アイドリングの危険性やその対策を徹底解説!

車中泊でエンジンをかけっぱなしは禁止?危険性やその対策を徹底解説!




エンジンかけっぱなしが車中泊でよくない5つの理由


 アイドリング 危険 エンジンかけっぱなし

次に車中泊中のエンジンのかけっぱなしがよくない理由について具体的に紹介していきます。

車中泊中にエンジンのかけっぱなしがよくない理由は以下の5つです。
・騒音となる可能性がある
・排気ガスによる自然への悪影響
・燃費を消費してしまう
・バッテリー上がりを起こす可能性がある
・一酸化炭素中毒で死に至るケースもある



騒音となる可能性がある


エンジン アイドリング 危険 エンジンかけっぱなし

エンジンをかけっぱなしにしている状態だと、エンジンは最低回転数で稼働しているものの「騒音」となることも十分に考えられます。

車中泊では「エンジンは停止させる」というのが一般的なマナーです。

そのため、エンジンをかけっぱなしにした状態で夜間、車内で過ごしているとマナー違反となってしまいます。

周りの迷惑にもなり、最悪の場合トラブルに巻き込まれてしまうこともあります。

トラブルを避けて、快適な車中泊を過ごすためにもエンジンは必ず停止させて車中泊の時間を過ごしましょう

排気ガスによる自然への悪影響


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エンジンのかけっぱなしによる環境への悪影響も理解しておくことが重要です。

エンジンをかけたまま車を停止させている場合、排気口から排気ガスが排出されている状態となります。

近年さまざまな場所で耳にする「地球温暖化」。

こういった排気ガスも大きな要因のひとつとされています。

せっかく車中泊では美しい自然を身近に感じられるメリットもあるため、こうした排気ガスで自然を汚さないように心がけることも大切です。

燃料を消費してしまう


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エンジンをかけっぱなしにしている状態では、10分間のアイドリングで約130㏄もの燃料を消費してしまいます。

ただ停車しているだけで燃料が減っていくのは正直避けたいところではないでしょうか。

さらに、エンジンへの負荷は少ないものの、車を走らせていない状態ではエンジンが不完全燃焼となり、燃えカスが出てしまう状態になります。

燃えカスによってオイルが汚れたり、さらにはエンジンの内部の汚れにつながったりすることも考えられます。

燃費が無駄になるだけでなく、エンジンの汚れにも悪影響が出てしまうためエンジンのかけっぱなしはやめましょう。

バッテリー上がりを起こす可能性がある


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エンジンをかけっぱなしにしている状態のときに「バッテリーは大丈夫なのか」と不安に感じる方も中にはいるようです。

もちろん、エンジンをかけているだけではバッテリーが消費されることはないのでバッテリー上がりの心配はありません。

しかし、たとえばエアコンやそのほかのオーディオ関連を使用しているとバッテリーを消費してしまいます。

そのため、バッテリー上がりを引き起こす可能性も出て来ます。

バッテリーの劣化の速度も早めてしまうため、エンジンのかけっぱなしは車中泊ではやめておくことが重要だということが分かります。

一酸化炭素中毒で死に至るケースもある


メーター アイドリング 危険 エンジンかけっぱなし

エンジンのかけっぱなしによる死亡事故のニュースを耳にしたことはないでしょうか。

特に雪が降る時期に高速道路で足止めを余儀なくされた人など、車内で一酸化炭素中毒でなくなるといった事故はあとをたちません。

その原因としては、排気ガスが出る排気口を雪が覆ってしまうことで、外に出るはずだった排気ガスが排出されずに車内に充満してしまうことで起きてしまう事故だと言われています。

もちろん車中泊中でも雪が降ることは十分に考えられます。

万が一、雪が多く降る日にエンジンをかけっぱなしにしてエアコンを使用していた場合には一酸化炭素中毒の可能性がぐんと上がるでしょう。

自分は大丈夫と思わずに、車中泊でのエンジンのかけっぱなしで思わぬ事故を起こさないためにも絶対にエンジンのかけっぱなしはやめましょう

アイドリングをしなくてもいいようにするには


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エンジンのかけっぱなしによるデメリットやリスクを紹介してきました。

