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車中泊やキャンプに!ポータブル電源・サブバッテリーで使える低電力IHクッキングヒーター10選&スペック比較
安全性の高さや扱いやすさから、家庭でも存在感を増しているIHクッキングヒーター。
ガスに比べ、直火がないため引火リスクが低いこと、燃焼ガスが発生しないこと、熱効率に優れていることなどが長所です。
また火力制御が簡単で、加熱面がフラットなためメンテナンスが容易であることも利点とされます。
これらの特徴は、スペースの限られた車内調理にもぴったり適しています。
キッチンへのビルトインだけでなく、持ち運びのできる卓上IH調理器も各社が販売。
ただし、大きな電力を必要とする機器であることから、どんなシーンでも使えるというわけではありません。
今回の記事では卓上IH調理器の選び方のポイントと、定格消費電力(W)に注目したおすすめ機種をご紹介します。
IH調理器を選ぶポイント

もっとも大切な条件はIH調理器そのものの性能よりも、「ポータブル電源かサブバッテリーか」「インバーターの波形は」「バッテリーの容量は十分か」など、電源との組み合わせです。
むろん、キャンプ場などに設置されたAC電源を使うことが多いなら、この限りではありません。
以下は、ポータブル電源やサブバッテリーのような電力に限りのある環境で使う場合の注目ポイントです。
電源の出力と消費電力とを比較
IH調理器は一般的に「W」で性能を表示しますが、これは定格消費電力(連続使用を前提とした最大消費電力)を意味し、同時に火力の目安となっています。
フタの有無など条件によって大きく異なるものの、カップ1杯の湯沸かしには400~500W、軽い炒め物には700~800W、パスタ1人分をぐつぐつ茹でる(沸騰維持)には800~900Wが理論上の目安とされます。
この数値が高いほど強い火力で手早く調理ができますが、そのぶん強力な電源が必要となります。
ポータブル電源やサブバッテリーで家電を使うには、バッテリー容量&インバーター出力が、消費電力を十分に上回ることが大前提となります。
とくにIH調理器のような加熱機器は、機種によって起動時や鍋検知時に一時的に定格を上回る電力を要求することがあります。
1,000WのIH調理器に対して1,000Wのインバーターでは十分でない場合が多く、起動しない・途中で電源が落ちるなどのリスクが高まります。
もし手持ちのサブバッテリーが210Ah≒2,520Wh(実際に使える量はこれより少なくなります)、インバーターが1,000Wとしたら、IH調理器の実用目安は800W程度までとなります。
ポータブル電源の場合、メーカー公式サイトも参考になります。
たとえばJackeryには「1400WのIHクッキングヒーターを1時間以上使える」ことを特徴とする「ポータブル電源 2000 Plus」のような高性能機種があります。
出力の要件を満たしていても、一度夕食を作っただけでバッテリーが空になった、とあっては現実的でありませんから、容量にも余裕をもちたいです。
インバーターは正弦波
サブバッテリー&インバーターの組み合わせで使う場合、波形にも注意が必要です。
インバーターの波形には正弦波、疑似正弦波、矩形波があり、電流の滑らかさが異なります。
家庭用電気と同じ正弦波なら多くの家電を問題なく使うことができますが、一般的に正弦波インバーターは高価です。
しかし、高度な内部制御を行うIH調理器では正弦波が推奨されます。
実際には疑似正弦波でも「動いた」という機種や体験談が聞かれますが、安定性や再現性に不安が残ります。
ポータブル電源の場合、市販されているものはほぼ正弦波のためこの点は問題になりません。
低めに出力調節できるタイプがおすすめ
市販されているほとんどの卓上IH調理器は出力調整(火力調整)ができるほか、揚げ料理などへのモード切替が可能なものもあります。
低出力モードがある機種を選び、かつ炒め物のような高火力が必要な作業を避けることで節電しながら使えるでしょう。
ついつい気が急いてしまう湯沸かしなども「時間をかけてゆっくりと」がポイントです。
なお、バッテリー性能を超えるIH調理器でも中火や弱火なら理論上は動くことがあり得ますし、実例もあると思われますが、推奨はされません。
前述のとおり起動時や鍋検知時に最大電力を要求する機種もあり、ユーザー側からそれを判断するのは困難です。
おすすめモデル10選
多くの環境でおすすめできる1,000W以下の低電力モデルと、電力に余裕がある場合に使える1,400Wモデルを順次ご紹介します。
サイズ・重量・形状はいずれも卓上使用を前提としており、モデル間で大きな違いはありません。
IH対応の調理器具(フライパンや鍋)が必須であることも同じです。
IHの場合はエリアによるヘルツ(50Hz/60Hz)の違いは問題になりません。
※スペックは大手ECモールの商品ページ、ブランドサイト、メーカー公式オンラインショップなどから引用していますが、サイトによって記載が異なることがあるため詳細はメーカー公式サイトをご確認ください。
【定番シリーズ】ドリテック IHクッカー「ピッコリスト」 DI-231
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消費電力:80W~900W
本体サイズ:幅200×奥行245×高さ60mm
本体重量:約1.8kg(電源コード含)
火力調整:あり(6段階)
【機能厳選シンプルモデル】無印良品 IHクッキングプレート(MJ-IHCP1)
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・テーブルに出しっ放しにできることをコンセプトとしたコンパクトな製品
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消費電力:80W~900W
本体サイズ:幅201×奥行226×高さ60mm
本体重量:約1.4kg
火力調整:あり(4段階)
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・「セーブ機能」で最大出力を制限できるため、意図せず高出力になるのを防げる
消費電力:100W~1,000W
本体サイズ:幅205×奥行205×高さ50mm
本体重量:約1.5kg(電源コード含)
火力調整:あり(10段階)
