キャンピングカーは自粛中も大活躍だった話

キャンピングカーは自粛中も大活躍だった話



読者の皆様、こんにちは。

自粛のGWはいかがお過ごしでしたか?

私は人生45年目になりますが、こんなGWを送ることになるとは一度も考えたことはありませんでした。きっと、これを読まれているほとんどの方もそうではないでしょうか。

しかし自粛といっても、買い物なんかもあったりしますし、まったく外出しないわけにはいきません。

そこで、自分も家族も守らねばと、今回のGWはキャンピングカーをフル活用して過ごしました。

人並みですが、自粛生活の参考にして頂ければと思います。

外出〜買い物、ランチ



ピザ屋の前に停車するキャンピングカー

いつものGWでしたら、キャンカーを所持して初のGWということで遠征は確実だったわけですが、こんな情勢ではノープランになっても仕方ありません。

キャンピングカーの車内でピザを食べる家族

外出を伴う行動は、日常生活を送るための買い物や、料理をテイクアウトして車内でのランチ、これだけに抑えました。

政府からは買い物は3日に1回と要請されていますが、我が家は子どもが2人いますし、冷蔵庫のキャパもあって食材のペース配分が難しく、3日を待たずに買い物に出ることも。

メニューにもよりますが、3日スパンでは食材が思うように使えないんですよね。牛乳なんて「何本買っておけば足りるんだ?」というほどの回転率ですし。

ただ、少しでもGWを楽しむべく、いつも以上にキャンピングカー優先で出動しておりました。

とはいえ、売り場に多人数で出向くのもよろしくありませんので、現地では妻が買い出し、私と子どもはキャンピングカーで待機することに。3歳男児は午睡、小5女児はゲームやマンガ。私もテレビを観たり、うたた寝をしたりして過ごしていました。

バンクベッドで楽しむ子供たち

停車中はバンクベッドを開放し、気候も良い時は窓も全開にしていたので、子どもたちは満足していた模様。

嫁さんは「私だけ損してる」とボヤいていましたが。

体はナマって暇でも、時間がくると腹はしっかり減るものでして、日々のランチは見送るわけにはいきません。

そこで、スーパーで弁当を買ったり、飲食店でテイクアウトしたりして、その場でピクニック気分を味わうこともありました。これだけでもキャンピングカーならではの醍醐味がありますね。

今までも、子どもが小さいのもあって、マックや吉野家などでもあえて店内で食べず、キャンピングカーの車内で温かいうちにテーブルを囲んで食べていたのですが、今回はさらにフル活用できました。

豪華な弁当

テイクアウトする飲食店によっては、法事や会席の場のような和食までもが折り詰め弁当になっていることも。写真のように、普段は1,000円越えの弁当が700円となっており、とても満足感を味わえます。

私が住んでいるところでは、地元の商工会議所がテイクアウトを支援しているのもあり、主に個人経営の飲食店の情報検索が可能となりまして、未開の店舗を知るのに大変重宝しています。

民間のメジャーな検索サイトだと店名以外の情報が何もないような店舗まで網羅されていました。

これは私の地元の話ですが、皆さまもお住まいの『地名+テイクアウト』のワードで検索されてみてください。全国的にこういった支援がさまざまな手段で広がっているので、何かしら見つけられると思います。

基本的に飲食店で店内飲食ができない状況ではありますが、食べる側も新規開拓でき、テイクアウトすることでお店に貢献できます。

これをきっかけに、多少遠くても通いたいお店が見つかるかもしれませんから、飲食店側としてもピンチをチャンスと捉え、なんとか一緒に頑張っていきたいですね。

自宅でBBQ


娘は、以前お伝えしたキャンプ場での『我が家初のBBQ』がよほど楽しめたらしく、「GW中に自宅敷地内で何とかBBQができないか」とご希望でした。けれど、我が家にはBBQができる屋上などはなく、住宅街でのBBQは近隣にご迷惑なので、現実味を感じていませんでした。

しかし、子どもの日もあって娘の希望を叶えてあげたく、キャンピングカー内で調理すれば何とかなると思い直し、調理器具、食事機材の調達から始めることに。とはいえ、電気プレートにしろガスコンロにしろ、煙と油、臭いで車内のキッチンは大変なことになると容易に予見できます。

カセットガスコンロ「やきまる」

そういうわけで、他の調理手段を探しているうちに行き着いたのがコレでして、リンナイ製のカセットガスコンロ「やきまる」です。

焼き網の下に設けられた水を張った受け皿に油が落ちるので、煙が出にくいというお品。すでに広く知られているのかもしれませんが、私は今まで知りませんでした。

結論から先にお伝えしますと、確かに煙は出にくく、ほぼ出ないに等しくて期待以上でした。

肝心の肉の焼き具合ですが、油もしっかり落ちてナイスな仕上がり。まさに焼肉屋の仕上がりです。普通のカセットガスコンロと高さ以外のサイズは同等で使いやすく、今後のBBQアイテムとしてキャンピングカーに搭載決定となりました。

