車中泊歴7年が教える!車中泊ハイシーズンの夏に向けてやるべきこと4選
目次
車中泊ハイシーズンの夏に向けてキャンピングカーの大掃除
快適な車中泊旅に欠かせないことの一つがキャンピングカーの掃除です。
特に雨の後の洗車は絶対にした方がいい!
雨は汚れをきれいに洗い流してくれたように見えますが、そのまま放っておくと水滴の跡がシミのように車のボディに残ります。
そして忘れてはいけないのが車内の掃除。
特にわが家のようにワンちゃんがいる場合は、キャンピングカーで出かける機会が少ない梅雨時期の大掃除がおすすめなのです。
なぜ梅雨に車内を掃除するのか?
梅雨の時期はとにかく湿度が高い!
私のバンコン・GTの車内にはワンちゃんの抜け毛がいたるところにあるので、カビやダニの温床にならないか心配です。
それにこの時期は、わが家の柴犬の換毛期終盤。
換毛期に抜けた毛を一掃するにはもってこいのタイミング!
気持ちよく車中泊ハイシーズンの夏を迎えるために、毎年この時期は念入りに掃除をしています。
抜け毛はどのように掃除するのか?
掃除用具は一般的な掃除に使う掃除機やほうき、ちりとりに加えて、シートに入り込んだ毛を取るための道具を用意します。
【あると便利な道具】
●粘着ロール(通称コロコロ)
●梱包テープ
●ピンセット
※コロコロ
【重点的に掃除をする場所】
●シートまわり
●防水シートカバーのないシート部分
ワンちゃんの抜け毛は防水シートカバーにはつきません。
シートの周辺や、防水シートカバーのないシート部分に積もるので、そこを重点的にコロコロ。
シートに入り込んだ毛はピンセットがあると取りやすいです。
また、風で飛んでしまうくらいの細くて軽い抜け毛は特定の風の通り道に集まりやすいので、そこを見つけて一網打尽にします!
より快適な車中泊旅のためにDIYでグッズ製作
キャンピングカーの出動回数が少ない梅雨時はまとまった時間が取りやすいので、車中泊グッズをDIYで作るのに最適。
これまでいろいろな車中泊グッズをこの時期に製作してきました。
ただ、時間が取れるという以外も、梅雨時のDIYをおすすめする理由があります。
なぜこの時期に製作するのか?
梅雨時は雨や湿気がほこりやのこぎりくずが舞うのを抑えてくれますし、激しい雨の日は雨音が電動工具の音を紛らわせてくれるので、ご近所への配慮にもなります。
また、作ったグッズを試しに使ってみたり、不具合があれば直したり、試行錯誤する時間もあります。
DIYのアイデアから製作まで
例えば以前製作したのがメッシュパネルのラックとメッシュBOX。
キャンピングカーは車内の空間を有効に使わなければたちまち手狭になってしまいます。
そこで大切なのが、できるだけ車内の空間に物を置かないようにすること。
とはいえ、車内で数日間生活するわけですからある程度の物は必要になります。
またよく使う物は取りやすいところに置きたいところですが、平面に置くとスペースを取ります。
そこで思いついたのが、「掛ける・吊るす収納」。
できればスタッフバッグやヘルメットなど、形の違う物を簡単に収納できる場所がほしい……と考え、メッシュパネルのラックやメッシュBOXをつくることにしました。
アイデアをふくらませて構想を練ることは常日頃から意識して、ある程度まとまった時間が必要な製作を梅雨時期に行うのがベスト。
長雨がじっくり作業する時間を与えてくれます。
ちなみに今年はポータブルエアコンを購入したので、GTで使うための設置台を製作予定。現在鋭意構想中です。
※記事参照、メッシュパネルの製作
車中泊の装備を夏仕様に入れ替え
キャンピングカーで車中泊をするハイシーズンの夏とそれ以外の季節では、車内に積み込む装備を変えています。
キャンピングカーで出かけることが少ない梅雨は装備を入れ替える絶好のチャンスです。
寝具の入れ替え
昨年の冬前からキャンピングカーの寝具は、3シーズンOKの羽毛寝袋を使っていました。
さすがに羽毛寝袋で真夏を過ごすわけにはいかないので、夏用の寝具を用意。
※今年の夏はポータブルエアコンがあるので、夏用の羽毛寝袋も試してみます。
新しく購入したポータブルエアコンを試運転!
