【NONIDEL】BASE CAMP SOLO(ノニデル ベースキャンプ ソロ)



NONIDEL「BASE CAMP SOLO(ノニデル ベースキャンプ ソロ)」


ベースキャンプソロ

今回の記事ではNOIDEL(ノニデル)の『BASE CAMP SOLO(ベースキャンプ ソロ)』を紹介する。

ノニデルは登山やスキー、サーフィンなどアクティビティに応じた独自の施工を得意とする愛知県岡崎市のビルダーだ。社名の旧名である「オグショー愛知」で認知している方も多いのではないだろうか。

同社は今までハイエースベースのバンコンをメインで製造してきたがベースキャンプソロはNV200バネットを初めてベース車に採用したバンコンタイプのキャンピングカーとなる。

ベースキャンプソロの特徴は何と言っても完全にソロまたは2人旅専用に作られたレイアウトにある。

2列目以降のシートは全て取り払われ車内後部は全て居住空間となっているため、乗車定員も運転席、助手席の2名。

ベースキャンプソロという名前の通り、1〜2名で使うための車という明確なコンセプトの元、製造された車なのだ。

BASE CAMP SOLO(ベースキャンプ ソロ)
ビルダー:NONIDEL(ノニデル)
タイプ:バンコン
ベース車両:日産 NV200バネット
価格:¥2,800,000~
乗車人数:2名
就寝人数:2名
全長:4,400mm
全幅:1,695mm
全高:1,982mm
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外装


ベースキャンプソロ 外装

外装はノーマルなので、外からの見た目は普通の乗用車と変わらない。

リアハッチには大型のLEDライトも装備され、車外空間まで快適に過ごせる工夫がされている。

内装


ベースキャンプソロ 内装

内装はシンプルながらも木のぬくもりを感じられる空間に仕上がっている。

他のキャンピングカーに見られるような充実した装備があるわけではないが、その分スペースは広く使える。

ギャレーコンソールのバーや、シェードにはフックが備え付けられているため、お気に入りのキャンプ道具などを見せる収納が可能。

どう配置すれば、使いやすさとオシャレさを両立できるか考えるだけでワクワクする車だ。

居住スペース


ベースキャンプソロ 二段ベッド

出典:NONIDEL



ベースキャンプソロの居住スペースは全長1,880mm、幅1,100mmのフルフラットになっている。

対座式ではないが、1〜2名で使うには十分な広さだ。食事をとるだけでなく、ベッドとしてもそのまま使用できるので使い勝手は良い。座席と違って自由な体勢を取れるのでリラックスもしやすいだろう。

ただし、車内右側にはギャレーが設置されているので、2人で就寝するとなるとやや窮屈かもしれない。

また、ベッド下は広い収納スペースになっている。

LEDライトも付いているので、昼でも夜でもリアハッチから簡単に荷物の出し入れを行うことが可能だ。大型の荷物はここに片付けておけば、居住スペースは広々と使えるだろう。

ちなみに床は丈夫な床材を使用しているので耐久性も高く、キズなども付きにくい。

ギャレー


ベースキャンプソロ ギャレー

バンライフテイストのベースキャンプソロには、渋さを感じさせるアンティークウッド調のギャレーが備え付けられている。

車での長旅となるとやはり調理や洗い物ができるギャレーがあると便利だ。ガスコンロを使用して調理する場合は、オプションになっているMAXファン(換気扇)を付けるといいだろう。

ギャレーには、丸型のシンクがビルトインされている。シンク右側は、調理スペースとなっており、まな板やカセットコンロを置いても十分な広さだ。

ギャレー右側の天板を開ければ、中は大容量収納スペースになっているため、調理器具や食器、食材のストックを収納するのに重宝するだろう。

シャワーは伸縮可能で、ギャレー裏のスライドドアを開ければ、外でシャワーを使うこともできる。外で思いっきり遊んだ後は、道具に付いた汚れをさっと洗い流せるので、車内に砂や泥も持ちまずに済み大変便利だ。

また、スライドドアを開ければ、車外から給排水タンクへもアクセスできるので使い勝手も良い。

ロフトトレー


ベースキャンプソロ ロフトトレー

車内後部にはNV200バネット専用に設計された同社オリジナルのロフトトレーが設置されている。

車幅いっぱいのスペースがあるので、オプションのテレビや電子レンジをここに置けば、居住スペースを圧迫する心配もない。

電装系


電装系はほぼ全てがオプションになっており、走行充電やサブバッテリー、インバーターなどは追加料金が必要。

ただ、ベース価格が280万円と安いので、それらの装備を追加したとしてもNV200バネットベースのキャンピングカーとしては平均ぐらいの値段になる。

その他、ソーラーパネルやエンゲル温冷蔵庫、FFヒーターについてもオプションで装備することができる。

まとめ


『BASE CAMP SOLO(ベースキャンプ ソロ)』は、NV200バネットを1〜2名の車旅用に架装した個性溢れるキャンピングカーに仕上がっている。

また、この記事では詳しく紹介していないが、ベースキャンプソロには4名乗車(2名就寝)の「BASE CAMP SOLO+」というモデルも存在する。

こちらは、ギャレーなども搭載していないよりシンプルな装備になっているが、その分、広い室内を生かして、対座ダイネットや広い荷室にできるのが大きな魅力だ。

車中泊に特化したシンプルな内装の車をお探しの方は、是非こちらも合わせてチェックして欲しい。