石川県金沢市の観光拠点に!RVパーク併設の「だるま屋旅館」に行ってきた
先日、石川県の金沢駅から3駅、津幡駅から徒歩1分の場所にある、「だるま屋旅館」におじゃましてきました。
こちらは旅館となっていますが、RVパークも兼ね備えており、車旅での観光の拠点にも便利。筆者は1泊の予約でしたが、設備等が快適で気に入り、当日の夜に急遽もう1泊追加しました。
今回は「だるま屋旅館」に実際に泊まった感想と共に、施設を詳しく紹介していきます。
目次
予約・受付
予約は電話かメールで、当日の16時まで受け付けています。
RVパークの情報サイト「くるま旅」の施設詳細情報に、電話予約をする場合は16時以降が良いと記載されていましたので、希望日の5日前の17時頃に電話しました。
当日は、チェックイン開始時間の16時30分頃に現地に到着。旅館の裏手駐車場に車を止めて、受付をするため正面玄関から入ります。
カウンターに管理人がおり、名前を告げて利用料金を支払います。現金の他、クレジット、電子マネー支払いもOKです。
特に手続きの書類はありませんでしたが、キャンピングカー利用票と利用案内書、周辺マップが入ったファイルが渡されます。
チェックアウトは、カウンターにファイルを返却するだけでOK。
料金は一泊2000円と電源利用料金1000円で、合計3300円(税込み)でした。
旅館内の様子
食堂
裏口から真っ直ぐ進むと、食堂があります。
食堂内にはキッチンとテーブルや椅子、畳やソファーの休憩スペースがあり、エアコン、扇風機・TV は自由に使えます。
石川県の旅行雑誌やくるま旅クラブの月刊紙なども並べられており、観光情報を集めるのにも便利です。
食事もここを利用して良いとのこと。また、バリスタが用意されていて、こちらも無料で使うことができます。
キッチンでは、家電用品、調理器具、なべ等も自由に使用可能。
我が家は車内に電子レンジを設置していますが、猛暑にてエアコンを常時稼働していたために電源容量が不足していたので、館内の電子レンジを使わせていただきました。
電子レンジの上には、ラップもあり重宝しました。食器棚には、数種類のお皿やコップ、茶碗なども用意されています。
食堂にある自販機には、120円均一のお菓子、カップ麺が揃い、近くの日帰り温泉「祥楽の湯 津幡店(通常680円)」の優待特価(400 円)の入浴券まで販売されていました。
お風呂
入浴料も宿泊料金に含まれています。
現在、コロナ対策として大浴場は人数制限がされており、最大2名の使用となっております。
また、女性風呂は普段から1人までの利用となっています。
入り口にあるタッチパネルで、入るときに「空」→「♨︎」 マークに切り替えます。出るときは忘れずに「空」に戻します。
シャワー台は3基で定員2名なので、ソーシャルディスタンスを守ることができ、安心して入浴できます。
浴室は明るく、庭を眺めながら寛ぐことができました。
風呂場前にはバスタオル、フェイスタオルが準備されており、使用後は廊下にあるカゴに入れます。脱衣所には、扇風機もあり快適です。
トイレ
トイレは洋式でした。ウォシュレット機能付きで、除菌剤もあり、清潔に利用できます。
ゴミ処理
ゴミ処理に関しても宿泊料金に含まれているので大変助かります。 翌日には、綺麗に回収されていました。
駐車場全体の様子
駐車場の前の道路は狭く、車がすれ違うときは気を付けなければなりませんが、向かいのマンションの住人が利用するだけで車通りがかなり少ないため、それほど問題はないと思います。
館内への入り口近くがRVパーク専用になっています。
電源を利用する場合は、旅館側がドラムコードを用意してくれ、15Aの容量まで使用可能です。
フルの容量を使うにはコードを全て出す必要があり、かなり長い配線だったので多少手間取りましたが、用意していただけるのは大変助かりました。
おかげさまで、エアコンが終夜使用できました。
道路の床面は若干傾斜しており、助手席側が下がっていましたが、レベラーが有れば、十分に水平にすることができます。
私達は、この程度の傾斜であれば問題なかったので、持参のレベラーは使いませんでした。(個人差があるので、あくまでも参考までに)
また、表の通りは商業施設がないので、夜になると交通量が少なくなります。 街中ではありますが本当に閑静な環境で、睡眠を邪魔されることはありませんでした。
周辺施設の情報
歩いて10分以内の所にスーパーマーケット「アル・プラザ津幡店」があります。ここは複合施設になっており、ダイソーやミスタードーナツ、ケンタッキーフライドチキン、TSUTAYA、ケーズデンキなどが入っています。
また、徒歩10分程の場所に「祥楽の湯 津幡店」があります。こちらは温泉施設で、大浴場や炭酸風呂があり、疲れた体を癒せます。
先ほども紹介した通り、だるま屋旅館の自販機に「祥楽の湯 津幡店」の入浴券が400円で販売しているので、お得に入浴したい方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
ちなみに我が家は、だるま屋旅館のお風呂が快適で気に入ったので、そちらで済ませました。
他にも、石川県・富山県で手軽においしい焼く肉が食べられる「焼肉 蔵 津幡店」など、近くには飲食店がたくさんありますので、外食したい方も便利です。
自炊する方におすすめなのは、我が家も石川県に旅行に来たときには必ず利用する「スーパーマーケット どんたく」。
ユニークなネーミングに興味がそそられて入ったのがきっかけでした。
お刺身は新鮮で安く、お惣菜の種類が充実しており、地元ならではの食材や味付けを楽しめるスーパーです。
だるま屋旅館から約1キロのところに「どんたく 津幡シグナス通り店」があります。また、この通りには綺麗なコインランドリーがいくつもありました。
3駅先の金沢駅から市内をサイクリング!
