車中泊
改めて車中泊の長旅に出るなら必ずやること!海釣り編

車中泊をしながら日本一周を終え、今年の3月より社会復帰。現在は富山市内で勤務しています。
最初の3ヶ月は怒涛の日々でなかなか記事を更新できませんでした。
ようやく仕事が落ち着き始めて、今週末久々にお隣の滑川市へ釣りに行く予定です。
道具の手入れをしていると、車中泊で全国各地の海で釣りをしたことを思い出しました。
狙う魚にもよりますが、山陰での釣りは自分のスタイルにぴったり。
今回は車中泊と釣りをテーマにお話しいたします。
車中泊旅で釣りをするということ!

長期で車中泊旅に出る予定がある場合は、旅中に何をするのかが大事です。
私はいくつか趣味がありますが、車中泊をしながらできる遊びの一つが釣りでした。
日本は海に囲まれていて地域によって釣れる魚は様々。
釣りをする人なら分かると思いますが、自分で釣った魚をその日のうちに調理して食べると最高に美味しいですよね!
また、知らない土地での釣りは「釣れる・釣れない」はもちろん、思わぬ景色に出会ったり、見たこともない魚(いわゆる外道)に遭遇できたりすることもお楽しみの一つ。
私は上下釣具メーカーのウエアや道具で身を固めるタイプではなく、汚れても気にならない服とスニーカーで行う気軽な釣りスタイルなので、これから始めようと考えている人でも簡単に真似できます。
さらに、釣りは朝早く出発するイメージだと思いますが、車中泊なら前日のうちに移動して釣りスポットの近くで寝ることもできます。
これは車中泊の大きなメリットだと思います。
車中泊向きの釣りは「穴釣り」

車中泊旅で中型バンや軽自動車で日本を巡る場合は、荷物に制限があるのでなるべく最小の装備で出掛けたいもの。
私が推奨する「穴釣り」は、仕掛けがシンプルで荷物が少ないのでおすすめです。
穴釣りとは、テトラポッドなどの隙間に糸をたらして魚を狙う釣りのこと。
使用する餌もスーパーで売っている生イカなので、どこでも手に入ります。
ターゲットは主にロックフィッシュと呼ばれるカサゴ、キジハタ、アイナメ、ソイなど。小さくても引きの強い魚なので、穴から引き上げるのが楽しいです。
しかも比較的簡単に大物がかかるので十分楽しめます。
地元での釣果ですが、過去に38.5cmのキジハタを釣り上げました。
釣りスポットは写真のようにテトラポッドが多くある場所か奥に見える岩場のところがおすすめ。
軽装の場合は漁港の外側にあるテトラ帯が比較的安全に遊べると思います。
ただし、雨の日は滑りやすいので諦めましょう。
穴釣りの仕掛け

写真は、私が車中泊旅に出る時に持っていった穴釣り用の仕掛けです。
糸を直接仕掛けのブラクリに結びつけるだけで釣りができるのでお手軽。
総額で7,000円ほどだったと思います。
釣具はお金をかけようと思えば青天井ですが、安くても十分楽しめるので初心者の方は参考にしてみてください。
竿
釣具店で売っている一番安価なバス用の釣り竿を購入しました。
安価なものを選ぶ理由は、テトラ帯で狭い場所を攻める時に釣り竿が傷つきやすいため。
過去に竿先を折ったこともあるので、安くて硬いものを選んでいます。
リール
使うリールはどんなものでも構いませんが、私が使用しているのは釣具の中古販売店で購入した2,000番台の品。
巻ければよいと思っているのでこだわりはありません。
釣り糸
ナイロンタイプの太いものを使用中。
特に何号以上というのはありませんが、その時に安いものやセール品を購入しています。
太い糸を使う理由は、テトラポッドの間に仕掛けを落とすので糸が擦り切れやすいため。
大物を逃さないために太い糸を使っています。
ブラクリ(仕掛け)
ブラクリは丸型のものも売っていますが、私が好んで使用しているのがこのダイヤ型のもの。
大物も狙っているので6号を使用しています。
釣り糸切り用のハサミ
釣具店で売っている一番安価なハサミです。
この5点のみを使って、旅先で釣りを楽しみました。
途中ブラクリを追加で購入しましたが、他にお金はかけていません。
収納方法

釣具にはわずかですがニオイが残るため、なるべく居住スペースに置かないのがおすすめです。
私は常にルーフボックスに収納していました。
車中泊時、釣った魚を調理する時の注意点!

普段釣りに行くと潮目が変わって釣れなくなるまで釣りをし、釣れた分だけ家に持って帰ります。
家には大きなシンクと収納力抜群の大型冷蔵庫があるので、下処理後の保存は安心。
しかし車中泊中は、保存場所の問題があります。
車中泊で釣りを楽しむ時は、食べごろのサイズを2匹程度釣ったら終了しましょう。
そして夕方には夕食の準備を始めます。
臭いの問題から、調理方法は刺身か煮物の2択。
油を使って揚げたり焼いたりすると車内が数日間魚臭くて大変です。
過去に一度北海道でチカという地魚をもらって天ぷらにしましたが、数日間魚の臭いが取れなくて嫌な思いをしました。
また、私は無料のキャンプ場か洗い場がついている道の駅で車中泊をする時だけ魚を調理します。
やはり下処理と洗い物ができないと魚料理は難しいです。
ちなみに私が旅中に釣ったロックフィッシュは、大きければ煮付けにして、小さければあら汁にして食べました。
どちらも美味しかったです!
まとめ
今回は車中泊時におすすめの「穴釣り」を紹介しました。
やはり手軽さが一番大きなポイント。
釣り場が漁港周辺で比較的安全なことも旅向けの理由です。
実は車中泊旅の初期にアオリイカの仕掛けも持って出たのですが、春先の四国で幾度か試し釣りをして断念。
知らない土地での釣りは海の中の状況も分からず、3日間でアオリイカ用の疑似餌を7本ほど失いました。
金額にすると1万円くらいでしょうか、貧乏旅行の私には手痛い出費。
それからは穴釣り一本で車中泊旅中の釣りを楽しんでいます。
※なお、釣りをする場所は「立入禁止」や「釣り禁止」の表示がないか事前に確認しましょう。
漁港や私有地ではルールが設けられている場合もあるので、事前に情報をチェックし、マナーを守って楽しむことが大切です。