オーストラリアといえば、青い海と空、そしてきれいなビーチ。
今回は、そんなイメージにぴったりのキャンピングトレーラーで暮らす、プリンストンさんにインタビューしました。
キャンピングトレーラーで生活するオーナーをインタビュー!
今回は、インタビューをお引き受けいただいて、ありがとうございます。プリンストンさんは、このキャンピングトレーラーで暮らしているんですよね。
どういたしまして。そう、これが僕の家だよ。少し散らかっているけどね。
キャンピングトレーラーで暮らし始めるきっかけは、何だったんですか?
1番の理由は離婚かな。それと、何人かの友人が40代で亡くなったことも大きかった。
そういうことが重なって「自分は、まだ50代だけど、人は誰しもいつ死ぬかなんてことは分からない。だから、自分の生き方を大事にしよう。」そう思ったんだ。
そうなんですね。キャンピングカー暮らしだと、いつでもどこにでも行けるし、そこでの新たな出会いや、面白いこともたくさんありますもんね。
そのとおりさ。
今、僕には付き合っている女性がいるけど、ここで一緒に暮らしているわけではないんだ。やはり、普通の家で暮らすのとは違うから。それに、僕のきょうだいからも「兄さんのような暮らしはできない」って、言われることもあるよ。
つまり、人にはそれぞれ、自分に合った暮らし方がある。無理に一緒に暮らすと意見が合わなくて、些細なことでケンカになることもあるだろう。
だから、自分なりの暮らし方を選択するほうが幸せでいられるはずだよ。
個人的な話を聞かせていただいて、ありがとうございます。人生を豊かにするには自分にあった暮らし方が大切ですね。
キャンピングトレーラーの外観
これは、少し古いタイプのキャンピングトレーラーなんだ。連結部分の上にはハッチがあって、主に工具類を入れてあるんだ。
次はサイドだね。オーニングを付けてあるので、強い日差しを避けられるし、下にマットを敷いてあるから、靴の脱着にも便利なんだ。
特に、ビーチ沿いのキャンプ場だと足に付着した砂の処理で困ることが多いからね。
サイドには、手すりも付いているんですね。(写真左側窓の下)
これは後から自分で付けたんだ。ハンガーを吊るして洗濯物を干したりできるから便利なんだよ。
オーニングの下にはテーブルと椅子がありますね。ここで食事を取ることもあるんですか?
気分次第だね。天気がいい日は外のほうが気持ちいいからね。出しっ放しにしているのは、好きな時にすぐ使うためにだよ。
食事だけでなく、本を読んだり、ぼんやりしたり。昼寝することもあるよ。つまり、ここは時間をゆったり過ごすための場所なんだ。
ドアの上半分に付けられているのは、目隠し用のカーテンですか?
そう、ドアを閉めると中が丸見えになるんだ。だから、目隠し用にカーテンを付けたんだよ。
キャンピングトレーラーの内装は?
キッチン
では、中も拝見しますね。入ると、すぐにキッチンですね。
コンロは4口で、グリルとオーブンもあるので料理しやすいんだ。
それと、シンクの下の引き出しや扉に白いボタン状のものがあるでしょう。それは、車を移動する時に開かないようにするためのロックなのさ。
キッチンの左側には、冷蔵庫と電子レンジがあるよ。
この車の冷蔵庫は、電気じゃなくてプロパンガスで動くので消費量が多いのがネック。だから、料理はカセットコンロを使って経費を抑えてるんだ。冷蔵庫が使えなくなるのは困るからね。
トイレ・シャワー
このスペースは洗面所も兼ねています。便器の後ろには洗面台があり、その脇には石鹸や歯ブラシなど日常で使うものが置かれています。
シャワーカーテンも付けられていて、足元はシャワーの水が排水できるようになっています。また、角にはトイレの掃除用品が置かれていました。
トイレの室内がとても明るいのは、壁面に大きな窓があることと、鏡があるからでしょう。
天井には換気扇も備えられているので湿気がこもることはなさそうです。
ダイニング
こここからは、キャンピングトレーラーの居室部分を見ていきます。
まず目につくのは、コの字型のソファーです。大人2人がゆったりと座れるほど大きさで座面の下は収納ボックスになっていて、季節ものの衣類などをしまっておけるそうです。
ここにあるクーラーボックスは、どんな時に使うんですか?
普段は釣った魚を入れるけど、お酒を冷やすのに使うこともあるよ。あとは、ガスがなくなって冷蔵庫が使えない時の非常用としても便利なんだ。
室内に入った時から思っていたんですが、内部がとても明るいですね。大きな窓からの採光があっても、ここまで明るくなるとは不思議です。
それは、壁や天井など、インテリアの色合いが関係していると思うよ。
最初に話したけど、このキャンピングトレーラーは少し古いタイプ。昔はこういう色合いが流行っていたんだ。新しいタイプのキャンピングカーでは、ほとんどないと思う。自分は、とても気に入っているよ。
戸棚の扉が柄入りのガラスなのも珍しいですね。明るく見えるし、とてもかわいいです。
そうだね。それは本物のガラスだよ。最近は、割れるのが危険で使われなくなっているね。
でも、6年くらい暮らしているけど一度も割れたことはないし、室内が明るく見えるので気に入っているよ。
このオフィスチェアもすごく目を引きますね。キャンピングカーで使っている人は、初めて見ました。
使っている人はそんなにいないだろうね。
ここには本来、ダイニングテーブルと椅子のセットがあったんだ。でも、室内が狭くなるのと使い勝手が良くなかったので取り払ったんだよ。
僕はまだ完全にリタイアしていなくて、インターネットで仕事をしているから長時間座れるよう、椅子にはこだわっているんだ。それが、このオフィスチェアを選んだ理由だよ。
座り心地が、とても良さそうですね。ただ、移動中に動いてしまって、他のものを傷つけたりすることはありませんか? そのために、どこかに紐で結んで固定したりはしますか?
それが、何もしなくてもまったく大丈夫なんだよ。もちろん、多少は動くけど他のものに大きなダメージを与えることはないよ。
一番奥はベッドですね。両サイドと上は収納みたいですね。それにマットの下もでしょうか。これだけ収納スペースが多いと便利ですね。
そうなんだ。寝た時に頭の上になる所にもモノが置けるようになっているから、本を置くのに最適だよ。寝る前に本を読む時は、両サイドのライトを点けるんだ。
その両壁面には姿見があって、このスペースの周辺を明るくしてくれるからとても気に入っているんだ。
天井にも窓があって、換気ができるのはいいけど、少ししか開かないから星空が見られないのは残念。でも、光が少し入るのは良いと思っているよ。
僕は、テレビをあまり観ないんだけど、映画はベッドで寛ぎながら観たいから、この角度にしているんだ。
最後に、このキャンピングトレーラーの大きさを教えていただけますか。
これは20フィート(約6.1m)だね。一般のキャンピングカーは18から19フィート(5.5mから5.8m)のものが多いから、これは少し大きいサイズ。僕1人で暮らすには十分だし、彼女が遊びに来てもゆったりできるので満足しているよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、オーストラリアのビーチを思わせるような、とても明るく爽やかな内装が特徴なキャンピングトレーラーとプリンストンさんの暮らしぶりを紹介させていただきました。