看護師とプロのトラックドライバーが直伝!運転中の眠気の原因と眠気覚ましの方法
目次
運転中に眠くなってしまった場合の眠気覚ましの方法
さまざまな対策をとったとしても、運転中に眠くなってしまう場面はでてくると思います。
そんなときに効果的な眠気覚ましの方法をご紹介していきます。
効果については個人差もあるので、ご自身に合ったものや複数試してみてくださいね。
窓を開ける
閉め切った車内は眠くなりやすい環境が整ってしまいます。
そのため、もし眠気を少しでも引き起こした際はすぐに窓を開けて、濃くなった二酸化炭素濃度を軽減し新鮮な空気を車内に取り込みましょう。
窓を開けることで車外の音が脳への刺激となり、目を覚ますきっかけにもなりますよ。
エアコン(冷房)をつける
エアコンの風など冷気刺激を顔や身体に受けて交感神経を優位にさせることも眠気覚ましには効果的です。
ここで大切なのは短時間で一気に冷気を浴びること。
長時間に渡って身体を冷やしすぎたり、エアコンを付けたり消したりを繰り返すと、返って自律神経の乱れにつながり逆効果となるので注意しましょう。
咀嚼運動をする(ガムを噛むなど)
ガムや昆布、スルメなどの長時間咀嚼できるものは、しっかりと噛むことで脳を刺激し、眠気を軽減する効果があるといわれています。
特にミント系やクエン酸系のガムなどは嗅覚も刺激し効果的ですが、味に慣れたり薄れたりしてしまうと効果が軽減してしまうので、一時凌ぎとして活用するのがオススメです。
大きな声を出す、歌を歌う
大きな声を出したり、歌を歌ったりすることも脳への刺激になり、眠気改善に繋がります。
また、音楽をかけるのも聴覚刺激には良いとされていますが、スローな音楽は逆にリラックス効果を高めてしまうので、できればアップテンポな曲をかけておく方がオススメです。
ツボを押したり痛み刺激を与える
即効性のある眠気の改善方法として、ツボを刺激したり軽い痛み刺激を加えたりするのもオススメな方法です。
眠気改善のツボは中指の人差し指側の爪の生え際にある「中衝」や手のひらの真ん中にある「労宮」、親指と人差し指の付け根にある「合谷」などがあります。
しかし車を止めて指圧する必要があるので、すぐにでも眠気を覚ましたい方は、耳たぶを引っ張り軽い痛み刺激を与えて目を覚ますのも手軽にできるオススメな方法です。
カフェインを摂る
眠気覚ましにカフェインを摂取するのはよく聞く方法だと思います。
カフェインの入った飲み物としては、コーヒーや紅茶が一般的ですが、一気に眠気を覚ますならエナジードリンクがオススメです。
しかしカフェインの取りすぎは目眩や吐き気、動悸などの症状が現れることもあり、またカフェインを摂取しても効果が少ない体質の方もいるので注意が必要です。
※カフェインの1日の最大摂取量目安:400mg以下
(インスタントコーヒーならマグカップ2.5杯)
休憩や仮眠を取る!!
眠たいときには休憩スポットで寝てしまうのが得策です。
しかしここで注意して欲しいことが「寝起き後すぐは運転しないこと」です。
実際、長距離運転において寝起き後すぐの運転が事故に繋がっているケースが多くみられています。
一旦仮眠を取ったことで、寝たつもりになっていても、実はまだ体や脳は十分には覚醒しておらず、運転後すぐに強い眠気に襲われる危険性が高くなります。
そのため、仮眠後は車から降りて身体を動かしたり顔を洗ったり、目薬をさすなどして、しっかり目覚めてから運転するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介した内容は運転だけでなく、日頃の眠気対策にも役に立ちます。
しかし、眠気自体は体や脳からのSOSのサインでもあるので、無理は禁物です。
特に車旅にでかける際は疲れやすく眠気も生じやすいので、仮眠を取ることを想定し、時間的にも余裕のある計画を立てておくことがオススメです。
ぜひ皆さんも眠気対策を取り入れて、安全で快適な車旅を楽しんでくださいね!