高いポータブル電源じゃないとダメ?安くて小型の「3万円台ポータブル電源」を活用できる車中泊シーンとは



「3万円台のポータブル電源」が役立つ車中泊シーン3.家電を選べば料理もできる!

車内のアイテム

安価なポータブル電源では電気を使う調理器具は使えないのでは?と思っている方も多いかもしれません。

もちろん、IHクッキングヒーターを1番強い火力で使用したり、電子レンジを使用するのはなかなか難しいかもしれません。

しかし、筆者が使用している電気コンロは消費電力が400W程度。

定格出力が400Wあるポータブル電源であれば、問題なく使用することができるんです。

400Wは火力としては弱めではありますが、いつもより時間がかかるというだけで、お湯を沸かすことも、炒め物をすることも可能です。

IHクッキングヒーターも弱めの火力であれば使うことができますし、ホットサンドメーカーや炊飯器など、300〜400W程度で使うことができる調理家電はかなりたくさんあります。

調理をする予定がある場合は、定格出力が400W〜600W程度あるポータブル電源を選ぶことで調理家電の選択肢が増え、調理の幅を広げることができますよ。

「3万円台のポータブル電源」が役立つ車中泊シーン4.ランタンの充電やライトとしても

ベッドスペース

夜車内で過ごす際、筆者は充電式のランタンや、ポータブル電源本体についているライトをよく使用しています。

特にポータブル電源本体のライトはかなり明るいのに、長時間使ってもあまり電力を消費しないため、最近は車内で使用するメインのライトとして使用する機会が増えました。

もちろんおしゃれなランタンを使用するのも雰囲気があってよいのですが、充電が必要だったり、途中で充電が切れてしまったりすることが多いため、現在ではランタンは補助的なものと考えています。

このライト、自宅での停電時にも使用したことがあり、非常時にも役立ちます。

車中泊だけでなく災害時の使用も想定している場合は、ライト付きタイプのポータブル電源を購入するのがおすすめです。

使い方には工夫が必要。でも意外と便利に使える!

ポータブル電源

現在3万円台で販売されている、お手頃価格のポータブル電源。

思っていたよりも多くの車中泊シーンで活用できることがおわかりいただけたかと思います。

もちろんパワーや容量の問題がありますので、電気製品の消費電力を確認してから購入したり、ポータブル電源の残量をこまめにチェックしながら使うなど、ちょっとした工夫が必要になります。

しかし工夫をして使いさえすれば、多くの不便・不快な場面を回避することができますし、購入時に余分なお金もかかりません。

特に1泊程度&キャンプ場などで車中泊をする場合、屋外で直火を使って調理をすれば、調理に電力を使う必要がなくなります。

電力を使うシーンを1つ減らすだけで、安価なポータブル電源でも十分電力を賄えてしまうようになるんです

ご自身が「どんな車中泊をするのか」を購入前にじっくりと考え、自分のスタイルに最適なポータブル電源をチョイスみてくださいね。