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二次被害で死亡事故が多発!高速道路で車が故障したらどうすればいいの?

車を運転していると、突然故障してしまうことが稀にあります。
高速道路上で突然の故障に見舞われると、混乱してしまい二次被害へとつながる可能性もゼロではありません。
GWなどの行楽シーズンは、高速道路を利用して家族と共に遠方へお出かけする方も多いはず。
万が一高速道路上でトラブルが発生した場合、どのように対処すべきかを確認しておきましょう。
高速道路で車が故障したらどうすればいい?

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NEXCO東日本によると、高速道路上で車が故障した際は、次の4つの点が重要だそうです。
1.絶対に歩き回らない
高速道路では、車は一般道よりもスピードを出した状態で走行しています。そのため、本線や路肩を歩き回るのは非常に危険です。一般道と同じ感覚の行動は絶対にやめましょう。
2.後続車に合図する
後続車両の運転者が停止車両に気づいているとは限りません。路肩に車を停める際は「ハザードランプの点灯」「発炎筒の使用」「停止表示器材の設置」など、後続車両への安全措置を取ってください。
3.安全な場所へ避難
運転者・同乗者全員、通行車両に注意しながら、ガードレールの外側などの安全な場所に避難してください。車内に留まることは非常に危険です。
4.避難をしてから通報
安全な場所に避難したら、110番や非常電話、道路緊急ダイヤル(#9910)で通報してください。
高速道路上で車の故障に見舞われると、どうしてもパニックになりがち。
ましてや電波の届かない山間部などで自走不能になればなおさらでしょう。
慌てて行動すれば二次被害を生む可能性もあるため、まずは落ち着いて周囲の安全を確保してください。
高速道路上での作業は危険なため、故障したからといって自分で作業することは避けましょう。
高速道路には「非常電話」があり、NEXCO各社では本線上は1kmおき、トンネル内は200mおきに設置されています。
受話器を取るだけで道路管制センターにつながるため便利です。
携帯電話でも道路緊急ダイヤル(#9910)やJAF(#8139)にかけることができるため、ガードレールの外側など、”安全な場所に避難した後”に通報してください。
三角表示板や発炎筒の装備を忘れずに

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故障や事故などが発生し、高速道路上で車を停める際は「停止表示器材(三角表示板)」を置くことが道路交通法によって定められています。
また「非常信号用具(発炎筒など)」は道路運送車両法の保安基準によって装備が義務付けられており、装備されていない状態では車検を通すこともできません。
発炎筒は助手席側の足元付近に置かれていることが多いです。ケースをひねって取り出したら、マッチのようにキャップ頭部の擦り薬部に擦り付けることで発火します。
発炎筒と停止表示器材は、車の後方に無理のない範囲で置くようにします。設置する際は車線から離れ、ガードレールの外側など安全な場所を通って移動してください。
ただし、燃料漏れの場合は発炎筒を使用すると引火する恐れがあるため使用しないほうが良いでしょう。
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発炎筒よりLED非常信号灯がおすすめ!
近年では、従来の発炎筒に替わりLED非常信号灯も増えてきています。
発炎筒は使用期限が4年(JIS規格)となっており、新車で購入した場合は2回目の車検時(5年目)には期限が切れていることになります。
しかし、LED非常信号灯は電池の残量に気をつければ半永久的に使用することが可能です。
加えて、発炎筒は”実際に練習すること”が難しいですが、LED非常信号灯は電池を使用するため、簡単に使い方を練習することができます。
『発炎筒を一度も使ったことがない』という方も多いはず。いざという場面で使い方がわからなければ発炎筒も役に立ちません。
扱いの面ではLED非常信号灯のほうが簡単であり、火傷の心配もないため、こちらを装備しておくのも1つの手段でしょう。
一般的な発炎筒を装備している場合は、前述のとおり使用期限があるため、お出かけ前に一度確認してみてください。
LED非常信号灯の場合は、電池の残量を定期的にチェックしましょう。
ライター:成田 佑真
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