キャンピングカー購入後にやった快適化をまとめてみた
キャンピングカーを購入してから、これまで計4回、1泊、2泊、5泊、3泊の旅に出ました。
現在は自粛期間のため旅をしていませんが、実際にキャンピングカーに乗って感じたことや、より快適にするための使い方などを、改めてまとめていきたいと思います。
目次
ナビやモニターを充実させたい!
我が家の愛車、コンパスドルクのナビ&後席モニターは、通常運転時のメインバッテリー以外に、運転席でサブバッテリーに切り替えができるボタンがあります。
エンジン停止後も、サブバッテリーでナビの他TVやDVD鑑賞、音楽鑑賞もできるので、車内でも退屈な時間をもてあますことなく快適に過ごすことができています。
後席モニターは、家のテレビと比べてしまうとサイズや画質の面で物足りなく感じる部分はあるものの、必要最低限の役目は果たしてくれます。
アニメやドラマ、映画を鑑賞するのが好きなので、タブレット端末にdTVやAmazonPrimeなどの動画をダウンロードしてから出かけています。これで、移動中や旅先で観る映画やアニメには困りません。
今後、ポケットwifiを入れたり後席モニターを大型化したい、と夢だけは見ていますが、他にも手を入れたい部分がたくさんあるので、実現は当分先の話になりそうです。
ちんまりギャレーを使いやすくするには?
コンパスドルクのギャレーは狭く、洗い物がしづらいのが難点。そこでいくつかの対策を考えました。
泡スプレーをお皿に吹きかけて、汚れを落としやすくする
このタイプの洗剤を使うと油汚れが落ちやすくなるため、スポンジで擦る時間や手間がだいぶ減らせます。
折り畳みシリコン桶
洗ってすすいだ食器の水切りをするアイテムはいろいろなものがあると思いますが、私はシリコンタイプを導入。エブリイワゴンで旅をしていた頃に車中泊用に揃えていたものがあったので、リサイクルして使うことにしました。
便利な点は、乾かしている間に別の作業がしたくなった時、桶ごと動かせること。狭いスペースを有効に使うには、すぐに動かせるというのは大きなメリットです。
使わない時は折り畳んで収納できるし、食器置き以外にもマルチに使えます。キャンプ場なら、さらに活躍してくれそうです。
ゴミ受け
始めは使い捨ての穴空きゴミ受け袋を使っていましたが、入れにくいし邪魔で仕方ありませんでした。そこで排水口にネットを貼る方法に変更。これは100円均一で手に入りました。
食器
いざギャレーで料理、洗い物をして実感したのは、3人分のお皿、カップ、調理用具、鍋を洗うと、1回でほぼ10Lの給水タンクの半分以上を使ってしまうということでした。洗い物のすすぎにかなり水を使ってしまうのです。
とはいえ、お皿にラップを敷くのは味気ないから避けたいし、紙皿だとゴミが増えるし……。
そこで、カレーなどの汚れやすいものを食べた後は、ティッシュやウェットティッシュでお皿を拭き取ってからキュキュットを吹きかけ、縦にして油汚れと洗剤をざっと落としておくことにしました。
さらに、スポンジで擦って(場合によっては擦らないことも)洗い流す前に、水を入れたスプレーボトルを吹きかけて洗剤をあらかた落としておきます。このやり方で、だいぶ節水できました。
お皿は極力小さいものを選び、お皿の枚数自体を減らすことも重要ですね。カレーを食べる時も、わざわざカレー皿を用意するのではなく、もともとある丼皿などを使うと、もっと洗い物が楽になるかもしれません。
その一環として、マルチで使えるアカシア風に見える耐熱樹脂食器を購入することに。見た目と価格も重視していたので、ダイソーで300円で売っているのが見つかって満足です。
今後、お金に余裕ができたら、買おうか迷った撥水加工皿も購入したいと思います。NITORIやカインズホームで購入できます。
サブバッテリー(ツイン105A×2)とポータブルバッテリーで電気をうまく活用!
