後部座席シートtop

ちょっと違った視点から考える雨対策〜雨に濡れた時に便利な車中泊グッズなど〜



雨の多い時期になると、雨対策が話題に上がる。その多くは車の外側に関わる話と、車中泊・キャンプ中に濡れないための対策や、湿気対策などが主題になる。

もちろんそれらも重要だとは思うのだが、経験的に、濡れてしまったものをどうするか、濡れた後の処理をどうするか、また、車内を無駄に濡らさない工夫などが快適な車中泊ライフを送る上では大変重要だと私は思っている。

と言うことで、当記事では濡れないための対策より、濡れた後の対策や車内を濡らさない対策など、ちょっと違う角度から考えた雨対策や、それにまつわる便利な道具などを紹介しようと思う。

防水シートカバー


シートカバー

レインウェアなどを着れば自分の体は濡れないが、濡れたレインウェアを着たまま車内に乗り込むと車のシートも車内も濡らしてしまう。かと言って、大雨が降っている中で車に乗る前にレインウェアを脱いでいたら、その間に服が濡れてしまう。

そこで登場するのが防水生地のシートカバーだ。

元々は体の濡れるスポーツ(カヤックやサーフィンなどのウォータースポーツ、あるいはスキーやスノーボードなどのスノースポーツ)に便利なように作られたのもので、20年位前までは、アウトドア用品メーカーやウォータースポーツ用品メーカーなどしか作っていなかったように思う。

しかし、現在はカー用品店やホームセンターのカー用品コーナーでも普通に売っている。

常にシートに被せておくのではなく、基本的には必要な時にだけ装着するようなカバーだ。

シートカバーハンキング

ベルトで固定するようなタイプもあるが、ガバッと被せるだけで使えるようなものも多い。

付けっぱなしにするより、濡れたらその都度干した方が良いので、凝った作りのものより極力付け外しが簡単なものがオススメだ。

後部座席シートカバー

後部座席用もある。これは雨の日に限らず、シートの上に荷物を積む時もシートの汚れ防止になって便利だ。

後部座席荷物

マイクロファイバーポンチョ


ポンチョハンキング

本来の用途は、外でウェットスーツや水着の着替えなどに使う、動く更衣室のようなものだ。しかし、これは着替えの時に体を隠すためだけでなく、特に濡れた後の着替えに便利なのだ。

普通のタオル地のものもあるが、マイクロファイバーは吸水性が高くて速乾性も高く、かさ張らず、より性能的に優れている。

中はスッポンポンのままこのポンチョを着てしばし過ごしていれば、タオルで拭いたりしなくても数分経てば体は乾いてしまう。

ポンチョ着用

しかし、ウォータースポーツや海水浴の時に便利だからとこれを紹介しているわけではない。

車内で雨に濡れた服から乾いた服に着替えをするにしても、ポンチョを羽織ってから着替えた方が車内を無駄に濡らさずに済む。

また、濡れた服を着たままでもポンチョを上から羽織っていれば車内をびしょびしょにしてしまうことを軽減できるし、体の保温にもなって良い。

そしてマイクロファイバーだから乾きも早いが、乾いていればちょっとした防寒着ブランケット代わりにもなる。シャワーの後や温泉や銭湯でもバスタオル代わりになって便利だ。

これは水に関わる人以外も車旅の車内に常備しておくと良い、大変役に立つ車中泊用アイテムでもあるのだ。

濡れ物入れバケツ


バケツ二つ

以前別の記事でも紹介したことがあるが、濡れ物を入れらる大きめの防水バケツがあると何かと便利だ。

濡れたレインウェアを車内を濡らさないようにどこに置くかは意外と悩む。小さくたたむとレインウェアの内側も濡れてしまい、後でまた着るときに困る。

しかし、この中にザクっと入れておけばどちらも解決。ずぶ濡れの靴の置き場所にもなる。

バケツの中に入る

これはウォータースポーツ用品メーカーのもので、底の直径が40cm位の円形の防水生地の布バケツ。この中に入ってウェットスーツを脱げる大きさがある。

もちろんそのままウェットスーツを運ぶことができるし、中に水を溜めて洗うこともできる。

しっかりとしたPVCの生地でできていて自立もするが、使わない時はたたんでおくこともできて尚便利

CORTONAバッグ

こちらはダイソーで990円のCORTONAバッグという製品。

何かでこれの噂を聞きつけ、欲しいと思っていたのだがなかなかお目にかかれず、先日とうとう2個だけ店頭に在庫があったのを見つけ、数日後に行った時にはもちろん最後の1個もなくなっていた。

これは材質が防水の布地ではなく、ポリエチレン。自立するけど、程良くしなる柔らかさのある軟質プラスチック製だ。

これもかなり大きくて中に人が入れなくもないが、それには少し小さめ。しかしこれは底が楕円形で、トートバッグのようなスタイルで持ちやすい。車内にも積みやすく、後部座席の足元などにも収まりやすいような形状だ。

CORTONAバッグと比べる

大きさもちょうどL.L.Beanのトートバッグのラージサイズ位で結構な容量があり、濡れものの運搬に限らず普通にスーパーで買い物をするときも便利に使える。

結構入手が難しいようなので、見つけたら即ゲットすることをお勧めする。