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スマホで写真を綺麗に撮る方法

車中飯をスマホできれいに撮る!プロが教える『映える料理写真』の撮影方法



キャンピングカーなど車での旅は、思い立った時にすぐ出かけることができ、旅先では美しい景色をみることができたり、滞在先でおいしい料理を食べることができたりと、楽しいことがいっぱいですよね。

旅の最中に車内でいただくおいしい料理をきれいに撮影し、SNSなどにアップしたいと思うけど、せまくて暗い車内でカメラやスマートフォンを使ってきれいに撮影するのはなかなか難しい、という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、料理や化粧品など物撮り専門のカメラマンとして活動している筆者が、車内で車中飯をきれいに撮影する方法をご紹介します。

記事を読んですぐ、難しい手順なしで簡単に撮影していただくために、カメラではなくスマートフォンでの撮影に絞ってコツやポイントをご紹介していくので、ぜひチェックしてみてください。

車内でもスマートフォンできれいに料理を撮影したい!

サラダとパン

車内で料理の写真を撮ろうと思っても、せまくてスペースが取れなかったり、車内が暗すぎたりと、せっかくのおいしそうな料理が上手に撮影できず悔しい思いをすることもあると思います。

スマートフォンだからきれいに撮影できないのか?カメラがあればきれいに撮影できるのではないか、と考える方も多いとは思いますが、実はスマートフォンでも撮影のコツを押さえれば、料理写真をある程度見栄え良く、きれいに撮ることができるんです!

以下でご紹介する撮影のコツは、ひとつひとつは小さなポイントですが、すべてのポイントを押さえて撮影することで料理をよりいっそう美しく、おいしそうに撮影することができます。

初心者の方にも試していただけるポイントを6つほどご紹介しますので、それぞれをしっかりと理解し、車内での料理撮影に役立ててみてください。

余計なものなし!料理の周辺(テーブル)を片付けよう

スパゲッティー1

キャンピングカーの車内だけではなく、ご家庭やレストラン等でも料理を撮影し、SNSにアップすることがあると思います。

料理を撮影するときにはどんな場所・場面でも、必ず料理の周辺をきれいに片付け、料理がのっている食器やカトラリー・ドリンク以外の余計なものが映り込まないようにしましょう。

筆者はSNS等でも料理の写真をたくさんみていますが、せっかくおいしそうな料理なのに、紙ナプキンやおしぼり・ティッシュ・リモコンや家族のスマートフォンが映り込んでいる写真をよく見かけます。

まず大前提として、料理写真を撮影する際にはテーブルの上を片付け、料理に関するもの以外は入り込まないようにしましょう。

もちろん、写真の画角内の位置を計算した上で、料理と一緒におしゃれな雑誌等を入れ込みたい場合は入れても大丈夫ですが、ぱっと見で汚らしかったり、生活感が出てしまうものを入れないように心がけることは、料理を撮影する上でとても大切なポイントとなります。

水平・垂直に気をつける

わたしたちは普段、料理の盛り付けられた食器がテーブルに乗った状態を見慣れています。

重力のある地球上に住んでいるので、テーブルが少しでも傾いていれば食器の上の料理やグラスに入った飲み物はこぼれてしまいますし、傾いたテーブル自体あまり目にすることはないと思います。

「見慣れていない」ということもあり、料理写真を撮影する際にスマートフォンを左右どちらかに傾けて撮影してしまうと、当然撮った料理も傾いてしまい、目で見た時に違和感を感じてしまうのです。

おいしそうな料理でも写真を見た瞬間に真っ先に違和感を感じてしまうので「おいしそう!」となるまでにかなりの時間を要します。

また計算され尽くしたのでなければ、傾いた状態の構図できれいに撮影することは、プロのカメラマンでもとても難しいのです。

違和感のないおいしそうな写真に仕上げるためには、お皿やグラス等が傾いたり曲がったりしないよう、撮影の際に水平垂直に気をつけ、真っ直ぐに撮影することを心がけましょう。

グリッド線

また「いつも真っ直ぐに撮影しているつもりなのに少し傾いてしまう」という場合は、スマートフォンのカメラの設定から「グリッド線」の項目をオンにしましょう。

グリッド線をオンにすると、上の写真のように画面が9分割され縦と横に白い線が表示されます。この線にお皿やグラスを合わせて撮影することで縦横のバランスを取りやすくなり、水平垂直を意識することにつながります。

望遠レンズで撮影する

グリッド線を表示し、水平垂直に気をつけて撮影しようとしても、どうしてもグラスが傾いてしまったり、食器の手前が大きくゆがんで写ったりしてしまうと思います。

スマートフォンは、カメラアプリを立ち上げてすぐの状態では広角レンズで撮影する仕様となっていることが多いです。

広角レンズは画角内をできるだけ広く見えるように撮影するために、テーブルの上を撮影しようとすると料理の横や後ろまで広く映り込んでしまい、テーブルに乗ったグラスやお皿などが歪んだ状態で撮影されてしまうのです。

料理写真は望遠レンズを使用して撮影することで、写真の中のゆがみを違和感のない状態にすることができます。

スマホ 望遠レンズ

望遠レンズにするには、カメラアプリを立ち上げたらすぐに2倍ズームにしてみましょう。iPhoneなら画面下あたりに「.5 1x 2 」という表示があると思うので、2をタップして選択すればOK。

望遠レンズがないタイプのスマートフォンでも、画面の上に指を2本のせ、広げるようにして2倍以上に拡大することで、望遠レンズと同じ効果を得ることができます。

日の丸構図を避け、左右どちらかにお皿を寄せる

グラノーラ

写真が「ダサくなる」と言われている構図があります。それは、被写体(料理)が写真の中央にくる「日の丸構図」です。

商品の物撮りなどでは、商品を目立たせるために日の丸構図で撮影することもあるのですが、普段の食事の写真を撮る場合、メインで見てほしい料理の乗ったお皿は写真の左右どちらかに寄せるとバランス良く、きれいに撮影することができます。

