車中泊のデメリットを解決するアイテム

車中泊のデメリット、解決するにはこのアイテムが必要




「車中泊のデメリット」を解決するためのアイテム


デメリット1.夏は車内がかなり暑い


扇風機 車中泊デメリット アイテム

夏の車中泊はとにかく暑い!

夏は自宅にいても暑さを感じるくらいですから、屋外に停めているクルマの中が暑くなるのは、仕方がないことかもしれません。

筆者も、日中はカーエアコンを止めた状態で車内にいるのがツラくなり、結局涼しいカフェなどに避難してしまった、ということが多々あります。

また日中炎天下にクルマを停めたことにより、車内の温度が上がり過ぎてしまって夜も下がらず、寝苦しくなってあまり寝られなかった、なんてことも。

車中泊する場所を木々などの多い木陰や標高の高い場所にする、というのは基本中の基本ですが、それ以外でも取り入れられるアイデアやアイテムがあります。

筆者は小型の扇風機を常に2〜3台ほどクルマに積んでおき、停車時は車内の空気を循環させるように配置して稼働させるようにしています。

木陰にクルマを停めてから1台の扇風機で外気を取り込み、もう1台で車内の熱くなった空気を車外へ排出するように稼働させると、気温の高い暑い日であっても、かなり快適に過ごすことが可能になります。

ポータブルクーラー 車中泊デメリット アイテム

また、この数年で「夏の車中泊の必須アイテム」となっている「ポータブルクーラー」を取り入れるのもおすすめ。

筆者が車中泊をしているボンゴブローニイバンや、ハイエースなど大きめの車両でも、ポータブルクーラー1台で車内をしっかりと涼しく冷やすことが可能です。

ポータブルクーラーを車内で使うためには、窓からダクトを出す必要があるため、あらかじめ車内の設置場所を決めておき、ある程度スペースに余裕を持たせるのがポイントとなります。

デメリット2.冬場は凍えるほど寒い


冬の道 車中泊デメリット アイテム

車中泊では寒さ対策も必須。

筆者は末端冷え性なので、夏場でも手足が冷たく、冷えが原因でお腹を壊してしまったり、手足や腰に痛みがでたりと、冷えが不調につながっています。

実は車中泊における「冬の寒さ対策」は、夏の暑さ対策よりはラクチン!

ヒートテックやストール、厚手の靴下、ネックウォーマーなど、衣服で体を温める対策をしつつ、電気毛布や電気湯たんぽ、携帯カイロなどを活用

温かい寝具にくるまれば、冬の車内でも意外と快適に安眠することが可能です。

アイテム 車中泊デメリット アイテム

また、衣服や暖房器具を駆使しても寒い!という場合や、スキーやスノーボードなどを楽しみに雪が降り積もる寒い地域へ行く、というときには、上記アイテムに合わせて、ダウン素材など「冬用のシェラフ」を用意しておくとさらに安心です。

デメリット3.車内では寝づらく、安眠できない


マット 車中泊デメリット アイテム

車内でぐっすりと寝るためには、車内で寝る場所をできるだけフラットにする必要があります。

シートを倒してフルフラットにして寝ている場合も、シートの窪みなどが体にあたり寝つきが悪くなったり、体が痛くなってしまわないよう、タオルで隙間を埋めてから厚手のマットレスを敷くのがおすすめです。

ベッド 車中泊デメリット アイテム

筆者は車内にベッドがありますが、ベッドには固めのマットレスを敷いて寝心地をよくするだけでなく、車両もできるだけ傾きがない場所い停車するなど、さまざまな工夫をしているんです。

