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ハイエースキャンピングカーを擦ってしまった…素人の私がどこまで自力で傷を補修できるかチャレンジ!

ハイエースキャンピングカーを擦ってしまった…素人の私がどこまで自力で傷を補修できるかチャレンジ!



駐車場で擦ってしまった……

こんにちは!みやさかです。

実は先日、私が所有しているハイエースのキャンピングカーでキャンプをしに行こうと思い、スーパーへ買い出しに行った際、駐車場内で対向車とのすれ違いざまに車を少々擦ってしまいました。

お互いに怪我などはなかったのが不幸中の幸いでしたが、左サイドの後輪前のサイドモールに割と広めの傷とへこみが出来てしまいました……。

ハイエースは大きいので駐車場での対向車などは注意しないといけないところですね(涙)

お相手の車の方は特に何もなかったのですが、私の方はかなりわかりやすいところに傷が出来てしまいました。特に車の色がホワイトなので傷は結構目立ちます。

このままにしておくのも嫌なのですが、修理に出すのもコストの面から躊躇してしまい、今回はなんとか自力で!ということで素人の私が傷の補修に初挑戦してみました。

サイドモールの傷

このハイエースを擦った後の画像がこちら。

ハイエース 傷

ホワイトなのでかなり目立ちます。黒く擦った傷がくっきりあるのがお分かりいただけますでしょうか?(涙)

傷のサイズは30cm以上あり、大きく2箇所になっております。お相手の車のバンパーとの接触だったので擦り傷はかなり広範囲で、へこみは後輪の前4cm四方で深さ5mm程です。

傷の補修をやってみる

コンパウンドを用意

お使いになられたことがある方も多いでしょうが、一応コンパウンドについて説明しておきますね。

コンパウンドとは、ボディ表面についた傷を消すためなどに使用される研磨剤のことです。

ペースト状もしくは液体状になったものが主流でスポンジや布を使用してボディを磨いたりします。

コンパウンドには、研磨剤の目の粗さに種類があり、細かい粒子のものから粗目のものまで様々あります。

我が家にも以前に買ったコンパウンドがあったので、これを使ってキズを消していきたいと思います。と言っても水垢用なんですが、これでもなんとかなりそう。

リキッドコンパウンド

カー用品店などで販売されているコンパウンドには車の色に合わせた種類が細かくあるので、色に合わせて買うことをおすすめいたします。

リキッドタイプのコンパウンドを使用する時は、乾燥に注意しましょう。夏などはすぐ乾燥してしまうので水分をスポンジにふくませるのを忘れないようにしてください。また、コンパウンドは乾燥すると飛び散りやすいのでマスクをすると良いかもしれません。

車の広い部分の研磨は「液体(リキッド)タイプ」のコンパウンド、サイド等の狭い部分の研磨は「ペーストタイプ」のコンパウンドが向いていますので、傷の範囲によってもコンパウンドの種類を変えることをおすすめします。

私もコンパウンドをスポンジに染み込ませて拭き拭き・・・しました。

だんだんと擦っていくうちに浅い傷などはだんだん気にならなくなってきました。

補修の結果

これが傷の補修後の写真です。浅い傷はほとんどわからないぐらいに綺麗になりました。初めてのことだったのでかなり緊張しましたが、大したミスもなく無事に終わりました。しかし、やっぱり凹みが気になります。

ハイエースキャンピングカー修理後

凹みの補修費用

後日、お店に相談に行きましたが、このレベルの傷だと約10万円かかるとのことでした。スライドドアまで板金塗装の範囲となるのでこの値段だそうです。

「凹みも自分で補修してやる!」と思って調べたのですが、「ヤスリで削って、パテを塗って」と素人の私がやったら傷がさらに酷くなりそうで手が出せません。最近はキャンピングカーなんだから傷がついて当たり前と少し開き直っています。

塗装をする場合

今回、私はコンパウンドだけでキズを消すことができましたが、線状の傷などができた場合に自分で簡単な塗装をする場合の手順をご紹介しますね!

修理方法に関しては補修ナビ・99工房さんで紹介されている内容を参考にさせて頂きました。

難易度は結構高そうな気もするのですが、腕に自信のある方はぜひチャレンジしてみても良いかもしれません。

修理前の下準備

まずは、キズのまわりの汚れをしっかりと落とし、今回私がやったようにコンパウンドで消せるキズは全部消してしまいましょう。

コンパウンドでは消しきれない、キズは塗装などをする必要がありますので、次の工程に進みます。

サンドペーパー

次に600番のサンドペーパーを使用して、キズの中の汚れやサビを取り除きましょう。

キズ・汚れ落とし

塗装の前に汚れと油分を落とす

「よーしこれで早速、塗装だ!」と意気込むのはまだ早いです。塗装を行う前に、脱脂することが重要です!汚れや油が補修面に残っているとせっかくペイントしても剥がれ落ちやすくなるみたいです。

まずは車の汚れをよーく落としてから、シリコンオフをスプレーして綺麗なタオルで優しく拭いてあげましょう。

カラー塗装

そしていよいよカラー塗装です。今回はタッチアップペンを使ってみましょう。塗装の際にまず注意しなければならないのが自分の車のカラーです。ご自分の車のカラーと同じカラーの塗料を買いましょう。

タッチアップペン

カラーの調べ方ですが、車には型式表示プレート(コーションプレート)という車の様々な情報が記載されているプレートがエンジンルームの中などに取り付けてあります。このコーションプレートに車体のカラーに関する情報も書いてありますので、それを確認しましょう。

コーションプレート

自分のカラーと同じ塗料を購入することができたら、キズのまわりにマスキングテープを上下に貼り、傷の部分をタッチアップペンで補修していきます。

塗装する時のコツとしては、塗るというよりは点を打つような感じでキズを塗料で埋めていくようにすると良いようです。また、ホワイトパール系の車体など明るい色の場合はキズを隠すために、数回に分けて重ね塗りをすると綺麗に仕上がるみたいです。

ハイエース タッチアップペン補修

キズが盛り上がった状態になるまで何度か塗りと乾燥を繰り返します。乾燥すると塗料が痩せてくるため、きちんと乾燥させて盛り上がった状態を作りましょう。

乾燥・研磨

1週間程度、塗料を乾燥させたら研磨の作業に入っていきます。

塗装した線に沿って上下に、マスキングテープを3〜5枚重ね張りしていきます。

1000番の耐水ペーパーに水をつけて重ね張りしたマスキングテープの高さまで削っていきましょう。

高さが一緒になったら、マスキングテープを一枚剥がしてまた削るといった感じで最後の1枚まで研磨します。

ハイエース 研磨

仕上げはコンパウンドで

研磨が終わったら、最終仕上げです。コンパウンドを使って平らになるまで磨いていきましょう。

「細目」のコンパウンドを使うと良いようです。

最後に

浅い傷であれば素人の私でも、手順さえ間違えなければ、そこそこ綺麗にできそうですね。しかし何と言っても、車を修理しなくてもいいように安全運転・無事故でいきたいものですね。みなさんも運転の際はご注意を!