【経験者が教える】国産ミニバンで車中泊を楽しむ方法とおすすめアイテム
目次
車中泊に必須!基本的な装備
エルグランドとノア、これまで2台の国産ミニバンを乗り継いできた経験から、車中泊に適した国産ミニバンを選ぶことが、快適な体験の第一歩だと思います。
ノアはその点で申し分のないクルマです。
次の点が優れています。
• ほぼフラットにできる広いスペース
• 多彩なシートアレンジ
• 十分な天井高
私は1つ前のモデルのノアに乗っています。
車中泊の醍醐味は、好きな場所で自由に過ごせること。
でも、そこで重要になるのが装備です。私なりの快適な車中泊するためのオススメアイテムをいくつか紹介します。
エアマット
車中泊において睡眠は重要。
ミニバンでは2列目と3列目のシートを倒してフラットにしてエアマットを敷きます。
車の中で電動エアポンプで空気を入れます。
すぐに膨らみます。
ほとんどの国産ミニバンに合うマットが売られています。
空気を入れて、後部座席のスペースにぴったり敷き詰めると、硬かったシートの凸凹が一気にフラットになります。
まるで家のベッドにいるような感覚になります。
エアマットを敷いたら、あとは寝袋やブランケットを用意すれば、リラックスして寝られる空間が完成。
エアマット一つで驚くほど快適になります。
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トランクカーゴ
車中泊の道具が増えてくると、どれがどこにあるのか分からなくなりがちです。
そこで活躍するのが「トランクカーゴ」です。
この頑丈なボックスは、キャンプ道具やキッチン用品、さらには食料まで何でも収納できる便利アイテムです。
私は車中泊用のツールをひとまとめにし、もう一つのトランクカーゴには食料関係を整理して入れています。
例えば、折りたたみ式のまな板や小さなガスバーナー、フライパンなどは一つの箱にまとめています。
これなら、現地に着いてから何かを探し回る必要がなくなります。
トランクカーゴを使うことで、車内がすっきりするだけでなく、現地でも効率よく道具を使えます。
次の車中泊もランクカーゴのおかげで余計なストレスがなく、自然の中での時間を存分に楽しむことができるはずです。
さらにトランクカーゴが便利なのは、フタがフラットなので上に軽い荷物を載せられる点。
私は寝袋やブランケットを置いて、取り出しやすいようにしておきます。
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カーサイドタープ
キャンプ場に到着してすぐにやるのは、カーサイドタープの設営です。
ノアのルーフに取り付けるだけで簡単に広い日陰ができるタープは、設営が簡単。
タープのポールを立て、ロープで固定するだけ。
強い日差しから逃れられる快適な日陰が出来上がります。
太陽が真上に来ると、その日差しは想像以上に強烈です。
車の中はすぐに暑くなりがちですが、タープがあるおかげで車内も外の空間も涼しく保たれます。
カーサイドタープを使って感じたのは、ミニバンとの相性の良さです。
ミニバンは高さがあります。
これがタープ設営においても大きなメリットになります。
高い位置に設置できるため、タープの下の空間が広く感じ、開放感があります。
それに、ノアの場合、大きなスライドドアから出入りするたびに、タープの下に広がる日陰が目に入り、外と車内が自然に繋がり、リラックス感が一気に増します。
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リアゲート用防虫ネット
リアゲートには防虫ネットを装着しています。
ノアのリアゲートは広々としているので、開けるだけでかなりの開放感が得られますが、その分虫が入ってきやすいのが悩みです。
それを防ぐのが防虫ネットです。
リアゲートの周りにピタッとフィットするサイズ。
取り付けは驚くほど簡単で、マグネットで簡単につけられます。
これで、リアゲートを開け放したまま、夜風を取り込みながらも、虫の心配がない空間が出来上がります。
ネットは目が細かく、どんな小さな虫でもしっかりブロックしてくれます。
それなのに、風はしっかり通すので、夜になっても車内が蒸し暑くならず、快適に過ごせます。
それまで我慢して窓を少しだけ開けていたときとは、比べ物にならないほどの心地よさです。
また、ノアはもともと広いスペースが魅力ですが、防虫ネットを使うことで、その広さを最大限に活かせます。
リアゲートを開けることで、車内が一気に広がり、外の自然ともつながる感覚が生まれます。
まるで、ノアがひとつの「動く家」になったかのような体験ができます。
タープと併用することで、昼間は外でリラックスしたり、夜はリアゲートを開けたまま涼しい空気を取り込みながら眠ったりできる、「車内と外を快適に行き来できる空間を作り上げられます。
タープと防虫ネットで、車中泊の快適さが格段に向上しますよ。
最近はタープと防虫ネットが一体型になっているものもあるようなので調べてみてはいかがでしょうか?
