【高知県の車中泊スポット】だるま夕日で有名な「咸陽島公園」は一度行ってみるべき!
現在夫婦で日本一周旅をしている私たち。先日、四国最南端である高知県足摺岬(あしずりみさき)を観光しました。
その際に車中泊スポットはどこにしようかと迷っていたところ見つけたのが「咸陽島(かんようとう)公園」。
足摺岬から車で90分ほどかかりますが、「だるま夕日」という絶景を見られると聞いて車中泊してみました。
絶景のみならず、きれいなトイレやコインシャワー(冷水は無料)があり、徒歩圏内に温泉もあるなど、車中泊するには最高の場所でした。
今回は高知県の車中泊スポット「咸陽島公園」をご紹介します。
目次
足摺岬の北西、クルマで90分ほど
足摺岬のある土佐清水市から北東へ、クルマで約1時間半。
宿毛市の宿毛湾に咸陽島はあります。
咸陽島は海の先にある小さな島で、干潮時には道ができて歩いて渡れるようになるそうです。
駐車スペースの観光案内板には、公園の全体図に加え周辺の観光スポットも記されています。なかなか見どころがありそうです。
公園中央部分には芝生があり、遊具もあるのでお子さんがいるファミリーにも嬉しいです。
この芝生の端の方ではテントを張ってキャンプをしている方もいました。
(宿毛市企画課に問い合わせたところ、「キャンプ場とはうたってはいませんが、遊具などから一定以上離れていただければそういう利用の仕方も大丈夫です」とのこと。キャンプをする際は、直火をしない、ゴミは持ち帰るといった最低限のマナーは守るようにしましょう)
芝生部分のすぐ横には駐車スペースがあります。広々しているので、混み合う行楽シーズンでも大丈夫そうですね。
私たちは公園から少し離れ、海沿いの駐車スペースに移動。少しトイレから離れているものの、車窓から海が見えるのはここだけなので、景色がきれいなことを期待してこの場所に車中泊しました。
この場所であれば、サイドオーニングなどを立ててアウトドアも楽しめると思います。車から見える海と咸陽島が美しいです。
咸陽島への道ですが、私が滞在していた11月初旬は干潮時でも道が現れることはありませんでした。調べると月に2回、満月と新月の時期に現れるそうです。
公園内の設備を紹介
自動販売機と公衆電話
まず見つけたのは自動販売機と公衆電話。
公衆電話は非常時には助かるアイテムかも知れません。
自動販売機の横には缶・ペットボトルのゴミ箱がありましたが、他にゴミ箱はありませんでした。ゴミは各自しっかりと持ち帰るようにしましょう。
トイレと水道の様子
続いて気になるトイレをチェック。
公衆トイレといえども、かなりキレイでした。トイレットペーパーもあり、清掃も行き渡っている印象。
電気も自動センサーで点灯するタイプでしたので、常に光っているトイレより虫は少ないと思います。
手を洗う水道はセンサーで作動するタイプではないので、個人的には歯磨きなどをするときに助かります。
公園内には3カ所に水道がありました。
まずはトイレの横にあるこちらの水道。
咸陽島公園は海水浴もできるので、主に足を洗ったりする場所でしょうか。
こちらのオブジェのような場所も水道でした。先程同様、基本的には足についた砂などを洗い流すための水道といった感じです。確認してみましたが、しっかりと水は出ました。
これらのほか、公園の芝生の近くにも飲料用と思われる水道がありました。
コインシャワー
咸陽島公園にはなんとコインシャワーがあります。
しかも冷水だけの利用なら無料なので、真夏の時期や海水浴をした後などに利用できるのはかなり嬉しいですよね。また、100円で3分間温水が出るのでお風呂代わりにもなります。
全体的に清潔感があって好印象です。
更衣室にはロッカーなどはないので、貴重品などは持ち込まないか、肌身離さず持っていることをおすすめします。
こちらがシャワー室の様子です。
こちらも清潔感があります。地面には少し砂があったので、水でまずは砂をきれいにして利用するのが良いかもしれません。
日本一周旅をしていると、日々の入浴代にはシビアになってきます。1回3分100円で温水シャワーは相場として手ごろですので、11月初旬で少し寒かったですがお風呂として利用してみました。
先程の画像のカーテンの裏側にはこのようにお金を投入できる機械があります。