我が家のキャンピングカーはツインサブバッテリーで210A、ソーラーパネルも250Wと充分な備えではありますが、走行充電にしてもソーラー充電にしても、想像していたより充電スピードは遅いようです。また、放電で減りもかなり早いのも難点ですね。
そのため、日照時間が短かったり、あまり走行しなかったりすると、電気の心配はより深刻になってきます。
そこでエブリイワゴンで使用していたポータブルバッテリーPawerArq(626wh)も搭載しました。
このポータブルバッテリーは最大出力300W(瞬間最大500W)でサブバッテリーのように何にでも使用できるわけではありませんが、扱いやすい製品です。電気毛布や冷凍冷蔵庫も一晩くらいなら余裕で持ちますし、何より積んでいることで保険になるのが心強いですね。
ちなみに、ポータブルバッテリーでも使える出力の炊飯器(2.5合炊き260W)も、近隣のホームセンターで購入しました。
防災対策もばっちり、冷蔵庫活用法
備え付け冷蔵庫は縦型40Lの上蓋式で、500mlのペットボトルなら縦のサイズが2本分入る高さです。しかし!棚がありません。
漠然と収納してしまうと、上部に隙間ばっかりできて、それほど物を入れられなくなってしまうのです。
そこで、100円ショップで買った小型の折り畳み食器棚を入れて、上下に使えるようにアレンジ。これでいくらか冷蔵庫内を整理できました。
ちなみに、キャンピングカーを持っていることもあり、特に日々の防災意識はしていませんが、以前から常に3日分のカップ麺、レトルトカレー、パックご飯を買い置きしていました。それらは現在、コンパスドルクに収納しています。
高温多湿を避けなければいけない物は、備え付け冷蔵庫と後載せ冷凍冷蔵庫に保管しています。
電源を入れていなくても普通のクーラーボックスとして一定の保温性があるので、カセットガスも暑い車内に放置せず、冷凍冷蔵庫に保管。
給水タンクは、清潔を保ちたいので、使用していない時は薄めたブリーチ水で満たしています。そのため入れ替えないと使えませんが、食料品や備品類は常に積載しているので、いつでも旅に出られるし、防災車両としてもすぐに活用できます。
必要だけどかさばっちゃう、置き場所確保には
車内には、家族それぞれの洋服を収納できる棚や下駄箱などもあり、わりと助かっているのですが、かさばる冬物の服やバッグ、入浴後の濡れた洗濯物、その他にも細々した物が結構あるります。
それらを置いておくスペースを確保できないものか?と考えた結果、下記のような物を使うことにしました。
小物
ダイソーのキャンプ用品コーナーで売っているテーブルに挟むドリンクホルダーは、挟みこみ部分に洗濯バサミを付けて小型の洗濯干しに。ドリンクホルダーの中には当然ドリンクも置けます。
折り畳みコンテナ
折り畳みコンテナは食品と家族一人ひとりの荷物を入れるものをそれぞれ用意。各自、上着やバッグなどを入れられるので便利です。積み重ねて置けるため、就寝時は2列目シートにまとめて置いています。
調理場所の工夫と快適に過ごすためのシートアレンジ方法
コンパスドルクはシートアレンジが多彩で、テーブルもいろいろな所に付けることができます。ただ、走行時、調理時、食事時、就寝時ごとにベストな状態にアレンジ、展開するのが面倒だったりすることも。
それに、人数や荷物量によっても手間は変わります。今のところ我が家は道の駅めぐりをすることが好きで移動に多くの時間を費やすため、シートはあまり動かさず、すぐに食事、そして就寝ができるようにしています。
調理に関しては、その土地の名物を食べるのも楽しみで、食堂を使ったり弁当を購入したりすることが多いので、そこまで重視はしていません。食堂が閉まっていたり弁当が買えなかったり、あまり食堂に行く気分でなかったりする時に、車内で調理をするくらいです。
今後、もっとゆったりとした旅のスタイルにするなら、二段ベッドをその都度しまい、後方をカーテンで仕切ってトイレを設置することも考えるかもしれません。
ダイネットも、その都度形を変えてくつろぐこともあるでしょう。キャンプ場はまだ使ったことはありませんが、これから利用する機会が増えれば、オーニングも取り付けてみたくなりますね。今のところそんな予算はないので、これも夢の話ですが……。
一応テーブル&ミニチェアは積載しているので、まずはできる範囲で楽しんでいきたいと思っています。
セルフメンテは怠らず!
現在、新型コロナウィルスの影響による外出自粛で、旅に行くことができません。
しかし、キャンピングカーも車両なので、定期的に走らせなければバッテリーが上がってしまいます。
以前JAFの作業員の方にバッテリー上がりを動かしてもらった後にも、最低40分は走行した方がいいですね、と言われました。アイドリングだけでは充電されないということです。
そこで我が家では、2週間に1度はドライブに出かけます。外出自粛の時期なので純粋に走行のみですが。
途中、昼食は私が代表でテイクアウトを購入。特に目的地のないドライブは少しむなしいですが、そこは楽しむためでなく、バッテリーのためのドライブだと割り切っています。早く収束して、普通に旅に出かけたいものですね。
また、キャンピングカーを購入したyaccoつくばみらい店さんからのアドバイスのとおり、FFヒーターも、ホースの詰まり予防のため、月に1度は30分ほど稼働させます。
タイヤの空気圧も、月に1度はガソリンスタンドに寄った時にチェック&充填を欠かしません。
車重のあるキャンピングカーは特に空気圧とタイヤ寿命に敏感にならなければいけないと、これもyaccoさんとベテランキャンカー乗りKさんに教わりました。お金に余裕ができたら、デジタルタイヤ空気圧チェッカーも付けてみたいですね。
まとめ
現在は自粛中ですが、今後旅を続けるにあたって、季節ごとに必要な物や設備が増えたり、逆に用意したけど使わない物が出てきたりすると思います。
そういった経験と工夫を重ねて、より快適なキャンピングカー旅、VanLifeを楽しめるようにしたいですね。