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クーラーボックスと専用脚
ノアの後部スペースには、いつも大型のクーラーボックスを積み込んでいます。
このボックスは容量が大きくて50リットル。
一度にたくさんの食料と飲み物を入れられます。
私は、新鮮な野菜や肉、飲み物、さらには氷までたっぷり入れておきます。
ビールもキンキンに冷えます。
到着したら、荷物を下ろすのと同時にクーラーボックスを車外に出し、専用の脚にセットします。
脚があることでクーラーボックスの高さが上がり、地面に直接置く必要がないので、地面からの湿気や汚れを気にせず、いつでも手軽に食材や飲み物取り出せます。
脚のおかげで、いちいちしゃがんで取り出す手間も省け、まるでキッチンカウンターができたようになります。
車中泊では、食事の準備や保存が重要。
クーラーボックスにしっかりと食材を保存しておくことで、途中のスーパーで食材を買い足す手間が省けます。
当初車中泊では、途中で食材が傷んでしまうのではと心配していましたが、大型クーラーボックスのおかげで安心できます。
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ミニバンのスペースを有効活用する車内レイアウト
ノアの広い車内は、車中泊を快適にするための大きなアドバンテージです。
さらに車内レイアウトに配慮することで、スペースを最大限に活用し、リラックスできる環境を作り出せます。
車内のレイアウトを決めるときは、まず優先する目的を明確にしましょう。
私の場合は、家族4人または一人が多いので、就寝する人数によってレイアウトを変えています。
ソロ車中泊:自由を満喫する一人時間
ソロ車中泊の最大の魅力は、何といっても「スペースに余裕があること」。
ノアはもともと広い車内を持っているので、後部座席をフラットにして一人用のエアマットを敷いてもまだまだスペースが余ります。
マットの横にはクーラーボックスと食料、そして必要なキャンプ道具をそのまま積み込んだカーゴボックス。
荷物が多くても、一人であれば車内にすべてを収めて寝ることができます。
食事は、カーサイドタープの下でのんびりと楽しめます。
例えば湖畔での車中泊。
目の前に湖の景色が広がり、クーラーボックスから冷えた飲み物を取り出してリラックスできます。
食材はあらかじめ整理してクーラーボックスに詰め込んでおいたおかげで、食事の準備もスムーズになります。
ソロ車中泊では、自由に自分のペースで動けるのが何より快適です。
家族での車中泊:キャンプと車の融合で広がる空間
一方で、家族4人での車中泊となると話は少し変わります。
私たち家族も、長期休暇にノアでの家族キャンプを楽しむことがありますが、さすがに家族全員が車内に寝ることは難しいです。
そこで我が家では、車中泊とテント泊を組み合わせる方法を取っています。
これが思った以上に快適なスタイルだと感じています。
まず、到着したらカーゴトランクに詰め込んでいたキャンプ道具をノアのすぐ近くに展開します。
2人用のテントを設営します。
私たちには、大型のテントは必要ありません。通常、子どもたちはテントに寝かせます。
僕と妻はノアの中で車中泊するのが定番。
ノアの中に貴重品を置いて、後部座席にはエアマットを敷いて広々としたベッドにします。
防虫ネットを付ければ車内は涼しく、また虫の心配もないので、特に小さな子どもがいる家族には安心感があります。
快適に車中泊するコツは整理整頓!
ノアを始めとした国産ミニバンは広いスペースがありますが、無秩序に荷物を置いてしまうと、居住空間が狭くなり、快適さが損なわれます。
整理整頓を心がけましょう。
私は前述のトランクカーゴを活用して荷物をしっかりと整理しておきます。
キャンプ道具や調理器具を一つのカーゴにまとめ、使用頻度の高いアイテムは取り出しやすい場所に大きめのバッグを配置します。
例えば、クーラーボックスは車内の中央付近に置いておき、食事を準備するときにすぐ手が届くようにしています。
寝具やブランケットなどの大きなアイテムは、後部座席のフラットにしたスペースにうまく収納できます。
車内での居住スペースを確保しつつ、休みたいときにはすぐに横になれる状態にしておきます。
整理整頓がしっかりしているおかげで、車内はまるでコンパクトな家のように快適に過ごせます。
また。トランクカーゴに荷物を入れておくと、屋外にさっと運べて便利です。
使用頻度の高いものは手の届きやすい場所に配置し、スペースを最大限に活用できるよう工夫しています。
まとめ
ここで紹介したような装備を用意して、車内の荷物の整理整頓を心がければ、キャンピングカーや車中泊仕様でない国産ミニバンでも、私のように車中泊が楽しめるはず。
キャンピングカーを購入したり、普段使いと車中泊用のクルマの2台持ちしたりするのは費用もかかるし保管場所を確保する問題もあるからハードルが高いと感じている方も、国産ミニバンが用意できるならぜひ車中泊で自由な旅を満喫してください。