こちらに100円を投入するとボイラーの作動音のような音がして、少し立つと温水が出てきます。100円で3分間の利用ですが、私は100円だけで全身を洗うことができました。
しっかりと水圧もあり、ちゃんと温かい水が出てきますので安心して利用しました。
欲を言えば仕切りなどが欲しかったですが、本来は海水浴客用のものだと思うので、全裸でシャワーを浴びることを想定していないのだと思います。
夜の様子
咸陽島公園は、住宅街や町中から離れている場所ということもあって、夜はとても静かでした。
キャンプをされている方が騒ぐなどない限り、安眠することができると思います。
また、街灯などもありますので、トイレに行く際にも安心感がありました。
絶対見るべき!咸陽島公園の絶景
咸陽島公園といえば「だるま夕日」で有名なスポットです。写真のような美しい夕焼けを見ることができます。この日は晴れていたこともあって、絶景でした。夕方になるとカメラを持った人や若者がちらほら集まってきていました。
撮影に来ていた地元の男性に話を聞くと、きれいにだるま夕日が見れるのは年に20回ほどらしいです。
詳しく聞くと、オールシーズン見られるというわけでもないらしく、条件としては
・11月~2月の間の寒い時期
・雲が少ない日
などのいくつかの条件が重なったときがチャンスと言います。
宿泊した日は11月上旬だったので、ちょうどだるま夕日のシーズン開始のタイミング。運がよかったです!
真っ赤な夕日が海に沈んでいく様子をただゆっくりと眺める時間。
夕日を見ながらビールを飲むのは最高でした。
日本一周旅中にこのような絶景を見ることができてとても感動しました。
この景色を見るためだけに咸陽島公園に遊びに行くのもおすすめです。
付近の施設情報
温泉
咸陽島公園の徒歩5分くらいの場所に「椰子の湯(やしのゆ)」という旅館があり、日帰り温泉も利用することができます。
太平洋を見下ろしながらの絶景温泉が徒歩圏内にあるというのは嬉しいですね。
スーパーマーケット
食料品などの買い出しに必須のスーパーは、車で5分ほどの場所にあります。
また、スーパーの隣に100円ショップもありました。急に必要なものが出てきたとしても、100円ショップとスーパーが近くにあるとかなり便利です。
コインランドリー
コインランドリーもスーパーのすぐそばにあるので買い物のついでに洗濯もできます。
咸陽島公園へのアクセス
グーグルマップで「咸陽島公園」と検索し、問題なく行けました。途中、車一台が通れるくらいしかない細い道があるので、少し不安になるかもしれませんが、ナビの案内に従い進んで行けば問題ありません。私が迷いそうになったポイントをご紹介します。
先程の温泉施設「椰子の湯」を通り過ぎ、坂を下っていくと突き当りで左折する箇所が見えてきます。
かなりの角度なのでキャンピングカーはおろか、普通の乗用車ですら一回切り返さないといけません。
左折した後、この細い道を200mほど進んだ先に咸陽島公園があります。対向車が来たら少し大変ですが、そこまで道は長くありませんので、あまり心配しなくても大丈夫だと思います。
まとめ
咸陽島公園についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
今回紹介したように、コインシャワーまで完備した車中泊スポットはなかなかないと思いますし、単純に観光地として訪れたとしても楽しめる場所です。
これからの冬の時期なら、「だるま夕日」を見られるチャンスがあります。また、夏は海水浴でも一日楽しめると思います。
「咸陽島公園」での車中泊は、美しい景色を見ることができ、個人的にはかなりいい思い出となりました。
足摺岬はもちろんですが、咸陽島公園は超穴場の絶景スポットだと思います。
ぜひ一度行ってみてはいかかでしょうか?
咸陽島公園(かんようとう公園)
所在地:〒788-0014 高知県宿毛市大島17
電話番号:0880-63-1119(宿毛市商工観光課)
営業時間:24時間開放
駐車場:50台
トイレ:有
入浴施設:無
車中泊:可
公式サイトはこちら
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