廃車になりそうな車でも査定金額がつく?車の売却で少しでも得する方法とは
長く乗ってきた愛車を手放す際、年式が古い、あるいは何度もぶつけてボロボロにしてしまって査定金額がつかないから、廃車を考えているという人もいるかもしれません。
見るからに廃車になりそうな車でも、ディーラーや買取専門店で査定金額がつくのでしょうか。
ボロボロの車でも下取りや買い取りに対応している
ディーラーや買取専門店では、年式が古かったり、ボロボロになっていたりする車でも、査定金額をつけて下取りや買い取りに対応しているようです。
ボロボロの車でも買い取りに対応しているのか、とある中古車販売店の営業担当者へ質問しました。
「どのような車でも、当店に来店される、あるいはご自宅などで必ず一度は査定対応をしております。
現状では、真っ直ぐ走る・曲がるなど基本的な動作に支障がなければ、そのタイミングでの市場価格に合わせた査定金額をお客様へ提示して、ご納得いただければ交渉成立の仕組みをとっています。」
加えて、担当者は買い取った車をどう取り扱うのか、次のように語っています。
「買い取った車両は、修復して当店や同系列の店舗で中古車として販売する、もしくは業者間のオークションに出品して売却する対応をとっています。
SUVやミニバン、スポーツカーなど得意とするジャンルの車を買い取ったら選り抜きして中古車物件とし、それ以外のジャンルは業者オークションに出して、他の業者が買い取っていくケースがあるようです。
ディーラーさんの下取りでは、メーカーの看板を背負っているため自社の車は中古販売で役立てるべく確保しますが、他社の車は業者オークションヘ出品したり、ディーラー主催のオークションを開催して在庫化しないように取り組んでいるのが特徴です。
実際に弊社でもディーラーから仕入れた車も販売しています。
当店をはじめ弊社の場合は、幅広いジャンルの車を取り扱っているので、状態のよい車を残し、それ以外の車は業者オークションに出品して捌く方法をとっています。
業者オークションに出品した車は状態によってさまざまですが、格安販売を強みとする他の中古車販売店が購入していったり、解体を専門とする業者が購入したりしているようです。解体業者は仕入れた物件を廃車とし、解体してパーツや金属を別の業者に売却しているとも聞いたことがあります。
どのような状態の車でも確保しなければ、私たちのような中古車販売店の営業は成り立ちません。
買い取り対応を行うことで少しでも物件の弾数を増やせるよう取り組んでいます。
だからこそ、査定に来店されるお客様は”神様”のような存在です。どのような車でも査定金額をつけ、納得して売却をしていただけるように心がけています。」
少しでも販売できる物件を確保するため、中古車販売店は門扉を広くしてどのような顧客からでも車を買い取る対応を行っているようです。
少しでもお得に車を手放すなら金額査定をしてもらおう
年式が古い・凹みや傷が多くて買取金額がつかないなどの理由で、すぐに廃車手続きをしてしまうのは勿体ないでしょう。
廃車手続きをしてしまうと、新車および中古車で購入した際に支払った「自動車リサイクル料」が返却されないため、損をしてしまう可能性があります。
自動車リサイクル料は廃車になった段階で所有していたユーザーが負担する仕組みとなり、処分のために使われてしまいます。
まだ現役で走れるにもかかわらず、安易な考えで廃車としてしまうのは後悔に繋がりかねません。
少しでもお得に、負担なしで車を手放したいなら、ディーラーや買取専門店で金額査定をしてもらうとよいでしょう。
乗っている車がもっている価値を確認できるのに加え、上手に進められたら、次に所有する車の購入資金に役立てられるのではないでしょうか。
ライター:長谷川 優人
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