さらに、お皿の端が少し切れるように撮影することで、画角内のバランスがとても良くなりますよ。

窓の位置に気をつけ、できるだけ自然光で撮影する

自然光での撮影

料理撮影は人物撮影と違い、被写体の正面からではなく、背後や左右から太陽光が当たる状態で撮影するのがベスト

正面から光が当たっている状態(順光)では、料理に立体感が出ず、のっぺりとした印象になってしまうためです。

ハンバーガー

撮影後に明るさを加工する必要がなく「簡単・きれい」に撮影できるのは、料理の左右どちらか(両方でもOK)に窓がある状態(サイド光)で撮影すること。

料理の背後に窓がある状態(逆光)でも良いのですが、撮影後必ず編集(画像加工)し、シャドウを上げる(影の部分を明るくする)必要があるため、初心者の方には少々難しく、不向きと思われます。

窓の位置を確認したあとは、白飛びしない程度に明るさを調整(露出補正)して撮影するようにしましょう。スマートフォンの画面に指をのせ上下に動かすことで明るさを調整することができます。

料理写真はある程度明るい方がおいしそうに感じます。暗すぎず白飛びしすぎない明るさを心がけるとよいでしょう。

夜の撮影はできるだけ避けて

先ほどは太陽が出ている時間帯を想定して、窓の位置や明るさの調整やポイントについてご紹介しました。では太陽が出ていない夜の時間帯の撮影はどうしたらいいのでしょうか。

実は夜の撮影は、明るさや照明の色合いの調整が難しいため、初心者さんにはあまりおすすめできません。

最近では暗い夜の撮影が得意な高機能なスマートフォンも増えてきていますが、最新式のスマートフォンでも色合いがおかしくなってしまったり、きれいに撮影することはかなり難しいのです。

ですが「どうしても夜に撮影したい」という場合は「フラッシュは絶対に使わない」「撮影用のライトを別で用意する」といった2つのポイントを押さえてみてください。

カメラのフラッシュを使うと色合いも光も影もすべてが不自然なまったくおいしくない料理写真になってしまいます。また車内照明やランタンだけでは明るさが足りないため、写真全体が暗くなり、手ブレもしやすくなります。

夜撮影することがわかっている場合は、あらかじめ撮影用に少し光が強めのミニライトなどを用意しておくことをおすすめします。

私はLitra Torch2(リトラトーチ2)というミニサイズの充電式LEDライトを常に持ち歩き、夜の撮影に使用しています。

Litra Torch2(リトラトーチ2)

撮影用のライトを使う場合ですが、料理に直に光を当てないように気をつけましょう。

ライトの光が直接料理に当たると、料理やお皿の影が強く出過ぎて「電球やライトを使って撮影した」というのがひと目でわかる、不自然な色合いの写真に仕上がってしまいます。

ライトを車の壁部分(またはレフ板)に向け、壁やレフ板に反射した光が料理に当たるようにすることで、やわらかい光の自然な写真に仕上がります。

またライトを置いた反対側にもう1枚レフ板を立てると、光が当たっていない部分が暗くなりすぎるのを防ぐことができます。

夜の撮影についてポイントを2つご紹介しましたが、これらの方法もすべて「応急処置」程度に考えておいてください。料理写真はプロ仕様の照明器具がない限り、夜の撮影はとても難しいです。

日中に自然光で撮影することが、料理を手間なくきれいに撮る唯一の方法なのです。

スルガ銀行キャンピングカーローン

撮影後に色合いや明るさを編集(加工)する方法

写真の加工

撮影した写真が暗すぎたり、色合いがおかしいという場合は、スマートフォンの写真アプリや写真加工用のアプリを使い、色合いを調整することが可能です。

加工の1番のポイントは、やりすぎに注意すること。明るくしすぎると白飛びし、彩度を上げすぎると不自然な色合いになり、色温度を上げすぎると赤くなりすぎます。またあちこちたくさん調整していくことで、写真自体の画質もどんどん悪くなっていきます。

画像編集(加工)の際は「目で見た時の色合いに近づけること」を目標に、明るさや色合いを少しずつ調整していきましょう。

シャドウを上げる

例えば車内でどうしても逆光になってしまったり、左右どちらかが暗くなりすぎてしまう場合は「シャドウ」を上げると効果的です。

スパゲッティー 加工前

加工前の写真

暗い車内で撮影してこのように窓の反対側など写真の一部分(この写真では右側)が暗くなってしまい、食材の色合いが悪くなってしまったり、暗くなりすぎてしまいなにが映っているのかわからなくなってしまうことがありますよね。

スパゲッティー 加工後

シャドウをプラスに引き上げた写真

シャドウを上げることで上の写真のように、影で黒く潰れてしまったり暗くなりすぎた部分を明るくすることができます。

ただ、シャドウを上げすぎると写真全体がぼやっとした印象に仕上がってしまうため、上げすぎに注意し、少しずつ様子を見ながら調整していきましょう。

同時に露出(明るさ)と彩度も少しずつ上げることで、目で見たときに近い、おいしそうな色合いに近づけることができます。

料理写真をたくさん撮って、車中泊旅を楽しもう♪

スパゲッティの写真を撮っている

今回はスマートフォンで車中飯をきれいに撮影するためのポイントを、編集方法含め6つほどご紹介しました。

今回ご紹介したポイントをすべてしっかりと押さえることで、いつもの料理写真をスマホでもっとおいしそうに撮影することができます。

ぜひ今回ご紹介したコツを押さえて、おいしい車中飯写真を撮影してみてください。