昨年までは扇風機だけで暑さをしのいでいましたが、今年はついにポータブルエアコンを購入。
早速試運転してみました。
とりあえずポータブルエアコンを運転席と助手席の間にあるコンソールボックスの上に仮置き。
ガレージに停めたGTで一晩ポータブルエアコンを効かせて寝てみました。
なかなか快適でしたが、車内の空気を循環させるために扇風機も必要だと思ったので、併用するつもり。
先述しましたが、ポータブルエアコンの設置台をDIYで製作予定です。
出来上がったらRVパークで実践してみようと思っています。
準消耗品(日除けネット、スタッフバッグなど)の交換
ここで言う準消耗品とは、使い捨てではないが主にキャンピングカーの車外で使用するグッズで劣化が激しいものと位置付けています。
●日除けネット
サイズ違いで3枚の日除けネットを使っていますが(2m×3m、1m×1.5m、2m×2m)、そのうちの1つが変色していました。
まだもろくなっている部分がないようなので、紫外線防止スプレーで補修。
●スタッフバッグ(犬用排泄物入れ)
これはもう限界でした。
何回か補修して袋の形状を維持していましたが、生地がもろくなって修復不可能な状態になったので交換。
安全な車中泊旅の基本!キャンピングカーの定期点検
私はバンコンGTのほか軽自動車も所有していますが、2台とも6月が定期点検の時期。
ちょうど梅雨時は車の点検を実施するタイミングというわけです。
いつもディーラーに行く前に自分でもキャンピングカーの点検をして、気になるところがあればディーラーで念入りに調べてもらっています。
タイヤの状態
以前の記事で紹介した通り、預けたタイヤがバーストしてしまったことがありました。
原因は、キャンピングカーの過負荷や空気圧不足と推測されます。
そのときの教訓は、日本自動車タイヤ協会の検査担当者の言葉で、「タイヤは生モノ」ということ。
輪ゴムを例に考えてみましょう。
柔軟性のある輪ゴムも、環境によってすぐに硬く劣化してしまいます。
タイヤもゴム製品なので同じこと。
適正に使用し保管していないと寿命が短くなるということです。
ですからタイヤの状態(ヒビ、割れ、剥がれ、盛り上がり)をセルフチェックすることはとても大事です。
※記事参照、倉庫に預けたタイヤがバースト
気づいたことがあればディーラーに引き継ぎ!
キャンピングカーであまり遠出をしないこの時期には、近所を少し走ってみて、異音など何かおかしいと思うことはないか、チェックすることをおすすめします。
以前キャンピングカーのセルが回らなくなりバッテリーを交換したことがありましたが、不具合の予兆がありました。
セルがかすかに息継ぎをして回っているような、音が少し違う感じです。
また、ハンドルの切りはじめに音がする、走行中に気になる音がするなど、異音があれば確実にディーラーに伝えて、点検してもらう際に原因を解明します。
車中泊ハイシーズンの夏に向けてやるべきこと まとめ
車中泊ハイシーズンの夏に向けて、梅雨のこの時期にやっていること、参考になったでしょうか。
それぞれ乗っているキャンピングカーの仕様も違うでしょうし、車中泊のスタイルも様々だと思います。
ですが、掃除・点検・装備の見直しはみんなに共通して重要。
梅雨が明けたらキャンピングカーで「どこへ行こう?」「何して遊ぼう?」と考えながらなら、掃除や点検も苦にならないと思いますよ。