車中泊で300泊してわかった、事故や火事を起こさない、ケガしないために気をつけること!
目次
たまに起きている車中泊者の事故
ニュースを見れば車の事故は毎日起きていますが、きっと車中泊者の事故も各地で起きているのではないでしょうか。
筆者も大事故はありませんがこれまでの車中泊旅で、車の側面を2カ所と背面1カ所をぶつけてしまいました。
小さな自損事故で相手もいなかったからよかったものの、一つ間違えば大事故になっていたかもしれません。
板金修理するほどでもなかったため、現在も傷が残ったまま運転しています。
以前、中国地方にある道の駅で「ガス燃料の火器禁止」の看板を見たことがあります。
これは想像ですが車中泊者が車内でガス機器による火災を起こしたのではないでしょうか。
ネットニュースでキャブコンが燃えている映像も見たこともあります。
他にも車中泊旅中に自分の不注意で起こす事故やケガもあるでしょう。
車中泊で300泊以上しているといろいろな事故から自分の身を守るために独自のルールが作られてきました。
事故を未然に防ぐという点では有効なものが多いはずなので、ぜひ参考にしてみてください。
車中泊旅での連続運転は長くて1時間以内!
車旅をしているとどうしても運転時間が長くなると思います。
プロのトラックのドライバーさんは4時間運転したら30分休憩する430休憩ルールがありますが、一般の運転者は特に運転時間の制限は見当たりません。
ネットを検索すれば2時間に1回最低10分休憩とか3時間に1回は休憩しましょうなど様々な推奨アドバイスがありますね。
筆者が車中泊に使っているのはちょっと旧い中古の商用車(ライトエース)なので装備されていませんが、最近の車には2時間連続で運転していると音声で休憩をすすめるアナウンスが入る機能が付いているものもあります。
ですが、何時間であれ運転者が疲れたなと思うときは休憩するべきです。
筆者は特別な事情がない限り1日2〜3時間くらいしか運転しません。
しかも連続運転だとせいぜい30分から長くて1時間くらいではないでしょうか。
車中泊で長旅していて生活のほとんどを車に依存しているので事故を起こしたくないから、無理はしないようにしています。
筆者は時間に制限が少ない旅をしているので時間のコントロールが可能ですが、日程が決まっている人はこまめに休憩できないかもしれません。
それでも連続運転は1時間くらいにし、長時間とはいかなくても小休息は取ることをおすすめします。
知らない土地で狭い道に誘導?Google Mapの落とし穴!
カーナビがない車中泊者の人は地図アプリを使用していると思います。
これまでの車中泊旅で出会った人の中にはアナログの地図を使用している人もいました。
筆者はGoogle Mapをメインに使っているのですが、たまに驚くほど狭い道に案内されるのでびっくりします。
先に述べた「車の側面を2カ所と背面1カ所」のキズはこの狭い道を通っているときについたもの。
Google Mapはカーナビではないので、とにかく最短距離を結ぶルートを案内するようです。
それと筆者のライトエースにはルーフボックスを設置しているので高さ制限があります。
過去に北海道と千葉で高さ制限の低いトンネルを案内されたことがあり、危うくルーフボックスを大破させるところでした。
これらのケースはアプリが悪いのではなく、日常で使う車なら問題にならない道も、キャンピングカーや車中泊向けに改造した車の場合は、問題になるケースもあるということ。
筆者は慣れてしまったのでGoogle Mapを今も使用していますが、キャブコンや少し大きめの車で車中泊旅をしている方はカーナビのアプリに変更しましょう。
カーナビアプリの方が幹線道路を主体としたルートで道を案内してくれるはずです。
知らない駐車場ではパーキング場所に注意!
みなさんは商業施設の駐車場に入ったとき、どの辺りに車を止めますか?
