【愛犬とキャンプ】キャンプ場選びのポイントや注意点、おすすめグッズをご紹介!
梅雨が明ければ、いよいよキャンプシーズンの到来。
愛犬を連れてキャンプに行こうと計画されている方も多いのではないでしょうか?
かくいう筆者も今年の夏は、愛犬たちとキャンプに行くのをとても楽しみにしています!
ですが、犬とのキャンプにはいくつかの注意点があり、キャンプ場選びにもポイントがあります。
そこで今回は、犬連れキャンプにおすすめなキャンプ場のポイントと、現地での注意点。また、持っていくと便利なおすすめグッズをご紹介します。
目次
愛犬とキャンプに行くならこんなところがおすすめ!
林間サイト
林間サイトとは、名前の通り木々が立ち並び、森林の中にあるサイト。
林間サイトの利点は、ハンモック、物干しロープ掛け、テントの風よけ、などキャンプサイトの木を利用することができるところです。
木は色々と役に立ちますが、やはり木陰にキャンピングカーを駐車できるのが最大の利点です。夏の直射日光で車の鉄板はとても熱く、車内はサウナ状態、うかうか食べ物や飲み物を放置できません。
そんなときでも、林間サイトの風はひんやり涼しく、木陰に車を置いて、戸口に防虫ネットを張って開放すると風通しもよく、車中泊も快適です。
愛犬とキャンプに行くと、最初に現地で探すのが、犬の係留場所ではないでしょうか。
探して目に付くのは柵や杭ですが、本来の用途が立ち入り場所の制限や境界を分かりやすくしているものなので、犬をつなぎ留めるほどの強度はないように感じます。
その点、林間サイトで適当な太さの木があれば、大型犬であっても木を引き倒すことは考えにくいので、犬の係留場所としては最適です。
フリーサイトよりも区画貸しがおすすめ
キャンピングカーは普通車より大きいため、駐車場所を確保するのに苦労するときがあります。フリーサイトで車の乗入れOKの場合は、場所決めに時間と労力を使うでしょう。
オンシーズンやハイシーズンで混みあうときは、場所取り状態になると無用なトラブルも発生することも……。
特に犬連れだと、周りの方が不快な思いをされないよう常に気を張ることになるので、区画が決められたサイトがおすすめです。
暑い時期は高原など高地がおすすめ
夏季は避暑地がなによりで、高地のキャンプ場は朝晩が涼しく、人にも犬にも良い環境だと言えます。
ちなみに、車旅の道中、車内で熱中症なんてならないと思っている方も多いかもしれませんが、実は車内でも油断できません。
私は何回も経験していますが、運転中にエアコンをガンガン効かせると頭や手が冷えるので、のどの渇きに気が付かずに水分補給が遅れ、体がだるいと感じます。
皆さんもこまめに水分補給して、楽しい車旅にしてくださいね!
柵付キャンプサイト
柵付きのキャンプサイトであれば、柵内はノーリードで行動させても広さに余裕があり、のびのびと走ることが可能です。
どうしても、散歩だけでは運動不足になりますし、走ることでストレスの発散にもなります。
また、小動物などの外部からの侵入も防げるので、食料品や残飯の管理に気をつかうことも少なくて済みます。
柵内の環境も色々ですが、我が家の経験では、芝生とウッドデッキがあるところが最高です。
水辺に近い場所
おすすめのキャンプサイトとは少し話がそれますが、夏は水遊びできるような川や湖が近くにあるところもおすすめです。
子どもから大人まで、水浴びやボートなどの遊具を使ったものまで色々楽しめます。
それに、水辺に近い場所は朝夕の風の流れがあるため、比較的涼しい時間帯があることから、思いの外、涼しく過ごせたりします。
水や雨を嫌う犬もいますが、我が家の犬たちは水辺で遊ぶことには抵抗がなく好きなようです。
カヌーやSUPで愛犬と水上散歩ができれば、キャンピングカーで車旅をしながら全国の川や海を巡るのも夢があっていいですね。
愛犬とのキャンプで注意すること
キャンプ場に到着すると直ぐに食事の用意やテントなどの設営をしたいところですが、犬たちがキャンプ場で気持ちよく過ごせるように準備と心づもりが必要です。
キャンプ場の地面にはいろんなものが落ちている
先客の残した食べ物の残りやカラスが食べ散らかした残飯など、よく見るとキャンプ場の地面にはいろいろなものが落ちています。
愛犬が「拾い食い」をしないように、入念に地面を探索しましょう。
