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長期車中泊旅経験者が教える!車中泊のマストアイテム【基本装備編】
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トヨタの中古ライトエースで車中泊をしながら、2年間で沖縄以外の日本全国を巡りました。
長い期間車中泊をすると、何が本当に必要な装備なのか分かってきます。
今回は私の実体験から、必須アイテムだと思う車中泊の基本装備を紹介!
これから車中泊を始める人、今後長期での車中泊旅を計画している人の参考になればうれしいです。
ちなみに私は日々の睡眠を重視しているので、寝床が中心の車中泊仕様になっています。
改めて車中泊の長旅に出るなら必ず持っていく装備!①ベッド&寝具

車中泊車を作るときに、いろいろな方のYouTubeやブログを拝見しました。
優柔不断な私はあれもこれもと考え始め、頭の中が混乱し見事に迷走。
最終的に私の車中泊にとって何が一番大事なのかを問うたとき、真っ先に頭に浮かんだのが睡眠でした。
結果、私の車中泊車には家具的なものや水道・キッチンはありません。
実際2年間旅をしてもこの点に後悔はなく、旅中に所用で家へ帰ったときもレイアウトを変えようとは思いませんでした。

ベッドの土台はホームセンターで購入した木材をビスで止めて、金折金具で補強しています。
1×4材(1,820mm、¥268)
2×4材(1,820mm、¥468)
2×8材(1,829mm、¥2,180)
ビスやL型の金具はご自身のベッドサイズに合ったものを使用してください。

ベッドマットのベースには合板を使い、その上に10cmの高反発ウレタンマットをボンドで固定して、ビニールレザーで覆いました。
ベッドの下に収納する道具が出し入れしやすいように、ベッドは大小4分割にしています。
K +BUILD 秋田杉針葉樹構造用合板(3尺×6尺×12mm、¥1,380)
参考商品:高反発ウレタンマット(ダブルサイズ、¥9,680〜)
ビニールレザー(アイボリー、1mあたり¥119)
¥119
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ライトエースの横幅が1,495mm、家のダブルサイズのベッドが1,400mmなので、寝具は普段使用しているものをそのまま車に乗せて寝ています。
車中泊の環境に慣れてくると、家で寝ている感覚と同じなので常に快適に睡眠をとることができて体が楽でした。
毎日遊ぶのは意外と疲れるものです。
体調管理の意味も含めて、睡眠を重視することは長期の車中泊旅では一番大事だと思います。
改めて車中泊の長旅に出るなら必ず持っていく装備!②ポータブル電源

正直なところ、車中泊旅を始める前まではポータブル電源の準備の優先順位は低かったです。
キャンプをやっている手前、調理などはバーナーで十分だと思っていましたし、食材の保存はクーラーボックスを活用するつもりでした。
それがたまたま、車中泊後の防災用品としても欲しかった品がセール価格になっているのを発見!
ポイントが貯まっていたので購入することに。
実際購入して使用してみると、それはそれは便利な逸品でした。
1~2泊程度なら持っていかないかもしれませんが、長期では必ず持っていくと思います。
私が主にポータブル電源で充電したのは、携帯電話、iPad、充電式のランタン、ポータブルスピーカーの4点。
使用点数と使用電気量が少ないので、シガーソケットからの走行充電と、晴れの日に折りたたみ式ソーラーパネルを繋いで充電するだけで十分まかなえました。
もし、近年増えつつあるポータブル冷暖房機や充電式の冷蔵庫を考えている場合は、より強力な走行充電の装備と屋根上のソーラーパネル設置をおすすめします。
私が使用している商品は終売しておりますが、今は色々な会社がポータブル電源を発売しているので、ご自身の旅スタイルに合ったものをお買い求めください。
参考商品▽
EF ECOFLOW
¥69,850
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改めて車中泊の長旅に出るなら必ず持っていく装備!③クーラーボックス

ポータブル電源の話で少し触れましたが、要冷蔵食材の保存はクーラーボックスで管理していました。
最初はネットでポータブル冷蔵庫を探していましたが、容量が少ないものが多く、食事のほとんどを自炊でまかなう予定だった私には合わないと判断。
また、24時間電源をオンにするので、ポータブル電源の残量を気にする旅も嫌だなと安易に想像できた点もマイナスポイントでした。
そこで以前からキャンプで使用していたクーラーボックスを積んで、もし旅中に不便があれば購入しようという軽い気持ちで出発することに。
結果、不便はあまり感じず、日本のスーパーはだいたい氷2袋を持ち帰ることができたので、ストレスもありませんでした。
唯一の欠点は夏場の氷の減り方が早いこと。
北海道へ行くまではスーパーの氷だけでは足りず、板氷を購入していました。
週に2~3回購入したのを覚えています。
私が使用しているクーラーボックスはとうの昔に終売しておりますので、後継のものを紹介。
エクストリームクーラー 52QT(エバーグリーン)¥10,890
改めて車中泊の長旅に出るなら必ず持っていく装備!④目隠しと網戸

運転中に疲れてしまって寝る時は座席を倒して寝るだけですが、車中泊時は食事や読書、映画鑑賞もするのでプライベート空間を作る必要があります。
最初は色々な車中泊YouTuberのDIYを見て自分で目隠しを作ろうと思いましたが、外から見える部分でもあり、しっかりとした物が必要と判断したので購入することに。
DIYをしていないので比べようがありませんが、ピッタリサイズなのと、目隠しは断熱処理もされているので使用感にも満足しています。
参考商品:フロント▽
Aizu(アイズ)
¥12,100
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参考商品:リア▽
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また私は自炊をするので、一酸化炭素中毒を避けるためにスライドドア用の網戸を購入しました。
夏場の蚊よけとしても活躍しています。

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快適な睡眠を得るためにも目隠しは欠かせません。
もしかしたら車中泊を行う上で一番大事なのはこの目隠しではないでしょうか。
改めて車中泊の長旅に出るなら必ず持っていく装備!⑤ルーフボックス

ルーフボックスは釣具やキャンプグッズ、登山用具など、旅中に使う遊び道具の収納場所です。
また、長期で旅に出るので季節外のアイテムの収納場所としても活用していました。
例えば夏に出発すれば、就寝時はタオルケット一枚で十分なので、秋冬用の毛布や羽毛布団はボックスに収納。
季節が来たら取り出して使います。
ボックスを購入した理由は、荷室スペースをほぼベッドにしたので収納スペースが足りなかったからです。
また、釣り後のにおい対策のためでもありました。
やはり普段の生活空間にあの釣り後の魚の匂いが残ると、気分が萎えますよね!
その他、調理器具や着替えなど、日常で使用するものはベッド下に収納していました。
どちらもパンパンに詰め込むようなことはなく、収納のバランスはちょうど良かったと思います。
ゴードンミラー ルーフコンテナボックス オリーブドラブ ¥59,800
まとめ
車中泊で一番重要な装備は、車の窓を覆いプライベートを確保する目隠しではないでしょうか。
きっと窓に何もないと寝るに寝られませんし、車内の光がダダ漏れなので周囲にも迷惑がかかりそうです。
あとは人それぞれの旅スタイルで、優先順位が変わってくると思います。
寝袋とスリーピングマットで十分な人はベッドなんていらないでしょうし、せっかくの旅だから食事のほとんどは外食の予定という人は冷蔵庫もいりません。
今回は、「私が再度長期の車中泊旅に出るなら…」という視点で書きましたが、これから車中泊旅に出るという人は、自分にとって何が大事なのかを十分考慮して車の装備を揃えてください。