利な機能にも注目です。
走りや安全性だけでなく、機能面もチェックして、使う目的にあった一台を見つけましょう。
キャビンの広さで選ぶ
少しでも乗り心地や居住空間を求めるなら、キャビンが広いタイプの軽トラックを検討するとよいでしょう。
軽トラックでは「スーパー」や「ジャンボ」など、座席の背後にスペースを設けている車種も存在します。
普段から2名乗車で仕事の作業道具やカバン、リュックの置き場に困るなら、キャビンが広いタイプのモデルを選ぶと解決です。
また、車体が高めに設計されており、頭上空間も余裕があって仕事中の休憩でもくつろげるメリットがあります。
見た目で選ぶ
車たるもの、軽トラックでも見た目を重視したい人もいるでしょう。
ボディカラーが豊富である、あるいはメッキ調のパーツが装着されているなど外観でも注目したいポイントがあります。
各モデル、軽自動車の規格内で作られているのが特徴です。
しかし、若干デザインが異なっており、メーカーやモデルの特色が表れています。
他のポイントと合わせて、外観のデザインもいっしょにチェックしましょう。