探索用の用具にほうきは必需品です。少し長めで固めのものだと、ほうき兼熊手の役目をするのでおすすめです。
犬同士仲良くできるといいけれど
※喧嘩ではなく「ワンプロ」している写真です。
区画サイトのお隣に犬連れの方が居ると、犬同士、仲良くしてほしいところですが、普段大人しい犬も相手次第で興奮することがあります。
合わない犬はなんとなく分かるので、散歩などで鉢合わせにならないように事前にどこにどんな犬が居るのか把握することは大切なことです。
愛犬と行くキャンプの便利グッズ
係留用ロングロープ
この係留用具は、木と木の間に15m位の長さのロープを張り、ロープにカラビナを掛けることで、行動範囲を広く取れるようにするものです。
行動範囲が広くとれるので、繋がれることが嫌いな犬でも比較的おとなしく係留できると思います。
また、2~3匹くらいであれば、一緒に繋ぐことができますが、よく遊ぶ犬同士ではリードが絡まることがあるため要注意です。
フィールドマット
犬の休憩用のマットですが、クッション性がある素材で地面に接する面が防水になっているので、湿った土の上や石が多い荒れ地でも安心して横になることができます。
私は、野外でクールダウンさせたり、リラックスさせるときの場所として利用しています。
簡易ケージ
適当な係留場所がないときや係留されることを嫌がるとき、なぜか落ち着かないとき等、犬の状態に変化があるときは、簡易ケージに入れて様子をみます。
簡易ケージは、ケージパーツの柵だけを利用し、自作することができます。柵の4面を結束バンドで結束するだけなので、短時間で簡単に作れます。
愛犬とのキャンプで持っておきたいアイテム
楽しいキャンプも準備や注意を怠ることで、危険な思いをすることがあります。
無駄なものを積載することは、スペース効率が悪くなりますが、危険を予防する用品は「ためらわず」持って行きましょう。
熱中症、夏バテの予防
・犬が涼しい場所を好んで横になる。
・「はあはあ」と息遣いが早くなる。
・舌が赤いようだ。
など、熱中症の初期の症状が出ていたら見逃さず水を与えて、「ひんやりグッズ」を使い、水を与えながら放熱処置をしてあげましょう。
また、なんとなく食欲がなかったり、動作が緩慢であったりするときは、夏バテしていることがあります。
水分や栄養補助食品などを与え、なるべく涼しくして、しばらく様子を見ます。
今のところ、我が家の犬たちは、このような対処で普段通りに落ち着いてくれます。
なお、これはあくまで獣医師の指導を受けた内容を我が家の犬たちに実践し、対処した経験則での話なので、どの犬にも当てはまるとは限りません。
個々の犬にあった対処については、獣医師にご相談されることをおすすめします。
水遊びにはライフベストの着用を
飼い主と同じように愛犬も水遊びには危険がつきものです。カヌーやSUPに載せるときはもちろんですが、水辺で遊ぶときもライフベストを着用させることをおすすめします。
犬は大きな音や急な状況の変化に過敏に反応することがあるため、水上での過剰反応で溺れることがないようにしてあげましょう。
おすすめの条件に合うキャンプ場
林間・水辺・区画貸
琵琶湖高島市・知内浜オートキャンプ(chinaihama.com )
京阪神の方は、おなじみかと思いますが、琵琶湖北部の旧マキノ町にある湖畔のキャンプ場です。カヌーやSUPができ、遊泳場もあり、近くにあるメタセコイヤの並木道が有名です。
高原・柵付キャンプサイト
長野県飯山市・斑尾高原キャンプパーク(https://www.madarao.jp/camp)
スキー・スノーボードのメッカ。首都圏から車で4時間くらいの場所にあります。
標高1,000mの高地は避暑地として魅力的で、周りのペンションもワンチャンOKのところが多くあります。
まとめ
夏の車旅は、やっぱり暑さ対策が重要です。
ただし、用具や備品を準備するのも限界があるので、「やれるだけのことはやって」後は自然の中に涼しさを求めることで乗り切ろうと思います。
今年は我が家の柴犬「こみつ」が初キャンプなので、先住犬の「太郎」と合わせた用品を色々と調達する予定です。
なにより「こみつ」にとって初キャンプが辛いものにならないように、十分な準備と気遣いをしてあげようと思っています。