待望のキャンピングカー旅!準備万端、いよいよ出発 !!
前回はキャンピングカーが納車されるまでのお話でしたが、今回は、いよいよ初めてのキャンピングカー旅のお話。
楽しい準備や、キャンパスドルクに乗って、実際に旅してみた感想などをお伝えしていきます。
ギャレーの給水タンクはこまめに点検
キャンピングカーの納車後、コツコツと必要な備品を揃え、荷物の積込みなどしてきました。
息子にとっても念願のキャンピングカーだったので、私がコンパスドルクに荷物を運ぶときに「一緒にキャンピングカーまで運びに行く?」と誘うと、息子は嬉しそうに必ず着いて来ます。
コロナ休校で暇を持て余している息子を、どこか連れて行ってあげたいなぁ‥と思いつつも、私の仕事や用事が片付かず、しばらく我慢をしてもらっていました。
やっと旅に出れる前日。
ギャレーの給水タンクを洗っておこうと取り出してみると、中に水が。恐らく納車前点検に使った水の残りが、そのままになっていたのでしょう。それに気づかずしばらくの間、放置してしまっていたようです。
慌ててタンクいっぱいに希釈ブリーチを入れて浸け置きしました。翌日ブリーチ水を全部給水から排水へギャレーを流し通して洗浄し、新しい水を補充して一安心。前日に気付けて良かったです。
仕事を終えたら、いざ出発!
いつものように仕事から帰宅後、必要な荷物を持って午後4時前、念願のキャンピングカーで旅に出発しました。
エブリィワゴンの時と違い、かさばる荷物も事前に入れたままにしておけるので、出かける直前も身軽な状態で出られます。これはとてもありがたいことです。
今回は午後出発の1泊旅行の為、夕食は弁当をどこかで買って、車内のレンジで温めることにします。朝食はパンを購入する予定。短い旅行なので、調理にかかる時間がもったいないし、キャンピングカーのローンがあるので、外食も極力控えなければなりません。
目的地も出発時間によって変えようと思い、出発してから決めました。
頭にまず浮かんだのは、「ビアスパークしもつま」。
前回と一緒の場所になりますが、自宅からもわりかし近く、気楽に使えるので、迷った時にはいつもここを選んでしまいます。RVパーク&温泉に入れる施設ですから、間違いないのです!
途中、道の駅「まくらがの里こが」に立ち寄り、弁当を購入しました。こちらも以前に立ち寄ったことがあり、弁当の種類多く味も美味しいので、この辺りを通るときは絶対に外せません。更にうれしいことは、夕方は2割引シールも貼られているのです。
やっちゃった~!痛恨のミス
道の駅「まくらがの里こが」でお弁当を買ったら、「ビアスパークしもつま」へ向かい、雨足の強まる中到着。
しかし、なんと休館日の看板が‥‥!運悪く、月に一度の休館日だったようです。平日利用のRVパークなら予約が要らないと思い、電話での確認を怠ったポカです。。
くよくよしていても仕方がないので、その場で入浴施設をどこにするかを検討。
ここから一番近い施設は、「筑西遊湯館」というところだということが判明し、とにもかくにも向かってみることにしました。
到着してみると、ゴミ焼却場の熱源利用の入浴施設っぽいので調べたら、プールやジムなど設備は充実しているのですが、天然温泉ではありませんでした。今回は温泉に浸かりたい気持ちが強かったので、また探し直すことに。
ただ腹が減っていては頭も働かないし、妻もイライラしてきた様子なので、とりあえず購入してきたお弁当で腹ごしらえです。私と息子はカルビ弁当。妻は豚丼。お惣菜に鶏巻き。「まくらがの里こが」のお弁当にして良かった! やっぱり美味しいです。
さて、お腹も満たされたので、営業時間が22時までという「あけの元気館」へ向かうことに。
「ビアスパークしもつま」でゆっくりするはずが、余計に移動することになってしまいましたが、この精神的・肉体的疲れを癒すためにも絶対温泉には入っておきたい!
