車中泊は不便?車中泊生活の不便の解決法をご紹介!
キャラバンで日本一周中の仲良しクリエイター、とおるんよしみんです。
「車中泊」と聞くと、「不便そう」、それとは逆に「自由で楽しそう」というイメージが浮かぶかもしれません。どちらもイメージも正解で、自由で楽しい反面、正直なところ不便だと感じることもあります。
しかし、200日以上も車中泊をしたら、当初感じた不便さは少しずつ解消できました。
今回は、私たちが実践したその解決方法を6つの項目に分けてご紹介します。
この解決方法を知っていると、もっと車中泊旅が快適になると思いますので、ぜひご参考にされてください!
目次
車中泊は不便なのか?
私たちは200日以上も車中泊をしていますが、正直なところ初めの頃は不便だな、と感じたこともありました。
しかし、それは家と比べていたから。
家では蛇口をひねったら当たり前のように水は出るし、電気はワット数を気にせず使いたい放題(その分料金は上がりますが…)。
それが普通だったので、キャンピングカーのようにシンクもない私たちの中古のキャラバンがすごく不便に感じていたのでした。
しかし、車中泊を続けているうちに、不便なことをどのように乗り越えたらいいのか、少しずつ分かってきたのです。
そうすると、今まで感じていた不便さが、どんどん解決していったのでした。
どんな風に解決していったのか、次の項目からご紹介しますね!
電気
まずは、電気。
電気は家のように使い放題というわけにはいきません。
私たちはパソコンや携帯電話を使って、ライターとしての仕事、ブログ、YouTubeをしております。そのためパソコン、携帯電話、カメラの充電は必須。
それに加えて電動歯ブラシも使用しているので、電動歯ブラシも充電する必要があります。
車中泊をしている間、それらをどうやって充電しているのかというと、モバイルバッテリーとポータブル電源を使っています。
モバイルバッテリーは私たちが使っているiPhone SEだと3回、iPhone Ⅺだと2回フル充電が可能。
ポータブル電源の使用時間は電化製品によって違うのですが、私たちが持っているパソコン2台の場合は大体5~6時間は持っています。
さらに、このポータブル電源を充電するために活用しているのが、走行充電とソーラーパネルによる充電です。
走行充電とは、運転席と助手席の間によくあるシュガーソケットからカーインバーターを使って充電するシステム。
カーインバーターを使わなくても充電はできるのですが、カーインバーターから家庭用コンセント経由で効率よく充電ができるので、私たちはあえて使っています。
晴れている時は、ソーラーパネルで充電しています。
150Wのソーラーパネルを車の上に常設しているので、晴れている日は100W以上も発電することができるんですよ。(季節によって変動します)
以前はソーラーパネルを常設していなかったので、毎回車の上に置いたり片づけたりと面倒でした。
しかし、ちょっと前に磁石でソーラーパネルを常設できるようにDIYしたので、とても楽ちん♪
晴れている日は、走行中でも停車中でも充電できるので、すごく便利ですよ!
ただし、太陽が出ていない日、あまり移動しない日、パソコンを長く使う日は、充電がなくなってしまうことも。そのため、現在もっと大容量のポータブル電源を注文中です。
すで使用しているポータブル電源に加えて、さらに大容量のポータブル電源が使えるようになれば、もっと快適な車中泊ができるはず。
今まであきらめていたコテもヘアセットで使えるようになるので、今からワクワク届くのを待っています♪
料理、後片付け
私たちの車はキャンピングカーのようにシンクがありません。
そう聞くと、どうやって料理をしているのか、どうやって後片付けをしているのか、不思議に思われるかもしれませんね。
実はシンクがなくても、『①洗い物を出さないこと』『②汚れてしまったら拭き取る』という2つのポイントを押さえていれば、料理と後片付けの問題は解決できるんです!
