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【車の警告灯(ランプ)一覧】色別の危険度・表示灯の意味とは?



車の警告灯には、走行に関わる異常や故障が発生した際や、正しい操作をしなかった場合に、運転者へ注意や警告を示す役割があります。

「走行しているとランプが点灯する」「このランプはすぐに修理しなきゃいけないもの?」など、警告灯に関するお悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、数多くある警告ランプの中でもよく点灯するもの、重要なものを厳選し意味や原因、対処法を解説します。

警告灯の色の意味と危険度

危険度・表示灯 警告灯

©uflypro/stock.adobe.com

車の警告灯には、緑色、黄色(オレンジ色)、赤色の3色があります。これらの色は、警告灯が示す状態の危険度を表しています。

信号機と同じように考えると分かりやすいでしょう。

  • 緑色:機能が作動している正常な状態を示す。
  • 黄色(オレンジ色):注意すべき状態を示す。早めに点検を受けた方がよい。
  • 赤色:危険な状態を示す。走行を中断し、ディーラーや整備店に相談した方がよい。

また、警告灯は点灯するだけでなく、点滅することもあります。点滅する場合は、より緊急性が高いことを意味するので、注意が必要です。

【赤色】車の警告灯一覧

下記は非常に重大な異常、故障の可能性のある警告灯です。これらが点いたら、まずは安全な場所に停車する必要があります。

ブレーキ警告灯(赤)

サイドブレーキ 危険度・表示灯 警告灯

黄色のブレーキランプ同様、ブレーキの異常を示す警告灯ですが、赤いほうがより重大な異常があることを意味します。

パーキングブレーキが完全に解除されていない場合にも点灯するので、まず最初にパーキングブレーキの状態を確認しましょう。

パーキングブレーキを解除しても点灯している場合、次の異常・症状が発生している可能性があります。

ブレーキフルードが不足している時
ブレーキ油圧の異常
ABSの異常
ブレーキブースターの異常

【ブレーキ警告灯(赤)の対処法】
パーキングブレーキの解除状態を再確認してもブレーキ警告灯が点灯したときは、すぐにディーラーか整備工場へ連絡、相談してください。相談時、状況によりレッカーでの移動が必要となる場合があります。

ブレーキの正常な作動ができない危険な状態になってからでは遅いので、十分に注意しましょう。

ブレーキ警告灯について詳しく知りたい方はこちら

油圧警告灯(エンジンオイルランプ)

オイルランプ 危険度・表示灯 警告灯

エンジンオイルの油圧が下がったときに点灯・点滅します。

警告を無視して走り続けると、最悪の場合、エンジンが焼きつくなど重大な故障を引き起こします。

単にエンジンオイル量を示す警告灯ではないので注意してください。

【油圧警告灯(エンジンオイルランプ)の対処法】
点灯・点滅時の色は「赤色」ですので、すぐに停車しロードサービスを呼ぶなどの対処が必要です。

オイルランプについて詳しく知りたい方はこちら

充電警告灯(バッテリーランプ・バッテリー警告灯)