特に横になった時に頭が低くなってしまうとまったく寝付くことができないため、一度前後を入れ替えるなどの対応が必要になります。

どうしても平行にできない場合は、タイヤの下に敷いて車両を平行にする「レベラー」を使うのが最適です。

デメリット4.虫に刺される、虫が車内に入り込む


景色 車中泊デメリット アイテム

春になり気温が上がり始めると、少しずつ虫が発生します。

夏〜秋には蚊やハエだけでなく、アブやブヨ、蜂など、毒を持った虫も大量発生してしまいます。

何も対策をしない状態では、毒素を持った虫に刺される危険性も高まるため、車中泊の際には注意が必要です。

特に、キャンプ場など木々が多くて水辺が近い「自然豊かな場所」には虫が多く、クルマの窓を開けて過ごしていると、さまざまな虫が車内に入り込んでしまいます。

筆者は蚊やブヨなどの虫に刺されやすい体質なのか、車内で窓を開けて過ごしているとよく蚊に刺されます。

先日も山の中にあるキャンプ場で調理をしているときに、足を複数箇所、ブヨに食われてしまいました。

網戸 車中泊デメリット アイテム

そこで、夏の車中泊では虫除けスプレーを使ったり、ウィンドーバクネット(クルマ用の網戸)を窓に取り付けるようにしています。

他にも、虫除けスプレーを刺されやすい腕や足に吹きかけておく、電撃殺虫器を窓の外などクルマ周辺にかけておく、車内に電気タイプの虫除けを設置するなど、虫除けアイテムを複数同時に使用。

車内への虫の侵入を阻止し、入り込んだ虫にも対応できるようにしているんですよ。

薬 車中泊デメリット アイテム

もし対策をしても虫に刺されてしまった場合には、痒みがあるからといって患部をかきむしるのはNG!

クルマにかゆみ止めを常備しておき、痒みを感じたらこまめに患部に塗ります。

掻きむしらないように気をつけて過ごせば、腫れも引きやすく、治りが早いですよ。

また、ブヨやアブが多いキャンプ場に行く時には、虫除けスプレー・かゆみ止めと一緒に、患部から毒素を吸い取るポイズンリムーバーを忘れずに持参するようにしてくださいね。

デメリット5.車内は狭くて自炊しづらい


 車中泊デメリット アイテム 調理器具

筆者が車中泊で使用している車両は、ボンゴブローニイバンという、商用バン。

バンの中では比較的大きめの車両ではありますが、車内で立つことはできず、常に中腰か、座って過ごすしかありません。

また、ベッドを常設しているためそれ以外の空間が狭く、調理や食事、着替えなどは、すべてベッド以外の狭いスペースで行う必要があるんです。

そんな狭いスペースでは調理もしづらいのですが、特に長期の車中泊旅では、体調的にも予算的にも、ずっと外食というわけにもいきません。

そんなとき、パパっと簡単に調理できる調理家電とポータブル電源があると、スペースが限られた場所での自炊調理に役立ちます。

食事 車中泊デメリット アイテム

筆者おすすめの調理家電は、ホットサンドメーカーと電気卓上鍋

シングルサイズや1人暮らし用の小さめサイズを選ぶことで、車内でも場所を取らず、ストレスなく調理することが可能になります。

食事 車中泊デメリット アイテム

ホットサンドメーカーは消費電力が低めなのに、ホットサンドを焼くだけでなく、肉や魚を焼いたり、オムレツやお好み焼きを焼いたりと、意外と万能。

小型のポータブル電源でも使えるため、車中飯のメニューがバリエーション豊かになりますよ。

デメリットを解消する!アイテム&アイデアで、快適な車中泊旅を


ベッド 車中泊デメリット アイテム

今回は、車中泊で筆者が感じる「車中泊のデメリット」と、それを解決するためのアイテム&アイデアをご紹介しました。

どんなことにもメリット・デメリットが存在します。

デメリットに関しては、ストレスなく耐えられる範囲であれば問題ないのですが、そうでない場合は対策をして、できるだけ解消したいですよね。

解消できないが故にストレスを感じ、車中泊が苦手になったり、嫌いになってしまってはもったいないです!

今回ご紹介したアイテムやアイデアを取り入れて、ぜひストレスのない快適な車中泊を楽しんでくださいね。