【レクビィ 】Topsail(トップセイル)
レクビィ 「Topsail」
老舗ビルダーのレクビィが、これまで培ってきたバンコン造りのノウハウを惜しみなく詰め込んだ自慢の一台「Topsail(トップセイル)」。乗れる・寝れる・積めるの三拍子で、乗車性・就寝性・耐久性・積載性・容易性の相反する全てのベクトルを高水準でかなえることに成功している。
マットを軽く引き出すだけで簡単に現れる二段ベッドや、リアの大型カーゴ、7人が乗車できる安心の前向きシートなど、バンコンを知り尽くしているからこそ実現できた使いやすい設備が揃う。
タイプは標準とSuperiorに分かれているが、Superiorの方は冷蔵庫やベンチレーター、外部100V入力・充電などが標準装備となっている。価格差は30万円ほどになるので、使用用途に合わせて選んでみてほしい。
Topsail (トップセイル)
ビルダー:レクビィ
タイプ:バンコン
ベース車両:ハイエーススーパーロングキャンパー特装
価格:¥4,900,000~
乗車人数:7名
就寝人数:5名
全長:5,380mm
全幅:1,880mm
全高:2,285mm
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外装
ベースはハイエーススーパーロングだが外装の架装は特になく、外観はノーマルと変わらないので日常使いもしやすいだろう。リヤハッチは大きく開き、大型の荷物の出し入れも楽にできる。
内装
ダイネット
内装カラーは暖かみのあるモカブラウンとクールな印象のチタンブラックの2色から選ぶことができる。写真はモカブラウンだ。
ダイネットは2列目のREVOシートを後ろ向きにして、サードシートと対座にして構成する。
また運転席と助手席の後ろに、オプションの前席背面ダイネットマットをつければ、上部写真のように前席と2列目シートで対座ダイネットを作ることが可能だ。
前席の背もたれを前に倒すだけと、かなり手軽な仕様だが、座席を回転させたように車内スペースを有効活用できる。もちろん、座り心地も良いので、運転の疲れも癒されることだろう。
脱着式ダイネットテーブルの収納は、ベッドスペースに専用の収納が用意されている。
ベッド
車内後部にある同社オリジナルの「イージースライド二段ベッド」は、ベットフレームの取っ手を前方に軽く引くだけで、簡単にベッド展開できる。その際、折りたたまれたベッドマットも同時に広がり、引き出す力はほとんどいらないので、女性でも楽にベッド展開できるだろう。
大きさは2240mm x1620mmで、大人3人が就寝可能だ。下段ベッドはセカンドシートとサードシートをフラットにすることで、2名分の就寝スペースができるのでファミリーでの利用でも十分に就寝スペースを確保できる。
このベッドの優れた点はベッド展開が簡単であることはもちろん、上段ベッドだけの使用ならダイネットをそのままにしておけるところである。
バンコンタイプのキャンピングカーでは限られた車内空間でベット展開するため、就寝時にはダイネットスペースを利用する仕様が多い。
しかし、このイージースライドベッドであれば就寝のたびにダイネットを片付ける必要もなく、ファミリー利用の場合でも上段ベッドで子どもを寝かせた後に、ダイネットでゆっくり大人がくつろぐ時間を作れるのだ。
ギャレー
ギャレーはエントランス横に配置されている。調理スペースとシンクのみとシンプルなものになっており、コンパクトにまとめることで、車内の広さを維持している。カセットコンロが標準でついているので、簡単な調理ならできるだろう。
キッチン下には各10Lの給排水タンクが標準装備されていて、Superiorタイプであれば49Lの冷蔵庫が標準装備される。また、電子レンジはオプションでつけることが可能だ。
ギャレーのサイドには引き出し収納も付いているので、カトラリーや調味料をしまうのにちょうど良いだろう。
収納
収納は右側上部に大きめのオーバーヘッド収納が三つ並んでいる。また左側上部には、ハンガーやタオルを掛けられるレールバーが設置されており、長年キャンピングカーに携わってきたレクビィの細かい心遣いを感じる。
他にも、ベッド下が広い収納スペースになっており、BBQセットやテントなどの大きなものが収納できる。さらに、ベッドボードを畳んで前に移動させれば、背の高いものを積むことも可能だ。
両サイドにキャビネットがあるので、小さいものもしっかり収納できるのが嬉しい。
まとめ
今回紹介したTopsailは、イージースライドベッドや大容量のリア収納を備え、まさに「大人数が乗れて、寝られて、遊び道具もたくさん積むことができる」キャンピングカーだ。大切な家族や友人と最高の思い出を作ることができるだろう。
レクビィは「Quality of life」という言葉を大切にし、そこにはキャンピングカーを通じて、家族や友人と語り合ったり、共に過ごす時間を共有してほしいという願いが込められている。
老舗ビルダー・レクビィの渾身一台を是非とも試してもらいたい。