キャンピングカーで生活しながら徹底分析!本当に使う装備・使わない装備5選
今回は、キャンピングカーで毎日生活している私が、「実際にどの程度キャンピングカーの装備を活用できているのか」を徹底分析した結果をご報告していきます。
2020年1月23日現在、キャンピングカーライフはすでに430日以上に及びますが、この分析を行ううちに、「大活躍している装備」と「全くと言って良いほど使っていない装備」が自分の中でもクリアになりました。
キャンピングカーの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
リアルに大活躍している装備5選
まずは、毎日何度も使っている装備を、活用頻度の高い順に5つ挙げていきます。
毎日何度も使う!トイレ
毎日何度も使うのが、やはりトイレ。
中古のキャンピングカーを探すときも、トイレの有無は絶対条件にしていました。
トイレといっても、我が家(=キャンピングカー)で大活躍しているカセットトイレをはじめ、ポータブルトイレや、1回ずつ袋で圧縮してまとめて捨てるタイプのトイレなど、さまざまな種類があります。
キャンピングカーの購入を考え始めた頃は、1回ずつ袋で圧縮するタイプが良いと思っていました。
大小関係なく、1回ずつ密封できるので臭いの心配がなく、燃えるゴミで捨てられるため排水しなくて良いところに惹かれたからです。
しかし、旅を始める前に家で自分の1日のトイレの回数を数えた結果、圧縮するタイプのトイレは諦めることに。
トイレの回数が少ない方なら、アリだと思います。
結果的に大活躍している我が家のカセットトイレは、ブラックタンクを取り外して、溜まっている汚水を処分するタイプです。
気になる臭いは、シャンプー液とリンス液という薬剤をブラックタンクに入れることで対処しています。
微生物の働きによってバイオ処理されるので、臭いに関しては問題ありません。
ただし、我が家のルールとして、『大はしないこと』にしています。
実験の結果、バイオ処理しても大は一部固形部が残ってしまい、タンクの清掃が面倒になるからです。
トイレットペーパーも完全に消えてなくなるわけではなく、やはり処理するときにタンク内に残留してしまいがちなので、流さないようにしています。
また、デリケートな問題にまで言及すると、生理中も臭いの心配はないですが、汚水はやや血が混じっていることが分かる色になります。
トイレではありませんが、意外と活用できるのが「ペットシート」。
ワンちゃんとくるま旅をする友人に聞いたのですが、その友人はワンちゃん用に常に車内に積んであるペットシーツで小をしているのだとか。手軽な上に、ペットシートは人間用のポータブルトイレなどに比べて安価なので、重宝しているそうですよ。
万能!発電機
発電機も毎日大活躍している装備の1つです。
我が家の発電機のパワーは物凄く、エアコンや電子レンジをはじめ、基本的な家電類をすべて動かせるほどの動力を賄えます。
室内にいながらボタン操作で点けられるので、操作もとても楽。
ご飯を用意するときは、必ずと言って良いほど活躍してくれています。
温水タンクの水を温めるときも発電機を使っているのですが、冬は節水のためシャワーを2日に1回にしているとはいえ、水タンク&温水タンクを満水にすれば、丸3日分の生活水とシャワーを確保できます。
ちなみに夏場はお湯を沸かさず、水風呂ならぬ水シャワーで済ませますが、冷え冷えの水ではないので、夏場はそれだけでも充分。
観光先で急勾配の城跡に登った後などは、汗を流すだけでなく、熱中症対策としても水浴びをしています。
日常生活で大活躍する発電機ですが、非常時の備えとしても頼りになりますよ!
