車内 コンロ

夏のキャンピングカー旅行におすすめ、暑い季節の食材の保管方法とは



キャンピングカーで旅行をする楽しみのひとつ、「車中飯」。わざわざレストランを探す時間も省け、節約にもなりますよね。

私はキャンピングカーでの料理を、最初は「面倒くさそう」なんて思っていました。

それが、家族で一緒に料理をしたり、地元の食材を利用したり、やってみると良い旅の思い出にもなるもので、今ではそれが楽しみの一つにもなっています。

ですが、「キャンピングカーで料理したい!」と思った時に心配なのが、食材の保存方法です。

日中だと少しの時間でもキャンピングカー内は高温になってしまうので、食材を適切に保存しないと腐敗の原因になってしまいます。

しかし、食材に合った方法できちんと保存すれば、夏でも快適に車中飯を楽しめるんですよ。

そこで今回は、キャンプやキャンピングカー旅行におすすめの、食材の持ち運び方や保存法についてご紹介していきます。

キャンピングカーで食事をするメリット

キャンピングカー キッチン

キッチン設備の整ったキャンピングカーですが、食事はレストランやコンビニで済ますという方も多いはず。その理由に、食材の管理がネックということが挙げられるでしょう。

確かに面倒ですが、それ以上に車中飯にはメリットもあるんです。

冒頭にも書いた通り、節約になること、そして旅行の思い出が作れること。それにプラスしコロナ禍ならではですが、人との密を避けられることです。

地元の味を楽しむのも旅行の醍醐味ですが、まだレストランに入るのも心配という方もいると思います。そんな時こそキャンピングカーでの車中飯!

地元の食材を使いながら、適切に保管して、楽しい思い出を作りましょう。

冷蔵庫やクーラーボックスの効果的な活用法

クーラーボックス

購入した食材をキャンピングカーで持ち運ぶのに必要なのが、冷蔵庫やクーラーボックスです。

冷蔵庫があらかじめ設置されているキャンピングカーもありますが、無くても後付けできるものも販売されています。

キャンピングカーに設置された冷蔵庫は、どこから電源をとっているかを把握するのが大切。気づいたら冷えていなかった、なんてことが無いように、電力の使用量や持続時間にも気を付けましょう。

丁度良いサイズのものを選んで!

クーラーボックス 食材

後付けの冷蔵庫やクーラーボックスを用意する時に気を付けるのが、サイズ感です。

どの程度の大きさが必要なのか、広さに制限のある車内では大きすぎると邪魔になってしまいます。ご自身のキャンピングカー旅行のスタイルに合ったサイズを見極めましょう。

最近では、折りたためるクーラーボックスも販売されています。使わない時には畳んでしまうことができ、とても便利です。

クーラーボックスなら冷やす保冷剤や氷が必要!

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クーラーボックスは電源がいらない代わりに、冷やすための道具が必要です。自宅から氷や保冷剤を詰めて庫内を冷やします。

ペットボトルのドリンクをあらかじめ凍らせておくのもおすすめ。クーラーボックス内を冷やしてくれるうえ、飲む時には冷たいままと一石二鳥です。

保冷剤はキャンプ用品として売っている専用のものを使用しましょう。ケーキを買うと無料で付いてくる小さなものは、すぐに溶けてしまいます。

専用の保冷剤は特に表記が無ければ0度前後まで冷やすことができます。一方「-16度」などと記載があるものは冷凍庫の温度に近づけることも可能。肉や魚などを入れたい場合はこちらがおすすめです。

保冷剤や氷は現地調達

氷

キャンピングカー旅行の途中で、保冷剤や氷が溶けてしまうこともありますよね。そんな時はスーパーやコンビニで氷を現地調達します。

ロックよりも板の氷が長持ちするのでおすすめです。私は板氷を袋に入れたままクーラーボックスに入れ、溶けて水になったら袋を開け、調理や歯磨きに再利用しています。

クーラーボックスの注意点

クーラーボックス 置き場所

クーラーボックスは、直射日光の当たらない場所に置きましょう。日光が当たることで、じわじわと温度が上がってしまい、せっかく入れた保冷剤が溶けてしまいます。

また、ペットボトルの飲み物を取り出すため、クーラーボックスを何度も開けるのも避けましょう。開けるたびにボックス内の温度が上がってしまうため、一緒に入れた肉類などにも影響が出てしまいます。

頻繁に開けたい場合は、できれば食材用と飲み物用ふたつのクーラーボックスを用意するのがおすすめです。

夏のキャンピングカー旅に適した食材

玉ねぎ じゃがいも

冷蔵庫やクーラーボックスを用意できたら、いよいよ食材の準備です。ここからは、どのような食材がキャンピングカー旅行に向いているのかを紹介します。

常温保存できる食材

冷蔵庫やクーラーボックスがあるとは言え、その容量は限られています。そのため、常温保存でき、高温にも強い根菜類がキャンピングカー旅には適しています。

例えば、じゃがいもなどの芋類やタマネギ、ニンジンなどです。できるだけ風通しの良い、日光の当たらない場所に保管しましょう。

長期保存できる食材

パスタ

常温かつ長期保存できるパスタやパスタソースもおすすめです。しかもパスタは作るのも簡単とあって、キャンピングカー旅行に適しています。

他にも、湯煎で食べられるカレーやご飯も、手早く料理するのに向いています。

レトルトご飯の代表「サトウのご飯」は、湯煎でも作れます。15分程度と少し時間はかかりますが、美味しいご飯が食べられますよ。

食材の持ちだし方

ジップロックで分けた材料

用意した食材をどのように持って行くかも重要なポイント。生鮮食品は傷まないように気を付けること、荷物を減らすことが大切です。

小分け袋を活用

2泊程度の旅行であれば、ジップロックのような小分け袋を活用しましょう。

あらかじめ必要な分だけを自宅でカットして詰めておくことで、すぐに調理を開始できます。いくらキッチンがあっても、狭いキャンピングカー内では切ったものを置く場所も限られるので、先に切っておくと簡単に料理できます。

カットする時のゴミも出ないうえ、余った食材が冷蔵庫やクーラーボックス内の貴重なスペースをとることもありません。

調味料は家から持参

調味料

数日から数週間の旅行であれば、調味料は小分けにして持って行くと荷物が少なく済みます。

小さな瓶入りのものを用意したり、100円ショップで売っている容器に小分けし、油性マジックで「砂糖」「醤油」など記載しておくと使う時にひと目で分かります。

また旅行中に作るメニューが決まっているなら、必要な分だけ持って行けば、帰りには無くなり、後片付けも楽になります。

スーパーや道の駅を活用

市場

結局のところ、食材を傷ませない最大の方法は、地元のスーパーや道の駅を利用することです。地元の店をまわり、その土地のものをいただくのも旅の楽しみのひとつですね。

海に近いスーパーや、道の駅にある野菜売り場なら、地元の美味しいものを格安で手に入れることができるかもしれません。

宝探しのつもりで探してみてはいかがでしょうか。

キャンピングカーで車中飯を楽しもう!

キャンピングカー

車から降りることなく食事ができる「車中飯」。キャンピングカー内で一緒に作り、食べるという非日常感は特別な体験です。

冷蔵庫やクーラーボックスを使いながら、スーパーや道の駅を上手く活用し、食材の保管に気を付けることで車中飯を十分楽しむことができます。

この夏は人混みを避けた食事を心がけつつ、キャンピングカーライフを満喫しましょう!