筆者は旅中に限り、スーパーや道の駅では施設から遠くに止めるように心がけています。
もちろん地元富山にいるときは店舗近くに陣取りますが、慣れない土地では遠くに止めた方が安全です。
まず離れたところに止めれば他との接触が圧倒的に少ないので接触事故に巻き込まれる可能性も起こす可能性も減らせます。
それに、最近多く見かける商業施設内の一方通行に間違って侵入してしまっても車が少ない離れた場所なら方向転換しやすいと思います。
昨秋に兵庫県を巡っているとき、夜にとある道の駅に到着。
そのときは雨も降っていたので、施設の目の前に車を止めてトイレへ向かいました。
しかし小走りに2、3歩進んだ瞬間、ベンチに脛を強くぶつけて大ゴケ。
暗闇にまだ目も慣れていなくて、無警戒でぶつけたので久しぶりにたくさん血が出ました。
しばらくは入浴施設で湯船に浸かることができず、お湯が傷に触れるだけで沁みました。今でも傷跡が残っています。
知らない場所だとどこに何があるか分からないし、思いがけないところに段差や障害物があるので注意が必要です。
施設から離れた駐車スペースからトイレなどに向かえば施設全体を見ることができて、夜着の場合は歩いている間に目も慣れます。
単なる不注意だろと言われるかもしれませんが、実際に起こってみるとほんの少しの手間でこういった事故やケガが防げると思います。
車中泊では車内だって事故は起こる!
火の扱いに注意
筆者は車中泊旅での外食回数が少ないです。
キャンプ経験者なこともあり、ガスコンロやシングルバーナーを使って車内で料理をしています。
このとき、煮込み料理などの長く火を使う料理は行わないようにし、火の使用を最小限にすることが重要。
キャブコンのようにそれなりのキッチンが装備されていれば別ですが、中型のバンや軽バンは狭い場所で調理するので火災の危険度が増します。
今のところ大きな事故は起こしていませんが、木製の机にホットサンドの器具を熱いまま置いて焦がしたり、旅の初期にステーキをフランベしたら火が舞い上がって前髪燃やしたりと・・・・・・。
ちょっとした不注意が招いたことですが、狭い車内では自宅でいるとき以上に気をつけなければなりません。
火の事故は隣の車や施設にも迷惑かけるし、警察・消防が来てたくさんの人を巻き込みます。
最大限の注意を払いましょう。
怖い!一酸化炭素中毒
車の中で一酸化炭素中毒で亡くなったというニュースを聞いたこと、ありますよね。
積雪が多いときにマフラーから排気されるはずの排ガスが、積もった雪に邪魔されて車内に充満してしまう事故。
車中泊をしていると料理でガスコンロを使用したり、ストーブなどで暖を取ったりする人も多いのではないでしょうか。
筆者のライチエースの窓には網戸があるのでガスコンロを使用するときは必ず窓を開けるようにしています。
これ以外で一酸化炭素を放出する換気扇などの設備は使っていません。
一酸化炭素中毒は直接死につながるので、ひんぱんに換気するのはもちろんですが、一酸化炭素チェッカーを使うのがおすすめ。
安心・安全度が上がるはずです。
大容量の電源が用意できるなら、IHクッカーや電気ケトルなどでオール電化にするのがいちばん安全だと思います。
狭い車内での生活にケガはつきもの
さすがに車内で大ケガをしたことはありませんが、小さな擦り傷や軽い打ち身・打撲はたまにあります。
筆者が車中泊しているのは商用車のライトエース、バックドアから物の出し入れをするときに幾度か頭をぶつけ、そのうちの1回が角に強くぶつけてしまい後頭部に血が滲みました。
こういうことはだいたい駐車場の縁石や段差があるところで起こっています。
それとベッド下からものを取り出すときに、軽く突き指したり、なぜかいつも人差し指の爪の付け根の部分を擦りむいたり。
ちょっとしたケガをしてしまうのはDIYの車中泊仕様車ならではかもしれません。
小さなケガはほとんど知らないうちにしているので、気をつけることが難しいです。
あまり気にせず笑い話にしてしまうのがよいと思います。
まとめ
事故や火災、ケガになるのは、ほとんどが思いがけないことが原因ではないでしょうか。
しかし、後から振り返ると防げたであろうということがいくつか思い浮かぶと思います。
きっとみなさんも今回書いたようなことには注意を払っていると思いますが、改めて考えてみてください。
再度検討することによってもう一段事故を起こす確率が下がるはずです。
やはり旅は安全第一、無事故で家に帰りたいですから。