DREAM ATのバンコン『WALK Type-A』を紹介!高い断熱技術と運転のしやすさが特徴!



「北海道にはキャンピングカービルダーが少ないから、キャンピングカーの選択肢がほとんどない!」と過去にSNSで怒ってらっしゃるかたを見かけましたが、全然そんなことありません。

今回は、北海道発の素敵なキャンピングカーをご紹介したいと思います。

それが、北海道十勝地方・帯広に会社を構えるドリーム・エーティー有限会社の『WALK Type-A』です。

日本全国の道路・駐車場を考慮したサイズで運転がしやすく、安心の技術がギュッと詰められた1台。

その魅力を詳しくみていきましょう。

ドリーム・エーティー「WALK Type-A」


ドリーム・エーティーは、特殊車両製造販売を主として創立されました。

安全で安心出来るキャンピングカーの製作をしており、そのすべてを十勝・帯広で自社製作しています。

十勝・帯広地域は冬は雪が少ないですが、寒さは厳しく-30°以上にもなり、夏は+30°を超える日もあります。その様な温度差のある土地柄で、断熱処理に精通し、低価格で良質かつ、使いやすさを重視したキャンピングカーを製作。

より多くの方にキャンピングカーに乗ってもらう事をめざしています。

そんなドリーム・エーティーの「WALK Type-A」は、コンパクトサイズなので通勤などの普段使いはもちろん、レジャ−や旅行など、何役もこなしてくれる人気車種。

狭い道でもスイスイ進み、街中での駐車も気軽にできると、高い評価を得ているんです。

WALK Type-A
ビルダー:ドリーム・エーティー有限会社
タイプ:バンコン
ベース車両:TOYOTA HIACE ナローボディー
価格:¥3,758,000(税別)〜
乗車人数:9名
就寝人数:大人3名
全長:4,695mm
全幅:1,695mm
全高:2,240mm


※ベース車両のハイエースが4型から6型に変更、最新型が導入され「パノラミックビューモニター」「デジタルインナーミラー」などにより安全性が向上している。

外装


WALK Type-A

ベース車両は、トヨタのハイエース。

5ナンバーサイズのナローボディーなので、狭い道でも通りやすく、駐車スペースに困ることもあまりないので、乗り回ししやすいのが特徴です。

内装


WALK Type-A

車内はナローボディーであることを忘れる程、広々とした空間が確保されています。

他ビルダーからも収納サイズを注目されるなど、車内空間がしっかり確保されていることが、ロングランの秘密につながっているのでしょう。

壁面には断熱材がギッシリ詰められており、真夏の暑さ・真冬の寒さ対策もバッチリです。

ダイネット


WALK Type-A セカンドシート

セカンドシートは幅1,200mmあり、大人3人でもゆったり座れます。

WALK Type-A サードシート

サードシートは大人2人が座れます。

WALK Type-A テーブル

テーブルの天板を回すだけでテーブルの向きを変えられるので、どこに座ってもダイネットが出来上がります。

ベッド


WALK Type-A ベッド

ベッドは、大人3人でも寝られる広さのフルフラットベッドが出来上がります。

ナローボディーでは最長サイズと言っても過言ではない、長さ2,540mmもあり、広々と快適。車内6面には遮光カーテンが設置されているので、快眠を得ることができるでしょう。

ベッド展開と実際のサイズ感は、記事の最後に動画でも紹介しています。

ギャレー


WALK Type-A ギャレー

コンパクトなシンクには伸縮式のシャワーヘッドがついています。給排水タンクは13Lです。

シンクには折畳み式のミニ天板がついているので、調理中に何かちょっと置きたいときや、食事の際に飲み物を置いたりするのに便利です。

収納


WALK Type-A 収納

ベッド展開時も、ベッド床下には高さ350mmの空間が確保され、更に頭上部分にも収納があります。

WALK Type-A ハンガー

車内上部にハンガーポールもあります。

冬場の上着掛けにも、アウトドアのウエアー保管にも使えて便利ですね。

帯広だからこそ・全国向けキャンピングカーの特徴


先述の通り、帯広は冬はマイナス30℃、夏は30℃越えという、北海道内でも寒暖の差が激しい地域。

そんな気候にも耐えられる車両を作るため、ドリーム・エーティーのキャンピングカーにはいくつかの特徴があります。

北海道だけでなく、全国で長く指示されている同社のキャンピングカーの秘密と合わせて、5つ紹介します。

寒冷地仕様


WALK Type-A 断熱

断熱材は吹付けタイプではなく、クッションタイプを使用し、分厚い断熱材が各パーツごとにギッシリと、そしてピッチリはめられています。

その理由は以下に続きます。

日本全国で車旅を楽しむことを考慮した断熱材


私が一番驚いたのと同時に感激したのは、こちらのキャンピングカーは、「日本全国で車旅を楽しむこと」を想定している点です。

話は前後しますが、過酷な冬は寒さだけでなく、アイスバーンの危険性もあります。

だからこそ、日本のどこにいても、ボディをちょっとぶつけたくらいであれば、最寄りの車屋さんに持ち込んで板金ができる作りになっています。

これが、吹付け断熱ではなく、断熱シートを採用した理由です。

吹付けタイプの断熱材だと、一度剥がしてしまうと剥がした断熱材をリサイクル出来ません。なので板金したとしても、その壁はその後、断熱効果がなくなってしまいます。

しかし、シートタイプであれば、取り出して元に戻せるので、断熱効果も継続出来ます。

そこまで想定して製作されているなんて、凄いの一言に尽きます。

5ナンバーサイズのナローボディー


ドリーム・エーティーでは、スーパーロングの取り扱いもありますが、今回ご紹介しているのはナローボディーのハイエースです。このナローボディーであることがミソとなっています。

北海道内だけでキャンピングカーライフを楽しむ分には、スーパーロングの車長であっても駐車場スペースや道路面積にも余裕があります。

しかし、道外エリアでキャンピングカーライフを楽しみたい方にとっては、お出掛け先の駐車場で苦労したりすることも。

なので、走行中の道幅が狭くても乗り回しに苦労することのないように、全国のどの道とも相性が良い、5ナンバーサイズのナローボディーが重宝されるのです。

架装は最低限に


車内の装備類は必要最低限に設定されており、オーナーさんの好みで追加架装が可能です。

特に、装備類はオーナーさんの使い勝手・頻度によって必要な物が異なります。なので、備え付けの装備よりもポータブル式の装備をオススメすることもあるそうです。

トイレであれば防災用にも使われるポータブルトイレ、冷蔵庫であればポータブル冷蔵庫が手軽に使えて費用も抑えられます。利用者のことを第一に考えて、それぞれにあった設備をオススメしてくれます。

お客様第一で本当に良い物を


本来であればビルダーで架装して売上げアップにつながる様な設備も、お客様目線を第一に、それぞれの使い方に合せて幅広い提案をしてくれます。

まとめ


北海道を拠点にしながら、道内から南は九州まで、永らく愛用されているドリーム・エーティーの「WALK Type-A」をご紹介しました。

時代の流れに伴って、その都度良い物をオーナーにオススメし、購入後のことも想定して作ったこだわりの1台。

普段使いから、旅やレジャーとマルチに使えるのも嬉しいですよね。ご興味のある方はぜひチェックしてみてください。