【キャンピングカー旅行記】しじみを採りに青森県津軽半島十三湖へクルマ旅!!

【キャンピングカー旅行記】しじみを採りに青森県津軽半島十三湖へクルマ旅!!



十三湖へしじみを採りに行く!

前回は津軽方面のドライブを楽しみながらゆるりと車中泊旅しましたが、今回の旅は「津軽半島の十三湖でしじみを採ろう!」と思いたち車中泊旅をしてきました。筆者が十三湖を訪れるのは今回が初めてではありませんが、すっかり十三湖や津軽半島の魅力にとりつかれてしまったのです。

高速道路が十三湖まで通っているわけではなく、一般道を利用するため移動に時間を要する旅にはなります。今回もキャンピングカーでゆっくりと旅をしたいと思います。

広々とした浅瀬でしじみを拾ったり、道の駅で高級魚メバルなど美味しいものを食べる素敵な旅になりました!

道の駅 「十三湖高原 トーサムグリーンパーク」

青森県道の駅十三湖高原 外観

牛の可愛らしい顔が特徴的な「道の駅 十三湖高原トーサムグリーンパーク」は、十三湖を見下ろせる高台に位置しています。初日はこちらで仮眠をとることにしました。長い長い滑り台や大きなレインボー滑り台、展望台、ビューテラスなどがあり、子どもも大人も楽しめる道の駅です。

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青森県五所川原市にあるのですが、すぐ近くにインターチェンジがあるわけではないので、もし高速道路を利用して訪れる場合、大鰐弘前インターチェンジや浪岡インターチェンジを利用した後、あとは一般道を1時間半から2時間ほどかけて進むしかありません。

十三湖へ向かう一般道は、混雑やカーブの多い道路というわけではなく、田んぼやリンゴの木に囲まれたのどかな道路となっているで、キャンピングカーでも走行しやすい道路です。

栄養満点のしじみをいただく!

しじみ

十三湖といえば、十三湖産しじみが有名です。こちらの道の駅でも入店してすぐのところに、立派な活しじみがグラム販売されています。2種類の大きさの活しじみが販売されており、特に大きい活しじみは、スーパーで販売されているしじみの5倍といっても過言ではないほどの大きさ!

もちろん活しじみだけではなく、しじみの佃煮やしじみドリンクなどのしじみの加工食品も多く販売されているので、お土産に最適です。

また、店内奥側にあるレストランでも、しじみ料理を食べることが出来ます。白濁透明色のしじみラーメンは、やはり1番人気。営業時間が11時から18時(ラストオーダーは30分前)となっているため、少し早めの夕食か軽食として頂きます。

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アイスやコーヒーを販売する軽食コーナーもあり、お土産コーナーと同様の、9時から18時までの営業となっています。そちらでは紙コップに入っているしじみスープをいただくこともできるので、手軽にしじみを試したい方におすすめ。すでに殻が取り除かれていて、大変食べやすくなっています。みそ汁ではなく地域の食べ方である塩味のスープは、しじみの濃いダシを強く感じられます。

車中泊をしてみて思ったこと

駐車場は、大型車も含め53台駐車可能となっています。日中は立ち寄る人で駐車場も賑わっていますが、夜間となれば利用する人はあまり多くないないようです。私が車中泊した際も、仮眠を取っている車は5台にも満たないほどで、それぞれ間隔を程良く開けることが出来ました。

周囲は林で何もなく、夜間は非常に寂しい様子・・・。しかし、静かかと言われれば、一概にそういうわけでもありません。人の話し声や車の音というよりは、強い風の音が気になりました。訪れる日の天候にもよりますが、比較的風が強い場所のようです。また、たまに目の前の道路をトラックが走ります。

24時間解放されているトイレもあり、新しくはありませんが、汚くはない印象。手洗い場は、お湯はなく水のみとなっています。駐車場からトイレへは段差があるので、周囲が暗くなってしまう夜間は、つまずかないように気を付けてください。

近くのお店といえば、コンビニが2キロほど離れたところにあります。買い忘れたものなどあればそこで揃えて、道の駅を訪れるようにしたほうが良いです。

道の駅 十三湖高原トーサムグリーンパーク
所在地:〒037-0401 青森県五所川原市相内実取287-1058
TEL:0173-62-3556

「中の橋ブリッジパーク」でしじみ拾い体験!

青森県 中の橋ブリッジパーク

次の日は朝から出発して、道の駅から6キロほどのところにある「中の島ブリッジパーク」へ向かいます。ここでは4月下旬から10月上旬まで今回の一番の目的でもあるしじみ拾い体験が出来るんです。しじみ拾いが可能な時間は9時から15時と限定されているので急いで向かいます。

駐車場は、県道12号線に接したところにあります。看板も出ていますし、しじみの旗を掲げる小店が並んでいるので、分かりやすいです。小店はしじみスープやしじみラーメンなどを中心に販売していて、その店前に出ているテーブルで食べることも出来ますよ。

駐車場からしじみ拾いの場所へは、橋を渡って行きます。十三湖の美しい景色を楽しみながら徒歩で行きましょう。時々車がその橋を通りますが、車で通ることが出来るのは、中の島ブリッジパークのケビンハウスで宿泊した人たちのみとなっています。

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到着したら、橋を渡ったところにある地域活性化センターで手続きをします。一人につき1枚のしじみを入れる袋と、しじみ拾いをするのに欠かせないザルをそこで貸してもらいます。一人300円というお値段の安さも嬉しいです。手続きが済んだら早速しじみ拾いに行きましょう!