21時までに到着すれば、ゆっくり入浴することもできます。
こちらもジムとプールのある施設ですが、天然温泉があります。時間があれば、ジムを利用したいぐらいですが、今日のところは温泉だけで我慢……いやいや、温泉さえ入ることができれば、何も言うことはありません。
そしてなんとか、「あけの元気館」の受付時間には間に合いました。
内湯(ジェットバス付)と露天風呂にサウナと水風呂だけのシンプルでそう広くない施設ですが、温度も丁度良く気持ち良く入浴出来ました。
療養温泉・温泉プール・トレーニング『あけの元気館』
住所:茨城県筑西市新井新田48₋1
TEL:0296-52-7111
休館日:毎月第2、第4水曜日
営業時間:10:00~22:00(一部21:00まで)
駐車場:118台
HP:https://akenogenkikan.com/
広い車内で休憩タイム
温泉で十分に温まった後は、道の駅「グランテラス筑西」に移動しました。
新しい目的地を探しながら移動するには時間も遅いし、何と言ってもここにはお気に入りのパン屋「ohana」があります。
ここで仮眠をとって、朝一番の焼きたてパンを食べるのもいいかもしれないと考え、オープンする時間まで「グランテラス筑西」で休憩をすることにしました。
ここは駐車場が広く、照明も明る過ぎず暗くなり過ぎずで、なおかつ24時間営業のローソンがあるのも心強いです。
昨年できたばかりの道の駅なのでトイレも綺麗だし、ドッグラン・屋根付きバーベキュー施設(収穫体験も可)・レンタサイクル・芝生広場&ステージ・室内幼児遊戯エリア・STARBUCKS・ベーカリーショップやチョコ専門店などなど、いろいろなサービスやショップがあります。
窓のカーテンを広げ、ダイネットのイスの向きを変えて、車内を休憩仕様にします。
エヴリィの時と違い、荷物スペースも十分に確保されている広い車内はとても快適。
今まではランタンの明かりを頼りにしていましたが、この車内はサブバッテリーによる車内灯を使えるので、部屋で過ごしているのと同じような明るさです。
さて、朝までの仮眠タイム。上段ベッドがエブリイワゴンのときより広いとはいえ、3人+愛犬の徹子と一緒に寝るとなると、やはり窮屈です。
人気の上段ベッドから愛犬の徹子を降ろそうとすると、キバを向いて唸るので、渋々私が下段ベッドで寝ることになりました。
寝心地は普通のベッドよりはやや硬めですが、すぐに慣れると思います。NITORIのNウォームが快適でした。
暖まっているエンジンに加え、この日の気温と湿度が共に高かったので、車内はわりと暖かく、私は何も掛けずに寝てしまいました。
ただ朝方は、冷え込んで少し寒かったので、FFヒーターをオン。
手元のスイッチひとつで暖まれるなんて、本当に快適です。
そろそろ「グランテラス筑西」の営業時間。「ohana」に1番乗りで入りました。これで3度目の来店です。
お目当ての塩パンは焼き上がる直前だったようなので、メロンパンを購入し、イートインコーナーで待つことにしました。イートインコーナーはお洒落な内装で、窓越しには筑波山が臨めます。
イートインコーナーには、無料ドリンクにホットコーヒー・麦茶・レモン水があり、パン購入者には紙コップが渡されます。
早朝の筑波山を眺めながら、美味しい焼きたてパンと香ばしいコーヒーをゆったりした気分で楽しむことができるなんて、なんと贅沢なのだろうとつくづく思います。昨日のあの慌ただしさなど、すっかり忘れてしまったほどでした。
ちなみに、道の駅「グランテラス筑西」には、シャワールームやコインランドリー、リラクゼーションルームが完備され、疲れたドライバーがマッサージチェアで寛げるようになっているのです。
車の運転で疲れた時に仮眠をとるには、なんとも便利でうれしい道の駅です。これで隣に温泉の入浴施設があれば文句ナシですね。
気ままに寄り道、観光地めぐり
今日の予定は、昨日断念した「ビアスパークしもつま」のすぐ近くにある砂沼(さぬま)に行くか?筑波山に行くか?悩んだ末に筑波山に行くことにしました。
筑波山神社近くの駐車場に停めて、まずは筑波山神社に参拝。
その後ケーブルカーに乗り、山頂へ向かいました。
筑波山神社付近は暖かかったのに、山頂へ行くと風が強すぎて震えるほど寒く、たかだか800mの山なのに、その温度差に驚きました。
山頂で、先ほど買っておいたパンを食べましたが、寒すぎるのとひどい強風が吹き荒び、息子のパンが飛んでいきそうになるほどだったので、たまらず食べ終わる前に降りてしまいました。
それでも山頂から見下ろす霞ヶ浦や、はるか遠くに見えるスカイツリーは、なかなかの眺めでした。初めて山頂まで登りましたが、あの景色は見る価値があると思います。
筑波山を後にした私たちは、帰り際に道の駅「きたかわべ」に寄ることにしました。
ここは昨年立ち寄ったのですが、その時は時間の関係で行くことができなかった埼玉県、栃木県、群馬県の3県境界地点まで歩いて行きました。
道の駅から徒歩で3〜4分のところにあり、畑の端っこに手作り感のある標識があるので、一度は見ておいても良いかなと思います。
まとめ
今回は初キャンピングカーの旅となりましたが、車両の大きさによる運転はさほど気になりませんでした。
ただ、駐車場だけは気を使います。観光地には狭い駐車場も多いので、あらかじめ駐車場の広さを調べていくことをオススメします。
今回も筑波山で停めようとして誘導員に「これ入ります?」と聞き、大丈夫と言われて入ったのですが、いざコンパスドルクを停めてみると、他の車が出られなくなる狭さでした。
これだとぶつけられる心配があると思ったので、ひとまずそこを出てしまいましたが、その後十分な駐車スペースのある駐車場を探すのにずいぶん時間がかかってしまったのです。
あとは使いやすい物の配置や、車内設備、特に可変動する2列目3列目のシートアレンジなど、まだまだ工夫する必要がありそうです。
事前の出発準備も慣れてくれば短時間で済むようになると思いますが、ギャレーと給水タンクだけは、使わないときはブリーチ希釈で浸け置きしておいて、直前に洗浄して給水できるように準備にしておきたいと思います。
今回はギャレーの使用は無かったのですが、次回は利用して料理に挑戦してみるつもりです。
また、細かな点では、冷蔵庫の適温を把握していなかったために、少し飲み物が凍ってしまいました。
サブバッテリーの表示で電圧、アンペア、残容量%とあり、特に電圧については少し勉強しておこうと思いました。
少しずつキャンピングカー設備の知識を覚え、より快適に過ごす為にはまだまだ試行錯誤を繰り返す必要がありそうです。
キャンピングカー購入から納品、初旅までの連載は今回でおしまいになりますが、春休みになったら、また旅に出て、あらたな楽しみ方を模索していきたいと思っています。