車中泊用のテーブルをDIY!向かい合って座れる快適な食事スペースの作り方
目次
ベッドの一部をテーブルにDIY!快適な車中泊食事スペース
ベッドの天板には、長さ1,000mmのカフェ板を9枚並べて敷き、その上にセミダブルサイズのマットレスを置いて、ふたりで快適に就寝できる広さを確保しています。
今回は、そのカフェ板9枚のうち2枚に脚を付け、1,000mm×400mmの広さがあるテーブルを作成することにしました。
ベッド天板を使うことで、テーブルを設置しても下に足を入れて座ることができるため、足や腰の痛みを感じることもありません。
また、ベッド下に収納している荷物も取り出しやすくなりました。
テーブルの脚に使用した材料は?
テーブルの脚は、ベッドをDIYしたときと同様に、木材の暖かさを活かしたいと思い、天板で使用したカフェ板を利用することにしました。
ベッドを作成した際に余ったカフェ板があったことも、使用理由のひとつです。
カフェ板とは、杉の太丸太を素材としており、製造工程も日本国内で行われています。
杉の無垢材で、飲食店の内装材などにも使われる注目の製品です。
厚さが30mmもあり、耐久性にも優れているので、テーブルとしても安定感が期待できます。
カフェ板は、近くのホームセンターで販売(サイズは長さ2,000mm、厚さ30mm、幅200mm)されていると思いますので、探してみて下さい。
テーブルの脚を作成!
荷室で実際に机の高さをシミュレーションし、脚の長さは320mm、幅180mmに決めました。
安定感を出すために、テーブルの脚の両端を角度15度でカットし、カタカナの「ハ」の字型に加工しました。
これにより、脚がしっかり支えられる形になり、安定性が向上しました。
その結果、脚の高さは少しだけ低くなってしまいましたが、私たちにとってはちょうどいい高さになりとても満足しています。
電動丸ノコを使って、テーブルの脚を4枚作成しましたが、改めてDIYには欠かせない工具だと実感しました。
今回のように15度の角度でカットする作業も難しくないので、ケガをしないように十分注意して作業していきましょう!
なお、電動丸ノコをお持ちでない方でも、ホームセンターなどで借りることが可能です。
お近くの店舗を探してみてください。
塗料は?
統一感を出すために、天板と同じ水性塗料のウォルナット色を使用しました。
この塗料は臭いが少なく、車内で使う木材に適している商品だと思います。
乾燥後は水に溶けないため耐久性があり、扱いやすさも選んだ決め手となりました。
塗装はなるべく天気のいい日に行い、1日しっかり乾燥させてから車内に持ち込むようにしましょう。
テーブルの脚を天板に取り付ける
テーブルの脚は丁番(ちょうつがい)を使って天板に取り付けます。
カフェ板の端から120mmの位置に丁番の中心がくるように取り付けると、ちょうど収まりが良かったです。
なお、この寸法はあくまで私たちのハイエースに合わせたものであり、他の車では調整が必要になる場合もあります。
取り付ける際は、ご自身の車に合わせて位置を調整するように注意ください。
カットした部分にはささくれができるため、サンダーで研磨しました。
特によく触るテーブルなので、安全のためにも丁寧に作業を行いましょう!
脚を収納し荷物が積めるように工夫
テーブルをベッド状態に戻した際、今まで通りたくさんの収納スペースを確保するため、テーブルの脚を折りたたみスタイルにします。
材料は100円ショップで販売されている、取り付け金具と超強力マグネット。
金具をテーブルの脚に1つ取り付け、脚を折りたたんだ際に、金具と重なる場所にもう1つの金具を取り付けます。
脚、もしくは天板の金具どちらかに超強力マグネットをつければ完成です。
取り外しが便利になる穴
テーブルを使用する際に引き上げたり、片付けるときに天板を簡単に持てるよう、カフェ板1枚につき左右2か所ずつ、ホールソーで穴を開けました。
私たちは直径約25mmの穴にしましたが、指の大きさで使いやすさが変わるため、使う人に合わせたサイズをおすすめします。
DIYの総額は5,000円!
今回のテーブルDIYで購入したものは、丁番4個、100円ショップの取り付け金具(2個セット)4個と、超強力マグネット4個です。
また、25mmのネジ釘や塗料などは、すでに所有していたものを使用したため、正確なコストではありませんが、おおよそ5,000円あればテーブルを2セット作成できると思います。
広さ1,000mm×400mmのテーブルは、大人2人がゆったり利用するには十分なサイズで、家族4人でも使えると思います。
屋外での利用も可能ですが、長椅子として使用するほどの強度はないため、その点は注意してください。
デメリットは?
テーブルの脚の固定について
現在、テーブルは置いているだけの状態なので、使用中に脚が倒れてしまう可能性があります。
今のところ、倒したことはありませんが、このままだと、せっかくの楽しい食事の時間が台無しになることも考えられるため、しっかりと脚を固定する方法を検討していきたいと思います。
収納スペースの確保について
現在は長期の車中泊を経験していないので、収納スペースに多少余裕があります。
しかし今後車中泊旅をする際、洋服や調理器具、車内のごみを一時的に置くスペースなど、収納が埋まってしまい、足の置き場がなくなるかもしれません。
今後は、車内に持ち込む荷物をよく考えていきたいと思います。
天板として使用したカフェ板の収納について
テーブルの天板として使用しているカフェ板2枚を収納するスペースが、以前は高さがギリギリでちょうど良かったのですが、今回のDIYによってテーブルの脚が追加され、収納できなくなりました。
今後は場所を変更したり、入れ方を工夫したりして、解決策を見つけていきたいと思います。
まとめ
ベッドの天板2枚を使ってテーブルをDIYしたことで、購入していたテーブルを積み込む必要がなくなり、車内の収納スペースが広がりました。
さらに掘りごたつのようなスタイルにしたことで、長時間でも楽に座ることができ、パソコン作業も安心してできそうです。
また、収納スペースへのアクセスも良くなったので、車中泊のちょっとしたストレスからも解放されました。
まだ改善点はありますが、少しずつ理想の車中泊仕様車に近づけて、夫婦で長期間バンライフを楽しめたらいいなと思っています。
この記事が少しでも、皆さんの参考になれば嬉しいですし、これからもDIYを頑張っていきたいと思います。
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