とはいえ、「じゃ、どうすればいいんだ」という疑問が出てくるはずです。

そこで、車中泊歴5年の筆者が実際にエンジンのかけっぱなしをしなくてもいい工夫を紹介していきます。

それぞれのコツを車中泊に取り入れて、エンジンのかけっぱなしをしなくてもいいように対策していきましょう。

車中泊でエンジンのかけっぱなしをしなくてもいいようにする工夫とは以下の3つ。
・気温に合わせて服装を合わせる
・車内の断熱性を向上させる
・家電を使って車内を快適にする



気温に合わせて服装を合わせる


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どうしても車中泊でエンジンをかけてエアコンを使いたい気温のときはあります。

とはいえ、エンジンのかけっぱなしは原則禁止。

そうした中で、最初にできる工夫といえば「服装で調整する」ということ。

気温の高い夏はなるべく汗を蒸発させる機能のあるインナーを着て不快な汗を外に蒸発させる。

さらに、冬には保温性の高いウエアで身体の熱を逃さないようにするなどの工夫が圧倒的におすすめです。

服装一つでも車中泊での車内は快適になります。

車中泊はまずは気温に合った機能性の高い服装をしっかりと準備することが重要と言えるでしょう。



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車内の断熱性を向上させる


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車中泊でエンジンのかけっぱなしを防いで快適な車内にする方法として、車内の断熱性を向上させることもとても重要です。

たとえば、筆者の車では天井や壁に断熱材を入れています。

そのため、年間を通して外からの冷気や熱をしっかりと遮断させることで車内の快適度も上がっています。

また、窓から入ってくる直射日光や冷気によって車内の気温は変化すると言われています。

そのため、なるべくカーテンやサンシェードを取り付けて外気温が直接触れる部分に空気の層を作ることもポイントになります。

カー用品店やホームセンターでもサイドの窓用のサンシェードは手軽に購入できるので一度検討してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、筆者が以前乗っていたNboxに使用していたサンシェードも取り付けやすく、ぴったりと窓のサイズに合うので断熱性の向上にとても役立ちました。ぜひ参考にしてみてください。




家電を使って車内を快適な温度に保つ


家電 アイドリング 危険 エンジンかけっぱなし

次に車中泊ではポータブル電源から電源を取って家電製品などのアイテムを使うのも有効です。

車内で家電が使えるようになるとエアコンなどに頼らなくても車内を快適な温度にすることは十分に可能です。

たとえば、筆者はポータブル電源を使いながら夏には扇風機、冬には電気毛布やセラミックヒーターを使用した車中泊をメインで行っています。

もちろんポータブル電源で実際に使えるかどうかや、車内で使うのに適切なサイズかどうかは検討する必要がありますが、コンパクトでも機能性の高いアイテムはたくさんあります。

そういったアイテムを導入しながらエンジンのかけっぱなしを避けながら車中泊をすることもエンジンのかけっぱなしを避ける方法としておすすめです。






まとめ:車中泊エンジンのかけっぱなしは原則禁止!アイテムを使って快適に過ごそう


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車中泊でエンジンのかけっぱなしが禁止の理由を始め、エンジンをかけっぱなしにしなくても快適に車中泊を楽しむコツを具体的に紹介してきました。

車中泊では気温の関係でエンジンをかけたままエアコンを使いたくなる時はあるでしょう。

とはいえ、エンジンのかけっぱなしは原則禁止であるということや周りの迷惑や環境への悪影響もあるということをしっかりと理解しておきましょう。

エンジンをかけっぱなしにしなくても車内で快適に過ごすことは可能です。

ぜひ、本記事で紹介したコツやおすすめのアイテムを導入しながら快適な車中泊を過ごせるようにしてみてください!