女性ひとり旅でこれくらい!気になるキャンピングカーの旅行費用
毎日の生活にかかる費用
滞在費
RVパークへの滞在を前提にすると、1泊2000円~3000円ほどの利用料が相場でしょう。
入浴や充電の可能な、いわゆる高規格キャンプ場に泊まるともう少しかかりますね。
「道の駅なら無料なのに!」と思う方もいるかもしれませんが、いろいろな事情や考え方があるため、私は基本的にはRVパークやオートキャンプ場を選択しています。
都市部や観光地に滞在することも好きなので、ときには1泊4000円以上のRVパークに滞在することも。
最近では「タイムズのB」で探せるような、都心のキャンピングカー対応駐車場もあります。
都市部は駐車場代も高くなりがちなので、こうなると「ホテル泊の方が安い」ということもしばしば!
余談ですが、都市部に長期滞在したいときには車中泊にこだわらないことも快適&節約ポイントかもしれません。
愛車が立体駐車場も利用可能な標準ルーフゆえに可能な方法なのですが、東京23区から少し離れると無料駐車場(もしくは宿泊者割引)のある宿泊施設も多くなります。
駅直結のカプセルホテル兼スーパー銭湯を選び、しばらく滞在したこともありました。
昼間は気軽に車に戻ったり、電車&徒歩で都心に出たりと、とても便利でよかったです。
いずれにしても1泊の滞在費は2000円~3000円ほどかかり、予算5000円のうちの多くを占めます。
食費
キャンピングカーには自炊設備があるという強みから、食事は工夫次第で大きく節約できる項目でしょう。
たとえば出来合いの惣菜でも、少し温めるだけで充実した食事になります。
キャンプ場のように野外調理ができるところに泊まれば、さらに本格的な自炊が可能。
旅先では海の幸、山の幸が格安で手に入ることもありますね。
自宅でかかっている食費=ほぼ旅行中の食費、と考えてもよいでしょう。
外食に頼らなくてよい、というのはキャンピングカーの大きなメリットです。
とはいえ私の場合は、もともと自炊が苦手なので外食になりがちです。
特に観光地では「名物にお金を惜しめば一生後悔する!」と思っているので、奮発して数千円の食事をすることもあります。
食費はもともとのライフスタイルが強く反映される項目ともいえます。
私の場合は1日2000円ほど。
朝夕はパンやレトルト食品、昼は外食というイメージです。
入浴費
車中泊の旅で、どうしても余分にかかってしまう費用、それが入浴費です。
ホテル泊なら困ることはないけれど、キャンパーやバイカー、ヒッチハイカーにとっても「今日はどこで入浴しよう」というのは切実な問題ではないでしょうか。
日本は温泉大国ですから、「入浴できる場所がない」という事態にはめったに陥りません。
けれど、昔ながらの銭湯が姿を消し、レストランやアミューズメントを兼ね備えた大規模施設が増えた結果、もっとも節約が難しい項目になりつつあります。
たとえば観光都市・京都では「RVパーク京都南」から行ける「玉光湯 ひじりのね」が大人平日700円、「伏見力の湯」が大人平日750円といった具合。
土日祝日にはもう少し高くなります。(いずれも2022年1月現在)
節約の方法としては「お風呂に入らないこと」……というのはあまりに切ないので『温泉博士』(マガジン倶楽部)などの温泉パスポート雑誌を購入したり、入浴料込みの「湯YOUパーク」を選んだり、コインシャワーを活用したり、といったことになるでしょう。
一部のSA・PAにはコインシャワーが設置されていますし、インターネットカフェ『快活CLUB』では無料シャワーサービス(一部店舗/入館料別途)も有名です。
ここまでで滞在費2000円+食費2000円+入浴費700円……と、予算の5000円に軽く到達します。
加えて通信費、洗濯費、電源使用料など、数日おきにかかってくる費用もあります。
数日おきにかかる費用
通信費
私の場合はライターの仕事をしながらの旅行なので、どうしても数日に一度は、上限を気にせず高速通信網を使いたい日があります。
もちろんスマートフォンはありますが、特に通信量の多い作業をしなくてもキャリアから付与される月20GBほどは使い切ってしまいます。
画像や動画を扱うとなれば、やはりWi-Fiが必須です。
方法としてはモバイルルーターを契約する、カフェやレストランのフリーWi-Fiに接続する、といったものがありますが、私はインターネットカフェを利用していました。
月々の携帯電話料金などは別にして、臨時の通信費がかかるようなイメージです。
平日デイタイムの閑散時に利用できるのが旅行者の強みですが、「たまったアレとコレをやってしまおう!」などと取りかかると、毎回1000円程度は支払っていました。
ホテルや旅館ではWi-Fi完備が主流ですから、車旅の少し不便なところです。
洗濯費
長旅になると、数日おきに洗濯も必要です。
市街地のコインランドリーで完全に乾燥するまで利用すると1000円弱くらいでしょうか。
前述の『快活CLUB』に格安のセルフランドリー(一部店舗/入館料別途)があるほか、RVパークやキャンプ場に設置されている共用ランドリーも割安なことが多いですね。
洗濯にはまとまった時間が必要なので、計画的に旅程に組み入れています。
電源使用料
私の車にはソーラーパネルがついていますが、それでも天候や使用状況によって充電が追いつかないことがあります。
そんなときは外部充電のできるキャンプ場やRVパークへ。
電源使用料込みの料金設定になっているところも多いですが、「1時間100円」などコイン式の場合もあります。
バッテリーの状態によって電源つきサイトと電源なしサイトを使い分けていました。
まとめ
ここでは触れませんが、観光を目的とした旅行の場合、施設への入場料や拝観料、駐車料金、公共交通機関の運賃、たまにはお土産を購入することもあるでしょう。
もちろん、人によってはまだまだ節約の余地はあると思います。
たとえば外食せず自炊を基本にすることや、お金のかからない観光地だけ訪れること、無料・低額のキャンプ場を選んで滞在することなど……。
旅先で「節約、節約」とあまりにカツカツするのも、つまらないもの。
しかし、安く旅行できればできるほど「長く旅を続けられる」という側面があります。
そのバランスをどこで取るかは人によって異なるかとは思いますが、あまり無理せず食べたいものを食べ、行きたいところに行く、という場合の私の一例でした。