今回、RVパークから駅が近かったため、はじめて電車で輪行しました。 折り畳み自転車を輪行バックに詰めて津幡駅へ歩いて向かいます。
歩いて1分ですぐに駅に到着。
折り畳み自転車、「ブロンプトン」の車体重量は約 11〜12キロ前後。片手で持つと結構しんどいですが、背負うと楽に持ち運べます。
金沢駅までは3駅で片道270円、IRいしかわ鉄道に乗ります。
金沢駅に到着したら、西口で自転車を組み立てました。西口は、メインの改札口とは違って閑散としているので、人の邪魔にならず組み立てができました。
ちなみに金沢市内には、電動アシストを搭載した自転車が使える公共シェアサイクルサービスが約50ケ所あります。こちらを利用すれば、自転車をお持ちでない方でも、サイクリングを気軽に楽しめますよ。
市内は自転車道と歩行者が区分整理されており、サイクリングしやすい環境でした。
金沢市大野町「ヤマト醤油味噌本社工場」
金沢駅から6km、約40分かけてゆっくり走り、金沢市大野町の「ヤマト醤油味噌本社工場」に到着。
ここにある麹パークでは、麹蔵のガイド付きツアーや、塩麹・醤油麹作り体験などが楽しめ、食堂やお土産屋さんなどもあります。
この日は気温35度もあり、到着した時には汗は止まらず、ヘトヘト。麹パークを見学する前に、大人気の「醤油ソフトクリーム」を休憩用の椅子に座っていただきました。
割烹 宝生寿し
昭和41年開業の歴史あるお寿司屋さんで、大野港で水揚げされた新鮮な魚介を楽しめます。
お店は古くからの民家を改装したもので、その伝統的で重厚な雰囲気も魅力の一つ。中は大きなコの字型のカウンターになっており、目の前で板前が握る美味しいお寿司をいただくことができます。
私たちはここでおまかせランチを注文。最後に出された、ノドグロのあぶりは最高においしかったです。
シャリが少なめで、炭水化物を気にしている我々夫婦も、気兼ねなくお食事を楽しむことができました。
大野灯台
最後に訪れたのは、日本の灯台50選の一つ「大野灯台」。
1879(明治11)年、大野町の住人、浅勘七が私設で灯台を建てたのが始まりといわれており、現在も金沢港近辺を運航する船を導いています。
この日は暑いこともあったせいか、私たち以外の観光客はいませんでした。
今回サイクリングした距離は、16.31km。次回は、定番の兼六園、金沢城公園を回ってみたいと思います。
まとめ
RVパークは全施設有料となっていますが、車中泊を気兼ねなく行うことができ、一般駐車エリアと区別もされているため、車体が大きなキャンピグカーでも邪魔になることはありません。
また、施設毎に違いはありますが、入浴施設、電源、24時間利用可能のトイレ、ゴミ回収など、必要となるものがほぼ完備されています。
道の駅でも簡単な休憩は取れますが、車中泊はRVパークでするなど、利用目的を分けて旅をすることがマナーの観点からも必要だと思います。
全国的に見るとまだまだ十分な施設を備えたRVパークが不足している中、今回利用させていただいた「だるま屋旅館」は施設が大変充実していました。
駅へのアクセスもバッチリですので、金沢観光の窓口として是非利用してみてください。
だるま屋旅館
所在地:〒929-0342 石川県河北郡津幡町北中条ラ38-10
電話番号:076-289-2307
チェックイン:当日16:30~22:00
チェックアウト:翌日9:30
利用料金:1泊2,000円/1台
ペット:可(館内禁止)
公式サイトはこちら
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