消費電力低め!ミニサイズの格安セラミックヒーターは冬の車中泊で使えるのか?
「ミニセラミックヒーター」を実際に車中泊で使用してみた!
つい先日、購入したミニサイズのセラミックヒーターを持参して車中泊をしてきました。
まず電源を入れて暖房をオンにすると、最初の10〜20秒ほどは300Wをだいぶ超えた数値が表示されてかなりびっくりしましたが、あっという間に308W程度に落ち着き、その後は安定して300〜308W程度で稼働することができました。
筆者が今まで車中泊で使用していた電気毛布やパネルヒーターと違い、電源を入れてあっという間に温風が出てくるのがセラミックヒーターの利点。
冷えた体をすぐに温めることができとても感動しました!
写真の小型のポータブル電源(AUKEY Power Studio)で使用してみたのですが、5分の使用で10%ほど電力を使用してしまいました。
バッテリー容量297Whのポータブル電源では1時間の使用も厳しい、という結果に。
わが家は他にもバッテリー容量800Wh弱のポータブル電源を持っているため、そちらを使えば2時間半弱は使用できそうです。
実際の暖かさについてなのですが、正直いうとこれ1台では広さのあるわが家のバン全体を暖めるには至らない、といったところです。
軽バンやコンパクトカー程度の広さであれば。もう少し暖まるのかもしれませんね。
筆者の場合は食事の時間に足元を重点的に温めたり、電気毛布を併用して暖かい布団にくるまりながら使用するなどしてサブ的に使用しましたが、そのような使い方であればまったく問題がなく、かなり暖かく快適に過ごせました。
好みや予算、体質や体調に合った暖房器具をチョイスしよう
今回は、筆者が冬の車中泊用に購入したミニサイズの「セラミックヒーター」について、筆者が購入した理由や実際に使用した際の暖かさなどをご紹介しました。
実際の車中泊では、もともと使用していた他の暖房器具を併用する予定だったこともあり、当初からセラミックヒーターをひと晩中つけっぱなしにする予定はありませんでした。
バッテリー残量の問題もありますが、転倒時には自動オフになる機能がついているとはいえつけたまま就寝することに不安があったことや、就寝時は電気毛布だけで充分暖かく、朝までぐっすり眠れるので長時間の使用が必要なかったといったところです。
なので筆者としては「これひとつで車中泊の寒さ対策になる」というよりも、電気毛布やパネルヒーターなど他の暖房器具を併用し、短時間の使用であれば問題ない、といった結論にいたりました。
夕食後から寝るまでの数時間や、朝起きて着替えたり朝食を食べる時間など短時間の使用であれば、バッテリーでの使用も暖かさも申し分ありませんでした。
そのような点から、わが家ではこれからも電気毛布などと一緒にセラミックヒーターを冬の車中泊に持参したいと考えています。
とはいえ、極度の寒がりの方や冷え性の方などは、FFヒーター完備のキャンピングカーを利用した車中泊の方が、体調を崩す心配もなく安心かもしれません。
個々の体調や体質、好みや予算にあわせて、いろいろな暖房器具を試してみてはいかがでしょうか。