まず、私たちは基本的になるべく洗い物を出さないように心がけています。
毎回お皿にラップを敷いてから食べ物を盛り、食べ終わったらそのラップを捨て、汚れを全て取り除けるようにしています。
ただし、どうしても食材に直にふれる道具などは例外です。
例えばキッチンバサミ。
野菜を切る時に汚れてしまうので、こういった道具を使った後は、アルコールスプレーを吹きかけて汚れを拭き取ったり、もしくはウェットシートで拭いたりしています。
キャンプが好きでキャンプ場に行くこともあるので、そんな時はもちろん炊事場を活用しています。
ゴミ
週末の2日間だけ車中泊をするという時ならゴミは持って帰ればいいのですが、長期で車中泊をするとなると、どうしてもゴミがたまって困ってしまいます。
そんなときの対策として、私たちは以下の3つの方法で主にゴミを捨てています。
- キャンプ場で処分する
- 道の駅でゴミ袋を購入して処分する
- Carstayでゴミを処分する
それぞれ詳しくご紹介しますね。
1. キャンプ場で処分する
ゴミを持ち帰らないといけないキャンプ場もあるのですが、中にはゴミを処分してくれるところもあるので、そんなときは迷わずお願いしています。
ただし、ゴミの処分料金が発生するところと発生しないところがあるので、あらかじめキャンプ場に問い合わせてみることをおすすめします。
2. 道の駅でゴミ袋を購入して処分する
特に北海道の道の駅では、購入したゴミ袋にゴミを入れて捨てられる場合が多いので、よくお世話になっています。
それぞれの道の駅にもよるのですが、燃えないゴミ、燃えるゴミに分別をすることが多く、100円未満でゴミを処分できる場所がほとんど。
ただし、これも全ての道の駅ではないので、道の駅のスタッフさんにお尋ねすることをおすすめします。
3. Carstayでゴミを処分する
Carstay(株)とは、車中泊スポットを有料で提供している会社です。
このCarstayが運営する車中泊スポットの中には、オプションで追加料金を払うとゴミを処分してくれるところがあるので、私たちがCarstayを利用する時は、ゴミ処分までお願いすることが定番になっています。
お風呂、温泉
温泉は全国各地どこにでもありますので、困ることはありません。全国でいろいろな種類のお湯に入れるので、むしろ楽しんでいます♪
しかし都会で温泉の料金が高めだったり、いそがしくて時間が取れなかったりするときは、ネットカフェのシャワーを利用することも。
ネットカフェはWi-Fiも使用できたり充電もできたりするので、重宝しますよ!
洗濯
洗濯は、コインランドリーを使っています。
全国どこでもすぐに見つけられますし、温泉やネットカフェなどにもあることも多いので、温泉に浸かっている間やシャワーを浴びている間に洗濯を済ますのもおすすめです。
最近のコインランドリーは洗剤や柔軟剤を入れなくていいものがほとんどですが、たまに古いコインランドリーに行くと、洗剤や柔軟剤が必要な場合も。
そんなとき、私たちは環境問題にも興味があるので、洗剤や柔軟剤は使わず、マグネシウムを使用しています。
マグネシウムは水に触れると反応を起こして水素を発生させるので、水がアルカリ性に傾き、洗剤などを使わなくても洗浄効果が得られるんです。
使い方は簡単で、洗濯物と一緒に入れて洗うだけ。大体300回は使用できます。洗剤や柔軟剤を車内でこぼす心配もないですし、環境にも優しいのでおすすめです。
トイレ
トイレは、国内であればどこにでもあります。
観光地であれば公共のトイレや飲食店のトイレを使えますし、コンビニエンスストアやスーパーマーケットで買い物をしたついでにトイレを借りることもできます。
道の駅は24時間いつでも必ずトイレを利用できるので、安心です。
キャンプ場のトイレも24時間使えるところが多いです。
しかし、トイレはどこにでもあるとはいえ、渋滞で車が全然動かない時にトイレに行きたくなったり、ガス欠で車が動かなくなったりした時のために、念のため非常用の携帯トイレも準備しています。
これがあれば、いざという時に安心です。
まとめ
車中泊は不便なこともありますが、車中泊をし始めてから、小さなことでも幸せを感じられるようになったと思います。
例えば、家ではさまざまな家電が使えるのが当然だと思っていましたが、車中泊を始めてから電源のありがたみを感じることができました。
それに、不便だと思っていたことを解決できた時は、とても嬉しいです。
車中泊を始めてから同じように車中泊をしている方とお話ししたり、キャンピングカーショーなどのイベントに行ったりするという楽しみも増えました。
確かに車中泊は不便さを感じることもありますが、今回お伝えしたような方法で一つひとつ問題を解決していけば、もっと車中泊が自由で楽しくなりますよ!