季節を問わず活躍!ベンチレーター
ベンチレーターとは、キャンピングカーの換気扇のこと。
我が家の場合、室内は「マックスファン」、マルチルームは「ファンタスティックファン」をそれぞれ使用しています。
室内のマックスファンは、調理後の匂いが車内に充満するのを防ぐため、季節を問わずに大活躍しています。
さらに暑い季節は、空気を動かすために、停泊中はかなりの確率で使っています。汗の臭い、車内干しの洗濯物の生乾き対策にも有効です。
ファンタスティックファンも、シャワー使用後のマルチルームで大活躍してくれています。
冬のお供に!FFヒーター
エンジンを動かさなくても使えるFFヒーターは、冬場に一番活躍してくれるといっても過言ではない装備。
暖を取れて心休まる空間を演出してくれるだけでなく、車内の結露、車内干しの洗濯物の対策にも大活躍してくれる優れもの。
定期的に簡単なメンテナンスが必要で手間はかかるものの、追加購入をして大正解でした。
使わない季節もひと月に2回、愛情を込めてメンテナンスをしています。
キャンピングカーといえば!サブバッテリー
キャンピングカーの生活部分を支えてくれるのが、サブバッテリー。
サブバッテリーがなければキャンピングカーとは呼べないほど重要な装備で、冷蔵庫、T-fal、ベンチレーター、FFヒーター、水道、その他の家電を稼働させられます。
実は全くと言って良いくらい使っていない装備5選
我が家のキャンピングカーライフにおいて、実は年に数回しか活躍できていない装備もご紹介します。
設定が面倒なTV
TVは正直、もっと観たいです!
好きな刑事ドラマ、某貧乏な女の子をウリにしている番組、海外の刑事ドラマ…など、観たい番組を挙げるとキリがありません。
それなのになぜTVから遠のいてしまったのかというと「TVを観なくても良いほどキャンピングカーライフが充実している」、といった理由では決してないのです。
実は、日々移動を続けながらの生活では、TVをつけるたびに番組の地域設定をするのが、非常に面倒くさいからです!
しかも、我が家のキャンピングカーのTVは、受信感度が悪いのです。
普通の家のTVのように、ボタン1つで電源が入り、もう1つボタンを押したら観たい番組を観られるなら…きっと、もっともっと活躍してくれるのでしょう。
室内灯の能力だけで事足りる…ダイネットとシンクの照明
ダイネットとシンクの照明も、撮影用に何度か使っただけ。基本は使いません。
毎日使っているのは、ダイネットの天井の灯りとシンク上のLEDの灯り、つまり室内灯だけです。
年に数回しか使わない装備
意外と使わないエアコン
実はエアコンも、年に数回しか使わない装備。
荷室がFRP素材のキャンピングカーに乗っているので、真夏でも空気の循環を上手く利用できれば、エアコンがなくても大丈夫なのです。
2019年、キャンピングカーライフ最初となる夏は本州で過ごしましたが、高地などに避暑せずとも、普通に生活ができていました。
冬は冬で、アイドリングや発電機、AC電源も不要で使えるFFヒーターがあるため、エアコンの活躍回数は極端に少ないのが事実です。
どうしても暑さや寒さが厳しいときや、車中泊地でAC電源を借りられたときなどに、使いたければ使う…といったレベルでしょうか。
もはや本来の役割を果たしていない装備
違う用途で活躍?スポットドリンクホルダー
我が家は毎日どこかへ移動するので、ドリンクを飲むときはコップではなくタンブラーを愛用しています。
このドリンクホルダーは、タンブラーだとはまってしまって取り出しづらいので、納車直後からすでに使わない装備となってしまっています。
現在は、本来の用途とはまったく異なる、完全な小物入れとして意外と活躍しています。
用途を果たさないバックミラー
場所は荷室から運転室に移ります。
我が家のバックミラー、実はまったく使っていません!
荷室が視界を遮るので、車体の後方を見るのにバックミラーは使えないのです。
ドラレコ機能がついているので、そういった意味では常に働いてくれてはいるのですが…。
まとめ
いかがだったでしょうか。
キャンピングカーでキャンピングカーライフを430日以上送っている私の、リアルな「本当に使う装備・使わない装備」の紹介でした。
キャンピングカーを購入する際は、あれもこれも付けて快適な車内空間にしたいという衝動に駆られると思いますが、取捨選択しながら、本当に必要な装備だけを導入するようにしてくださいね。
ご自分にあった素敵な1台と出会えますように。