車中泊にNV200バネットは狭い?メリットやデメリットを徹底解説

【使って分かった】車中泊にNV200バネットは狭い?メリットやデメリットを徹底解説




車中泊にNV200バネットをおすすめする理由


NVバネット

ここからは実際に筆者が愛用している日産NV200バネットが車中泊におすすめの理由を具体的に紹介していきます。

NV200バネットでの車中泊を検討している方はチェックしておくと車中泊のイメージがよりしやすくなるでしょう。

NV200バネットでの車中泊がおすすめの理由は以下の5つ。

・就寝スペースが広くとれる
・座った時に天井スペースが広い
・手動で窓が開けられる
・フルフラットな床で寝やすい
・車内にあるボルト用の穴が使いやすい



就寝スペースが広くとれる


ベッド

前述していますが、NV200バネットは大人2人が余裕で就寝できる広さが特徴です。

棚やテーブルを設置すると多少就寝スペースが狭くなるため、制作する場合は注意が必要ですが、写真のように前とサイドに棚を置いても余裕で寝られるスペースは確保できます。

大人1人、もしくは2人での車中泊であれば問題なく寝るスペースを確保できるでしょう。

座った時に天井スペースが広い


車内

車中泊では車内で座って食事をとったり、日中車内で座ったまま長時間過ごしたりすることも考えられます。

そうしたときに、座った状態で頭の上にすぐに天井がきてしまっていると窮屈さを感じる人も多いはず。

しかし、NV200バネットは天井も比較的高く、座った状態でも頭をぶつける心配がないため、車内での時間がより快適に過ごせます。

車中泊仕様車を選ぶ際に意外と見落としがちなポイントにもなるので座った状態で頭から天井までの高さがどれくらいあるのかをしっかりと確認しておくことも重要です。

手動で窓が開けられる


窓

NV200バネットの特徴として、後部座席のサイドウィンドウが手動で開けられるといった特徴があります。

あまり意識したことはないかも知れませんが、この特徴は車中泊にはとても重要です。

たとえば、エンジンをかけないと開け閉めができない窓の場合、わざわざ一度車外に出てエンジンを掛に行く手間が増えます。

夜間寝ているときや、車内で調理を楽しんでいるときにエンジンをかけずにサッと窓の換気ができるのは大きなメリットと言えるでしょう。

ただし、手動でしか開けられないということは車の走行中に運転席から自動で開け閉めできないということにもなるのでどちらのタイプがいいのかはよく考える必要があります。

窓の開閉が手動か自動かの点については意外と見落としがちなポイントにもなるので、車を選ぶ際には必ずチェックしておくようにしましょう。

フルフラットな床で寝やすい


車内

NV200バネットの床は多少床に凹凸があるもののほぼフルフラットになっているためマットレスを敷けばすぐに床で寝られる状態がつくれるのも大きな特徴です。

またフルフラットのため、ベッドや棚などをDIYするときにも車内の凸凹をあまり考えなくていいのも嬉しいポイントです。

たとえば、床や壁に凹凸の多い車種の場合、ベッドや棚を製作する際に平行を意識したり、脚の長さを微調整したりして作る必要があるため、そういった点ではNV200バネットは内装のDIYもしやすいように思います。

車内にあるボルト用の穴が使いやすい


ボルト

NV200バネットの中でも特に気に入っているのが車内にあるボルト穴です。

車体にもともと開いているため、自分で車体に穴をあけるのに不安がある方や、DIYに自信がない方でも使いやすい穴になっています。

写真のようにM6のボルトが入るようになっているので、フック掛けとして使用できる丸カンボルトや棚を固定するための木材を設置するのに使うといった方法もいいでしょう。

多様な使い方ができるので車内にもともとボルト用の穴があるかどうかも車中泊仕様車を検討する際に見ておくと良いかも知れません。

NV200バネットでの車中泊をする際の注意点


景色

ここまで車中泊にNV200がおすすめのポイントについて紹介してきました。

とはいえ、おすすめのポイントばかりか?といえば、注意点もあるのでここではNV200の注意点について具体的に解説していきます。

NV200で車中泊をする際の注意点とは以下の3つ。

・商用車なので断熱性が弱い
・ファミリーでの車中泊には適さない
・車検が1年に1度のため手間が増える



商用車なので断熱性が弱い


車内

商用車タイプの車のため、車内の断熱性はほとんどありません。

車体本体の天板がほぼむき出しの状態と思って大丈夫です。

そのため、断熱性を高めるために何かしらの対策が必ず必要になります。

たとえば天井や壁に断熱材を入れたり、断熱機能のあるペイントを散布したりする必要があります。

車内の快適度を左右する断熱性ですが、何も対策をしないと夏は暑く、冬は寒くて寝られないといった状態にもなることがあるので注意が必要となります。

ファミリーでの車中泊には適さない


NVバネット

前述していますが、NV200バネットは大人2人が十分に寝られるスペースは確保できますが、ファミリーなど大人数での車中泊には適していないということが挙げられます。

もちろん車内に2段ベッドで工夫する、子どもが小さいからスペース的にも大丈夫といった方もいます。

車内の広さが就寝する人数に対応できるかどうかは人によって感じ方も異なるので一度販売店で広さをチェックしてみるのもいいでしょう。

車が空っぽの状態を見ると3人、4人でも寝られるのではないか?と感じても、いざベッドや棚を車内に入れてみると思ったよりも狭い。

といったことも十分に考えられるので、内装をどういったものを入れるかもイメージしながら見てみることが大切です。

車検が1年に一度のため手間が増える


運転席

NV200バネットは年に1度の車検が義務付けられています。

たとえば、今まで2年に一度の車検しか経験がないという方は毎年の車検が手間に感じる人もいるでしょう。

筆者も実際にNV200バネットに乗り換えてから車検の期間が思ったよりも短く「あれ?もう車検の時期?」と1年の速さに驚くこともあるので注意が必要です。

また、車検を受ける時にはなるべく車内のベッドや棚など取り外す必要があるため、車検の期間が短いだけでなく、ベッドや棚を取り付けるのが手間に感じる方もよく考えておく必要があります

まとめ:NV200は大人2人での車中泊に最適!


NVバネット

筆者が約3年間車中泊旅を楽しんできたからこそ分かったNV200バネットのおすすめのポイントや注意点について具体的に解説してきました。

NV200は大人2人までなら快適に車内で過ごすことができ、天井も高くDIYで製作したベッドや棚も問題なく車内に設置できるでしょう。

しかし、断熱材が不十分である、ファミリーでの車中泊には適さないといった注意点もあるのでNV200バネットで車中泊を検討している人は注意が必要です。

本記事で紹介したNV200バネットを車中泊に使用する上でのメリットや注意点をよく理解して最適な車種をぜひ選んでくださいね。