バッテリーランプ 危険度・表示灯 警告灯

正式名称は「充電警告灯」でバッテリーランプ、バッテリー警告灯などとも呼ばれています。

赤色で点灯します。

また、バッテリー以外にも充電系統(オルタネーター、ベルトなど)の異常や、充電が正常に行われていない場合も点灯します。

【充電警告灯(バッテリーランプ・バッテリー警告灯)の対処法】
そのまま放置するとバッテリー上がりを起して走行不能になってしまい、非常に危険です。

走行中にバッテリーランプが点灯したら、慌てず落ち着いて安全な場所に車を停車させます。

少しでもバッテリーの消耗を防ぐためにエンジンを停止。すぐに整備工場やディーラーに連絡してください。

また、バッテリーランプが点いたり消えたりする状態のときも整備工場やディーラーで点検してもらうと安心です。

バッテリーランプについて詳しく知りたい方はこちら

水温警告灯

水温警告灯 危険度・表示灯 警告灯

水温警告灯は、エンジンの冷却水の温度が異常に上がったとき、赤色で点滅または点灯します。

青色で点灯している場合は、エンジンが暖まっていない状態です。

【水温警告灯の対処法】
水温警告灯が赤色で点灯したらただちに車を安全な場所に止め、ロードサービスやディーラーなどに電話で相談してください。

エンジンがオーバーヒートしている可能性が高いので、車を安全な場所に停車させた後はエンジンを切って自然冷却を行いましょう。

できればロードサービスを使って車を運んでもらうのをおすすめします。

シートベルト警告灯

シートベルト警告灯 危険度・表示灯 警告灯

シートベルトが正しく装着していないと赤色で点滅します。後席にシートベルト着用センサーがない車もあります。

シートベルトは後部座席も含め、法律で着用が義務付けられており、場合によっては違反点数が付されます。

【シートベルト警告灯の対処法】
シートベルト警告灯が点灯していたら、速やかに前後座席のシートベルトを確認しましょう。

全ての座席でシートベルトを着用しても消えない場合、何らかの不具合の可能性があります。

整備工場やディーラーに相談し、修理してもらうのをおすすめします。

半ドア警告灯

半ドア警告灯 危険度・表示灯 警告灯

どこかのドアがきちんと閉まっていないと赤色に点灯します。

半ドアのまま走行すると、軽い衝撃でもドアが開いてしまう可能性があり危険です。

【半ドア警告灯の対処法】
まずはすべてのドアが閉まっているかチェックしましょう。このとき、バックドアも必ずチェックします。

全てのドアが確実に閉まっていても警告灯が点灯している場合、ドアスイッチが故障している可能性があります。

整備工場やディーラーなどに相談し点検を受けてください。修理する必要があれば躊躇わずお願いすると安心です。

ハイブリッドシステム異常警告灯

ハイブリッドシステム異常警告灯 危険度・表示灯 警告灯

ハイブリッド車や電気自動車(EV)に搭載されている警告灯です。

メーカーによってデザインが若干異なる可能性がありますが、大抵はこのような見た目をしています。

ハイブリッドシステムの異常を検知すると赤色で点灯し、ほとんどの車種で警告音がなります。

【ハイブリッドシステム異常警告灯の対処法】
ハイブリッド警告灯が点灯した場合、速やかに車を安全な場所へ停止させ、ディーラーか整備工場に連絡をしてください。

点灯したまま走行すると、突然の運転操作不能などの重篤な事態を招く危険性があります。

マスターウォーニング

マスターウォーニング 危険度・表示灯 警告灯

特定の部分を指すわけではなく、各システムに以上が発生した際に点灯・点滅します。

【マスターウォーニングの対処法】
緊急性の高い異常が発生した際に点灯する警告灯のため、走行中に点灯した場合は速やかに安全な場所で車を停車させます。

停車後に警告の内容を確認し、整備工場やディーラーに相談するのをおすすめします。

エアバッグ警告灯・シートベルトプリテンショナー警告灯(搭載車は全車あり)

エアバッグ警告灯・シートベルトプリテンショナー警告灯(搭載車は全車あり)

エアバッグ、シートベルトプリテンショナーが装備されている車にある警告灯です。赤色で点灯または点滅します。

この警告灯は黄色でも良いのでは、という意見が数多く見られます。

次の状態になると警告灯が点灯します。

エアバッグ、シートベルトプリテンショナーの作動時
エアバッグ、シートベルトプリテンショナーの異常

後者の場合でも走行不能になるような影響はありませんが、万が一の際、作動しないなど安全性に大きな影響が出る可能性があります。

【エアバッグ警告灯・シートベルトプリテンショナー警告灯(搭載車は全車あり)の対処法】
エアバッグが作動していないにも関わらず、警告灯が点灯もしくは点滅した場合は、速やかにディーラーか整備工場で点検を受けてください。

エアバック警告灯が点灯する原因は、電気系統やセンサー、プリテンショナーの不具合、バッテリーが弱っていることなどが考えられます。

修理費用は数千円~数万円と原因によって異なりますが、安全のためにも放置せずに修理することをおすすめします。

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