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・加熱調理から揚げ物まで幅広く対応するIH調理器
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・鍋検知や切り忘れ防止など安全機能あり
消費電力:80W~1,000W
本体サイズ:幅240×奥行286×高さ54mm
本体重量:約1.7kg(電源コード含)
火力調整:あり(加熱5段階・揚げ5段階)
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・基本機能を備えたリーズナブルなIH調理器
・8段階の加熱モードに加え、揚げ物モードあり
・自動電源オフなどの安全機能あり
消費電力:100W~1,000W
本体サイズ:幅280×奥行350×高さ65mm
本体重量:約2.0kg
火力調整:あり(8段階)
【専用鍋で本格調理】コイズミ IHグリルなべ(KIH-1413/K)
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・最大1400Wのハイパワーで加熱、揚げ物、保温に対応
消費電力:400W~1,400W
本体サイズ:幅357×奥行283×高さ195mm(専用鍋含)
本体重量:約3.8kg(専用鍋含)
火力調整:あり(加熱6段階・保温・揚げ7段階)
【1,400Wのハイパワー】日立 IH調理器(HIT-S55)
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・100W相当のとろ火から、1400Wの強火まで8段階調整
・加熱、保温、揚げ物に対応
・温度の上下ボタンのほか、「とろ火」「保温」などのワンボタン操作が便利
消費電力:100W~1,400W
本体サイズ:幅300×奥行366×高さ55mm
本体重量:約2.7kg
火力調整:あり(8段階)
【80W~1,400W幅広く対応】アイリスオーヤマ IHコンロ1,400W(IHK-TK52-B)
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・80Wから1,400Wまで幅広い火力設定で多用途に使える
・加熱モードと揚げ物モードあり
・鍋検知や切り忘れ防止など安全機能あり
消費電力:80W~1,400W
本体サイズ:幅280×奥行326×高さ54mm
本体重量:約2.2kg
火力調整:あり(加熱6段階・揚げ6段階)
【電源コードをなくさない】山善 IHクッキングヒーター(YEP-CS140)
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・5段階の火力調整と揚げ物モード、保温モードあり
・保温も3段階の温度調整ができるので煮込みすぎない
・本体にコードを収納できるため紛失防止に
消費電力:300W~1,400W
本体サイズ:幅300×奥行335×高さ58mm
本体重量:約2.2kg
火力調整:あり(5段階)
【1,000Wセーブ機能あり】パナソニック IH調理器(KZ-PH33)
パナソニック(Panasonic)
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・最小75W、最大1,400Wの7段階火力調整
・出力を制限する「1,000Wセーブ」機能あり
・運転音が気になりにくい静音設計
消費電力:75W~1,400W
本体サイズ:幅304×奥行345×高さ54mm
本体重量:約2.5kg
火力調整:あり(7段階)
| 商品名 | 最大消費電力 | 最小消費電力 | 本体サイズ | 本体重量 | 火力調節機能 |
| ドリテック「ピッコリスト」DI-231 | 900W | 80W | 幅200×奥行245×高さ60mm | 約1.8kg(電源コード含) | あり(6段階) |
| 無印良品 IHクッキングプレート(MJ-IHCP1) | 900W | 80W | 幅201×奥行226×高さ60mm | 約1.4kg | あり(4段階) |
| ドリテック「ピッコリーノ」DI-217 | 1,000W | 100W | 幅205×奥行205×高さ50mm | 約1.5kg(電源コード含) | あり(10段階) |
| アイリスオーヤマ IHコンロ 1000W(IHK-T38-B) | 1,000W | 80W | 幅240×奥行286×高さ54mm | 約1.7kg(電源コード含) | あり(加熱5段階・揚げ5段階) |
| ONE STEP IHクッキングヒーター 1,000W | 1,000W | 100W | 幅280×奥行350×高さ65mm | 約2.0kg | あり(8段階) |
| コイズミ IHグリルなべ(KIH-1413/K) | 1,400W | 400W | 幅357×奥行283×高さ195mm(専用鍋含) | 約3.8kg(専用鍋含) | あり(加熱6段階・保温・揚げ7段階) |
| 日立 IH調理器(HIT-S55) | 1,400W | 100W | 幅300×奥行366×高さ55mm | 約2.7kg | あり(8段階) |
| アイリスオーヤマ IHコンロ1400W(IHK-TK52-B) | 1,400W | 80W | 幅280×奥行326×高さ54mm | 約2.2kg | あり(加熱6段階・揚げ6段階) |
| 山善 IHクッキングヒーター(YEP-CS140) | 1,400W | 300W | 幅300×奥行335×高さ58mm | 約2.2kg | あり(5段階) |
| パナソニック IH調理器(KZ-PH33) | 1,400W | 75W | 幅304×奥行345×高さ54mm | 約2.5kg | あり(7段階) |
まとめ
求められる電源条件には制限があるものの、上手く導入できれば調理の幅が広がるIH調理器。
とくに火力の維持はIHの得意とするところで、機種によってはガスでは消えてしまうような「とろ火」も安定して再現できます。
鍋を囲むときなど温度を一定に保ちたいときには重宝します。直火を出さず、空気を汚さない点も車内調理に向いています。
なお、卓上タイプはコンパクトな製品が多いため、大きなフライパンや鍋は不安定になることがあります。
スペースの限られた車内では、袖に鍋を引っかけるなどのアクシデントが起こりやすいので、調理器具のサイズにも気を配りながら製品をセレクトしてください。