ちなみにカインズで購入しましたが、すでに定番品のようで5,000円未満でした。

木炭で焼く炭火焼がおいしいのは承知の上ですが、ガスコンロならではの利便性まで考えると、今後も大活躍するアイテムとなりそうです。

もう1つ、娘の要望に応えるための重要なアイテムがありました。娘の要望とは、サイドオーニングの下でBBQをしたい、つまり車内で食べるのは、このところのランチで日常になってしまったので、屋外で腹を満たしたい!というものです。

過去の初BBQでは機材一式をレンタルしましたし、車載用量からしてもレンタルが無難なので、手持ちのテーブル、チェアなどはありません。そこで、近場のカインズに下見に出向くことに。

樹脂製のコンパクトに収納できるテーブル、耐荷重70kgのチェア(最安値4,000円以下)のセットがありましたが、すでに私は70kg超え、何をするか分からない息子様のことも考えると、もっと頑丈なセットが必要でした。

GW期間中であり、通販の配達日指定にも限界がありますので、ホームセンターを広範囲に検索することに。

便利な時代になったもんで、ネットショップをやっているホームセンターによっては、店舗受渡しの状況や店舗別在庫までネットで分かる店もあるんですね。

ホームセンターのネットショップ

その中で選んだのは、ロイヤルホームセンターが扱う商品でした。

アルミ脚のテーブルとチェアのセットで、そのチェアも収納できる優れもの。

ホームセンターの商品の在庫状況

一番近くの店舗でも普段の買い物圏外でしたが、店舗在庫の数量もネットで確認した上で、遠征することに。

ちょうどニュースで『ステイホームでも使えるアウトドア用品売場が活況』なんて報道がされていたので、少々焦りました。午前中から出向きましたが、実際に木炭を買う人や家族連れがよく来ていましたね。みんな考えることは一緒です。

そして肉も調達して準備万端、夕方まで一休みと思いきや、突如嫁さんからサボっていた風呂掃除命令が発令。汗だくでヘロヘロになった夕方に、BBQ実行に至りました。

自宅敷地駐車場で初の食事


家の前に飾られた鯉のぼり

乗用車と鯉のぼりのレイアウトを変え、サイドオーニングを張れるスペースを確保するためキャンピングカーの位置を直して、いざ準備開始。

家の前に停められたキャンピングカー

久々のサイドオーニングが開閉機構に引っかかりが発生し、なかなか開かずに焦りました。家から電源を運ぶやら、買ったばかりのテーブルセットを組むやら、あたふたしながらなんとかスタンバイ完了!

家の前に停められたキャンピングカーの横でBBQをする家族

写真のとおり密な敷地内で、焼肉BBQを実行開始。

臭いの発生に抵抗がありましたので、キャンピングカー内のキッチンで焼くことにしました。ルーフペント全開で焼きましたが、やはり車内には多少臭いが残ってしまいましたね。しかし、ご近所には家事調理の範囲の影響で済みました。

キャンピングカーでBBQをする家族

嫁さん、娘、私の3人が交代でキッチンを切り盛りしました。

子ども達は大喜びでしたが、近所のご迷惑にならないか親はヒヤヒヤ。下の息子様は午睡が足りなかったのかグズリが発生し、焼肉が仕上がり前にダウン、寝てしまうというアクシデントが発生して退場に。

ある意味騒がしくなくなり良かったと思いながら「やっぱりBBQは気を使わない開放的な自然の中が良いね!」なんて言うと、嫁さんは「子ども達が楽しめたから良いんでない?」とまんざらでもなかった様子。「またここでやるの!?マジで?」というのが私の本心ですが。

そして、「何で豚ロースとタンがいっぱいで、カルビがないんだよ!」と不完全燃焼。

しかも、ヘロヘロ、クタクタの晩に、千葉県下の緊急地震速報で、深夜に起こされるおまけ付き。ますます災害対策を意識させられたGWでした。

まとめ


大人も子どもも、キャンピングカーに乗ったり使ったりすること自体が、やはり非日常になります。

自宅が母屋なら、キャンピングカーは走ることができる離れ屋とでも言うべきでしょうか。ちょっと上手く言ってしまいましたが、言い過ぎではないと思います。

どこかのカード会社のワードを借りれば、まさにプライスレス!

このような社会情勢下で、さまざまな有事にも家族のシェルターとして活用できる、実用性の高いクルマだと改めて実感しました。