火にかけたらあとは待つだけ!「ハンズフリー」のキャンピングカー飯!

火にかけたらあとは待つだけ!「ハンズフリー」のキャンピングカー飯!



キャンプでの料理は楽しみのひとつです。しかし、時と場合によっては料理に手をかけられない場合もあるでしょう。

例えば、「フェスなどのイベントごとで、遊びがメインなので料理に時間を割けない」、「キャンピングカーの移動で疲れたので、少し仮眠を取りたい」など。そんなときに本格的で美味しい料理が簡単にできるとしたら嬉しいですよね。

今回は、そんな(ほぼ)ハンズフリーな料理をご紹介します。

旬の野菜のウマ~イ蒸し


この料理は、ほとんど水を使わずに、簡単な仕込みでOK。鍋に入れて、弱火でじっくり蒸すだけです。野菜がもつ甘味をベーコンの塩味が引き立ててくれます。バケットを添えて、ワインで乾杯……オシャレなキャンピングカーライフですね。では早速、作り方をご説明しましょう。

材料


蒸し野菜 材料

・春キャベツ
・新タマネギ
・新ジャガ
・スナップえんどう
・えのき
・しめじ
・ベーコン
・ウインナー

下準備


「春キャベツ」を大きめに切ります。本当は丸ごと鍋に入れたいところですが、葉の間に虫がいると嫌なので、4等分くらいにカットして、しっかり水洗いします。

春キャベツ

「新タマネギ」は、皮を剥いて、芯を取って、4等分にカットします。

たまねぎ

「新ジャガ」は、たわしでしっかり泥を落としながら水洗いして、皮は剥きません。

じゃがいも

「スナップえんどう」は筋を取って、水洗いしておきます。

スナップえんどう

「えのき」と「しめじ」は、適度にバラしておきます。

「ベーコン」は角切りにして、ウインナーはそのままの方が味が抜けにくいので美味しく食べられます。

ベーコン

作り方


下準備した野菜を、うすくオリーブオイルを引いたダッチオーブンに入れます。その際、春キャベツを一番下、その上に新タマネギ、新ジャガ、ベーコン、キノコを乗せます。

野菜むし

蓋が閉まらない時は、蓋で無理やり押さえ込んで大丈夫です。中火で、下に敷いたキャベツがしんなりすれば、蓋がちゃんと閉まるようになりますので、弱火にします。

2~3時間程度、弱火で放置しておきます。コツは野菜から出る水分量を信じて、なるべく蓋を開けないこと!蓋を開けると、せっかく蓋と鍋の接合部分に溜まって隙間を塞ぎ圧力を調整してくれている水分を取り除いてしまいます。

蓋を開けて中を覗くのは、仕上げの時と、どうしても中が心配なときだけにしましょう。使用する鍋は、蒸気穴の空いていない蓋の鍋が理想です。

ダッチオーブン、鉄鍋、無水鍋などが良いのですが、蒸気穴の空いた鍋蓋の鍋しかない場合は、50cc~100cc程度の水を足して時々、水分の量を確認する手間が増えますが、料理はできます。

鉄や鋳物のダッチオーブンはIHヒーターでも使えますので、電源のとれるキャンピングカーならタイマーがかけられ、風で火が消える心配もないIHヒーターがおすすめです。

仕上げ


蒸し野菜 完成

食べようとする10分前くらいに、スナップえんどうとウインナーを入れます。スナップえんどうが鮮やかな色合いになり、ウインナーがプリプリになったら出来上がりです。

新ジャガは2つに割って、バターなどでいただくと美味しいですし、全体的に少し味が薄いと感じたら岩塩がおすすめです。

フレッシュレモンを絞ってもいいし、春キャベツや新タマネギはポン酢で食べても美味しいですよ。

アレンジ


蒸し野菜 盛り付け

今回は、なるべく手をかけずに「ウマ~イ蒸し」を作ろうとしたので、ベーコンとウインナーにしましたが、鶏肉や魚でアレンジもできます。

鶏肉の場合は、野菜を入れる前に、肉の表面の色が変わるまで軽く焼いておくだけで、肉の臭みや灰汁(あく)の出かたが、少なくなりますので、一度火を通して下処理しましょう。

魚の場合は、白身魚が適しています。うろこと内蔵を取り、皮に包丁で切り目を入れます。

一度、熱湯をサッとかけて、臭みを取って下処理します。鍋に入るなら、一匹丸ごと入れてしまいましょう。味付けに塩を使うと思いますが、肉の場合は岩塩、魚の場合は海塩を使うと相性がいいですよ。

そのほかにも、いろいろなアレンジができる料理ですので、みなさんもオリジナルの「ウマーイ蒸し」を作ってみてくださいね。