ディズニー公式ライセンスモデル、トイファクトリーの「バレイア<ライオンキング>エディション」で親子の絆を深める旅
目次
トイファクトリーのディズニーデザイン第4弾
これまで「トイ・ストーリー」「ディズニー100周年」「ドリームトラベラー」と、台数限定の特別なディズニーデザイン・キャンピングカーを生み出してきたトイファクトリー。
待望の第4弾として、「ライオンキング」をテーマとした世界初のキャンピングカー「BALEIA <LIONKING> EDITION(バレイア<ライオンキング>エディション)」が登場します。
この冬、新たな映画公開で再び注目を集める「ライオンキング」。
不朽の名作であることには間違いありませんが、数あるディズニー作品のなかで、トイファクトリーはなぜ「ライオンキング」を選んだのでしょうか。
また、アニメーションならではの雄大な世界観をどのようにキャンピングカーに反映させたのでしょうか。
12月9日(月)にEURO-TOY相模原で行われた先行お披露目会を取材してきました。
バレイアを「ライオンキング」特別仕様に
案内してくれたのはトイファクトリーの和田さん。
今回テーマとした「ライオンキング」は、大人のファンも多い作品であること、家族の話であること、自然豊かな大地が舞台であることなど、トイファクトリーのキャンピングカーユーザーの姿と重なるところが多くあったそう。
ベースとなっているのは、同社のハイエース・バンコン「BALEIA(バレイア)」です。
スーパーロングのゆったりした車内で、4名乗車(サードシートのオプションで+2名)、5名就寝が可能。
ボディカラーは「ベージュメタリック」と「パールホワイト」の2色で、それぞれのカラーに合わせた特別なエアロウィンドウが装着されます。
さらにオプションでルーフラックやサイドラダーが用意され、大陸を駆け抜ける姿が想像できるようなオーバーランダースタイルに仕上がっています。
アフリカの自然が表現されたインテリア
レイアウトはバレイアを踏襲し、車両中央にダイネット&ギャレー、車両後方に常設リヤベッドを備えます。
バレイアを知る人にはお馴染みの配置ですが、「ライオンキング」のエッセンスがふんだんに盛り込まれ、まったく別の車のような雰囲気に。
普段はアイボリーに仕上げられるトリムは、作品の世界観に合わせてベージュカラーに変更。
ディズニー公式ライセンス商品ならではの公式アートやロゴが随所に見られるほか、アフリカの太陽、山、木、大地などが表現されています。
細部にまでこだわり抜かれたインテリアを、順に見ていきましょう。
大地の活力があふれるようなダイネット
室内で目を引くのは、ダイネットのカラフルなシートファブリック。
草木のグリーン、水のブルー、土のベージュ、太陽のオレンジ&イエローでアフリカの自然を表現しているそうですが、これはプリントではなく「尾州織」。
国産の高級生地を使った、特別なアート柄になっています。
足元に目をやれば、フロアを元気に走り回っている足跡が。
意気揚々としたシンバ、ティモン、プンバァ、ザズーの行進が想像できるようです。
しかも足跡はプリントではありません。
凹凸の感じられる、丁寧な折り込み刺繍で仕上げられています。
多色使いのにぎやかな色柄は、トイファクトリーのインテリアデザインでは珍しいこと。
当初は「やりすぎでは」という不安もあったそうですが、ネイティブ・アメリカン・モチーフの人気ブランド「PENDLETON(ペンドルトン)」を愛用するキャンピングカーオーナーが多いことも後押しに。
多色使いでも大人らしさを失わず、落ち着いた空間づくりに成功しています。
朝焼けが表現されたキッチンの窓は必見
自然美が描かれる「ライオンキング」ですが、もっとも象徴的な風景を挙げるなら、地平線を照らす真っ赤な太陽でしょう。
バレイア<ライオンキング>エディションでは、キッチンのアクリルウィンドウで朝焼けを表現。
緩やかな曲線を描くパーティション家具は、アフリカの山並みを表しています。
水面に見立てたシンクのフタに半円の太陽が映り込み、丸く見えるような趣向も。
もし車中泊時に窓から本物の太陽が見える幸運に恵まれたら、きっと綺麗なのでは、と和田さんは話します。
ほかにもサバンナを思わせる曲線が随所で見られます。
不規則にうねる上部のハンガーラックは、ラフィキが住むバオバブの木をイメージしているそう。
あえて直線にしないで自然物のようにカットされた家具が、車内に温かみを生み出しています。
メインアートが見える常設リヤベッド
大人3名が就寝できる常設リヤベッドは、太陽の光を浴びてオレンジ色に染まる大地を表現。
ここでも尾州織の限定ファブリックが贅沢に使われています。
ルーフ付近の間接照明の飾り板も、地平線から昇る朝日のように光がこぼれる特別仕様。
手書き文字風のロゴプレートには、仲良く眠るシンバとナラがデザインされています。
そして、寝室の壁となるパーティションボードの公式アートに大注目。
バレイア<ライオンキング>エディションのメインアートとして、もっとも大きくキャラクターが描かれた空間になっています。
静かにたたずむシンバとムファサの背中は、キャンピングカーでかけがえのない時間を過ごす家族とも重なります。
親から子へ意思をつなぎ、そして子は愛するパートナーを見つけてまた新たな家族を作る。
生命の循環を描いた「ライオンキング」は、トイファクトリーのこだわりを聞けば聞くほどキャンピングカーにぴったりの作品に思えてきます。
まだまだある「ライオンキング」モチーフ
こだわりは運転席周りにも。
特別仕様のセンターコンソールトレイにデザインされているのは大人になったシンバとナラ。
運転中、長い時間をともにする夫婦を想像させるような、粋な演出になっています。
リヤゲートを開けたときにだけ見える、外部シャワー家具にもサバンナの風景をイメージした限定アートが。
このほか、クッションタグやカーペットタグ、アートステッカー、ライオンキング公式ロゴプレートなど、数えきれないほどの特別デザインがほどこされたバレイア<ライオンキング>エディション。
オーナーのために、キーホルダーやステッカーなど特製グッズも用意されています。
1月31日から30台限定販売
製造は30台限定、2025年1月31日(金)から受付を開始します。
本体価格は820万円からで、ベース車両やオプションによって異なります。
納期は2026年春から夏を予定しています。
だいぶ待ち遠しい時間を過ごすことになりますが、これは同モデルに限らず、ハイエースの全国的な出荷状況によるもの。
ディズニーファンのみならず、アフリカンテイストが好きなユーザーにもおすすめできるスタイリッシュな1台になっています。
親子の時間を過ごす特別なキャンピングカーとして、いかがでしょうか。