オーストラリアに旅行するなら知っておきたい「キャラバンパーク」と「キャンプサイト」の違い
皆さん、こんにちは。オーストラリアでキャラバン暮らしをしているアキです。
今回は私がこれまで実際に利用したオーストラリアのキャラバンパークとキャンプサイトを紹介します。
この記事を読んだらオーストラリアのキャラバンサイト・キャンプサイトも気軽に利用できると思います。
キャラバンパークとキャンプサイトの違い
キャラバンパークとはキャンピングカーのための宿泊施設です。共用のキッチン、トイレ・シャワー、洗濯室など様々な施設が使えます。
そしてキャラバンがない人はコテージに宿泊することも可能です。利用は有料ですが、その分きれいです。
一方キャンプサイトとはその名の通りキャンプするところです。つまりキャラバンじゃなくても、車で来てテントや寝袋で泊まっても良い場所です。
無料と有料があり、常設されている設備も様々なので、利用前にどんな施設が揃っているのか確認する方が賢明です。
たまに「路上駐車をしてキャラバンで泊まれますか?」という質問をされます。街中では禁止ですが高速道路の休憩エリアでは可能です。私たちも長距離移動中に高速道路上の休憩スペースで、キャンプしたことがあります。
ただし、周囲には何もないところがほとんどなので飲食物は事前に購入しておかないといけません。休憩エリアもベンチやテーブル、トイレがあるところや何もないところなど様々なので注意が必要です。
キャラバンパーク~ビーチポート〜
ビーチポートは南オーストラリア州の州都アデレードから約380kmの場所です。車で4時間20分要します。
入り口に到着したらまずレセプションに行きます。基本キャラバンパークはホテルと同じようなものです。空きがあれば予約なしでも可能ですが、やはり事前に予約しておいた方が安心です。
レセプションでチェックインをします。このキャラバンサイトの利用料は1泊33ドル(2人まで)で、先払いになります。施設内のマップをもらい、注意事項などの説明を受けます。
各キャラバンパークで異なりますが、ビーチポートの場合、施設内の建物に入るには暗証番号が必要です。車で入場する時は一度降りてゲートの後ろにあるキーパッドに番号を入力すると、ゲートが開いて中に入れるようになっています。
キャラバンではなくコテージに宿泊する人たちの棟。すべて平屋作りです。
こちらの建物は洗濯室です。乾燥機もありますが、外に干すことも可能です。目の前は子供用の遊具が揃っているので、小さい子供連れの家族には嬉しいですね。
さて施設の案内はここまでとして、キャラバンはどんな風に泊まっているのでしょうか。
こんな感じにずらーっとたくさん並んでいます。もちろん好き勝手停めて良いわけではありません。キャラバンや車のタイプ、大きさに合わせて場所を指定されます。チェックインの時に番号をもらうので、その番号の場所に停めるのです。
そのため予約の時に車とキャラバンの大きさを伝えると良いです。
私たちの車とキャラバンはそれぞれが大きいので、通常の1台分のスペースでは収まりきらない可能性があるのと、込み合っているエリアでは移動が困難という問題があります。
この時も大きさを事前に伝えたところメインの建物から少し離れた場所にはなりましたが、おかげで悠々と滞在できました。
各場所には電源と水道が設置されているので、それをキャラバンにつないで利用できます。電気を水道を繋いでしまえば、キャラバンはもはや本当に家と同じです。
ビーチポートのキャラバンパークの魅力の一つはインフォメーションセンターが近くにあることです。
キャラバンパークの施設ではないですが、徒歩5分ほどの距離にあり図書館、お土産屋さんとしての機能も果たしています。ビーチポートだけではなく周辺の知られざる観光情報も聞くことができます。
しかし、何と言ってもビーチポートの最大の魅力はビーチです。キャラバンパークの目の前にきれいな海岸が広がっています。キレイな海を眺めつつ、快適にキャラバンでくつろぐことができるのがビーチポートのキャラバンサイトです。
キャンプサイト~マナム~
次にキャンプサイトの紹介です。冒頭で説明したようにキャンプサイトは必ずしもキャンピングカーで行くことを想定されていません。
「キャラバンパークに比べて不便なのでは?」と考える方も少なくないと思いますが、キャンプサイトならではの良さもあります。
今回紹介するのはマナムのキャンプサイトです。マナムはアデレードから約100kmの距離で、車でおよそ1時間で行けてしまう距離です。
敷地に入ると自動販売機があり、こちらでチケットを購入します。車1台につき1泊10ドルです。キャラバンではなく寝袋やテント、車内泊も可能な場所なので車1台での価格設定になっています。
不思議なことに現金はコインしか使えないので注意です。オーストラリアはカード社会なので、こちらで使えるカード(基本的にはVISAかMastercard)を用意しておくと楽ちんです。
では、気になる設備を紹介します。まずはトイレ。男女で分かれていない共用のものです。写真からお分かりいただけるように、チケット販売機のすぐ隣です。
男女一緒だし、いろんな人が使うし汚いのではないかと心配でしたが非常にきれいです。これは掃除したすぐ後に撮影したわけではないのですが、アウトドア好きらしく、次に使う人のことも考えて綺麗に保たれているようです。
ゴミ箱もたくさん設置されているので、敷地内にゴミが落ちているということもありません。
こちらはキャラバンのトイレやポータブルトイレの汚物を捨てるダンプポイントと呼ばれるものです。蓋を開けて汚物を捨てます。右手前のポールは水道なので、きれいに洗い流せるようになっています。
そしてこのキャンプサイトは町の中心部に散歩がてらに行けるので、買い物や食事もできますキャンプサイトと町は川で隔たれているので、フェリーに乗って移動するのも面白いです。
そしてこのフェリー無料なので、お財布を気にせず何度も行き来できます。
そして何と言ってもマナムの見所はこのマーリー川。ウォーターアクティビティや釣りを楽シムのもよし、ただぼーっと川を眺めるだけでも癒されます。
キャラバンサイトもキャンプサイトもそれぞれの良さがあるので、ぜひ使い分けて利用したいです。利用方法も難しくないので、オーストラリアに旅行で来られた方でも安心かと思います。
ぜひ皆さんもいろんな場所を発掘して、自分のお気に入りを探してみてください。