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十三湖のしじみ拾いは、潮干狩りと違って熊手の使用は禁止されています。ザルを使って、砂と泥の混じる十三湖の地面をガッとすくい上げ、湖面でそのザルを揺らしながら泥を落としていけば、ザルの中にしじみが残るので、お望みのしじみを選別するという手法で拾っていきます。

単調な作業にはなりますが、拾うたびに希望サイズのしじみが何個か入っているので、ついつい夢中になります。湖面は膝より下の水位しかないので、小さい子どもでも溺れる危険なく一緒に楽しむことができます。子どもたちはしじみ拾いに飽きると、水遊びを始めたり、パーク内にあるアスレチックで遊び始めてしまいました・・・。

拾ったしじみは、もちろん持ち帰ることが出来ます。袋に入れたまま持ち帰っても良いのかもしれませんが、私たちはあらかじめ大きめの発泡スチロールを用意しました。十三湖の汽水を汲んだ発泡スチロールにしじみを入れて、移動時間中もしじみの砂出しを行うためです。ただ、拾ったしじみは専用の袋に入れるという決まりがあるので、キャンピングカーに戻ってから、それらの作業を行います。

拾ったしじみを持ちながら、駐車場へ帰っていると、これから訪れる人に「そんなに拾ったの?」と声を掛けられました。一人300円で手が重くなるほどにしじみを拾う貴重な体験ができました!

中の島ブリッジパーク
所在地:〒037-0403青森県五所川原市十三土佐1-298
TEL:0173-62-2775

高級魚メバルを贅沢に堪能!道の駅こどまり「ポントマリ」

青森県道の駅ポントマリ 外観

中の島ブリッジパークから30分程進むと、中泊町の「道の駅こどまりポントマリ」があります。こちらは冬期閉館してしまうため、4月中旬から11月上旬までの期間限定営業ですのでご注意ください。

こちらの道の駅で、メバル膳をランチにいただこうと思います!中泊町の5箇所のレストランなどで食べることが出来るメバル膳ですが、そのうちの一つが道の駅内2階にある「レストラン竜泊」なんです。

数量限定のメバル膳

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ご当地グルメを掲げる青森食材の第3段として登場した「メバル膳」、メバル膳というのは愛称で、正式名称は「中泊メバル刺身と煮付け膳」です。その名の通り、メバルの立派な頭付きの刺身と炙り、醤油味か味噌味か選べる熱々の煮付けをメインとし、メバルの潮汁、地元産の白米などの品々が並びます。

以前も訪れた際にそのメバルの美味しさに感動しましたが、煮付けの味が選べるなどのリニューアルが2019年4月に行われたということで、さらにパワーアップしていました。

このメバル膳は数量限定、開店時間の11時近くになると、開店を待つ人々が1階のお土産売り場でウロウロし始めます。オープンに間に合わない場合は、予約している人もいるようです。私が訪れた際は12時過ぎにはすでにメバル膳は売り切れとなっていました。とっても大人気です!

レストラン竜泊では、メバル膳のほかにも海鮮を中心とした料理も揃っていますよ。生ウニ丼や海鮮ラーメン、海峡定食、サザエ刺などとメニュー豊富です。

道の駅 こどまり ポントマリ
所在地:〒037-0300 青森県北津軽郡中泊町小泊折腰内45
TEL:0173-27-9300

泉質抜群な「つるまい温泉」で疲れを癒してから帰ろう

青森県つるまい温泉 外観

最終日は温泉で疲れを癒してから帰ろうということで、十三湖や中泊町よりも南側の北津軽郡鶴田町にある「つるまい温泉」へ。

日帰り温泉を探してみると、十三湖や中泊町付近には「し~うらんど海遊館」、少し足を延ばして竜飛岬方面へ行けば「龍飛崎温泉ホテル竜飛」があります。それらに比べるとつるまい温泉は遠いですが、五所川原市方面や弘前市方面へ移動を考えると、そのルート上に位置し、その点で利便性が良いといえます。

青森県 つるまい温泉 中

中に入ると下駄箱があり、館内はスリッパではなく裸足で利用するスタイルでした。レトロ感の漂う館内は、休憩用のソファやマッサージチェア、畳で作られたスペースのほか、有料の大広間などがあります。

青森県 つるまい温泉 中2

脱衣所には、鍵付きロッカーと脱着用のかごが用意されています。ドライヤーの備え付けはありませんが、フロントで20分間借りることが出来ます。

大浴場には浴槽が三つあり、水風呂とサウナ、足湯と岩盤浴の要素を併せ持つ部屋、洗い場があります。洗い場は隣との仕切りはなく、カランやシャワーの装置は年期の入ったものでした。ボディーソープやシャンプーの備え付けはないので、持参しなければなりません。

泉質はナトリウム一塩化物泉とのことですが、実感としてツルツルします。入浴中はあまりのツルツルさに、何度も自分の肌を触ってしまうほど。適温と高温に分かれた浴槽となっていたので、お好みで入浴することができます。

つるまい温泉
所在地:〒038-3515 青森県北津軽郡鶴田町山道字高留57-1
TEL:0173-23-553

まとめ

今回はしじみを採りに行くというのが目的でしたが、道の駅で美味しいグルメを堪能したり、美しい景色を眺めたりととても貴重な体験ができました。キャンピングカーだと海などの外で遊ぶ時に、着替えをどこでするとかを気にしなくてもいいので快適に遊べたのも良かったです。

青森県津軽地方は、行けば行くほど新たな魅力に出会い、何度でも行きたくなってしまいました。またキャンピングカーで行く時にはおすすめを紹介していこうと思います!