【タイムトラベルカンパニー】軽キャン「帝(ミカド)」は電気系統など標準装備が充実!
目次
タイムトラベルカンパニー 帝(ミカド)
今回は、愛知県に本社を構えるキャンピングカー製造・販売会社「タイムトラベルカンパニー」から、素敵な空間を作り出す軽キャン「帝(ミカド)」をご紹介させて頂きます。
十分に生活できるほど標準装備が充実しており、レイアウトの工夫により、車内空間は広々としています。
電気系統なども充実しているので、リモートワークが一般的になりつつある、これからの時代にぴったりの一台です。
帝(ミカド)
ビルダー:株式会社タイムトラベルカンパニー
タイプ:軽キャン
ベース車両:SUZUKI エブリィ
価格:¥2,100,000〜
乗車人数:4名
就寝人数:2名
全長:3,395mm
全幅:1,475mm
全高:1,895mm
外装
見た目はいたって普通の軽自動車のため、普段使いしやすく、大きな車両の運転に慣れていない方でも扱いやすいと思います。
ポップアップルーフはありませんが、レイアウトの工夫により車内空間は広々としていますよ。
ソーラーパネル標準装備
ソーラーパネルは、100Wフレキシブル単結晶パネルが標準装備されています。
従来の厚みのあるタイプではなく、薄型の物を使用しているので、目立ちにくく横からはその存在がほぼ見えないほど。
見た目のスタイリッシュさに加え、重量によってかかる車への負担を減らしています。
オプションで、300Wまで増設できるのも嬉しいポイントです。
外部電源はリアのナンバー部分から確保でき、長時間車内でPC等を使うリモートワークの時も安心です。
内装
内装は、車内高がしっかりと確保されていて、ゆとりのある空間になっています。
右上には標準装備の電子レンジ、床下を開けるとこちらも標準装備の冷蔵庫が収納されています。
電子レンジは、100Vの家庭用。後ほど詳しく紹介しますが、1500Wのインバーターに加え、サブバッテリーも強化されているので、旅行中にストレスなく電化製品を活用できます。
冷蔵庫は、15Lの冷凍冷蔵庫。家庭用冷蔵庫と比較すると、保冷バッグほどの容量ではありますが、あると何かと便利です。
頭上収納は運転席後ろ側にまとめられています。
右側に収納がかたまるとバランスが悪くなるかと思いきや、左リアにサブバッテリー等が収納されているので、実はバランスが良くなっているそうです。
そして、このレイアウトだからこそ、車内空間がとても広く感じるのです。凄い…!
助手席後ろ部分にあたるセカンドシート(写真ではビニールカバーが掛かっています)ですが、こちらは、回転式のテーブルが展開できるようになっています。
椅子に座った状態で車内で過ごせて、車内での飲食や、今注目されているリモートワークにも、もってこいですね。
ベッド
リア部分はベッドキットを展開して床面を作っておけば、後はセカンドシート部分のキット2枚を置くだけなので、面倒なベッド展開をせずに休めるのはポイントが高いです。
ベットは大人2人が横並びになって寝られるほどの大きさ。
実際に身長158cmの私が横になってみると、空間にはかなり余裕があると感じました。
ただし、長期の車旅になると何かと荷物が増えるので、現実的に考えると、1人旅・小柄な方向けかもしれません。
ベットキットを広げて座ってみると、こんな感じです。
座高高め、足短めの私でも、天井までかなり余裕がある印象。(ベッド展開せずにセカンドシートを椅子にしても座れるので、もちろん正座しなくても生活できます。)
一人旅であれば、助手席後ろのセカンドシートは常に机・椅子を展開して、運転席後ろをベッドにしておくと、毎回ベット展開する手間も省け、生活部分と就寝部分の空間をそのまま使えて快適なのではないでしょうか。
オリジナルのベンチレーターシステム
ルーフにベンチレーターをつけると、軽自動車枠を超えてしまうため、最近では、窓にファンを並べてベンチレーターを搭載する軽キャンを見かけます。
ですが、タイムトラベルカンパニーでは、それでは自社の車のイメージに合わないと考え、新たに家具に内蔵したベンチレーターシステムを開発。
この、オリジナルのツイン換気ファンは、外観からはまったく分かりませんが、吸い出し、吸い込みができる4つのファンを内蔵しています。
使用時には少し窓を開けるだけで防犯対策にも貢献。
また、暖房はセタミックヒーターが標準装備されています。
燃料ではなく電気で使えるヒーターで、ソーラーパネルで電気をまかなえるので、燃料で暖をとるFFヒーターよりも経済的です。
電装系
走行充電システムとは、ご存知の通り「走行すると同時にサブバッテリーを充電してくれる」=「移動しながら蓄電してくれる」という優れた機能のこと。
無駄に走る必要はありませんが、車旅では知らない内に移動距離が伸びていたりするので、無駄なく充電してくれるのは嬉しいことです。
帝には、この走行充電システムはもちろん、外部入力充電システム、ディープサイクルサブバッテリー(メンテナンスフリー105A)、1500WのACインバーター、最初にご紹介したソーラーパネルが全て標準装備されています。
ディープサイクルサブバッテリーは、少量の電流を長時間供給する能力に優れており、繰り返し充放電が可能な深放電に強いバッテリーです。
深放電は突発的な不可に強く、比較的過酷な条件でも使用できるのが特徴。車内でも100V電子レンジを使用できます。
バッテリーは、一般的にバッテリー残量が空になると、バッテリーへのダメージが大きくなりますが、深放電はバッテリー残量が空になってしまったとしても、負荷が掛かりにくい仕組みになっています。
また、100Vコンセント×2、1500Wのインバーターもあるので、車内で電子レンジが使えるだけでなく、家で使う家電類を1500W以内の物で揃え、車内に持ち込めばそのまま使えるのも嬉しいポイントです。(ただし家電類には最大瞬間出力と定格出力というものがあり、その最大瞬間出力が1500W以内でないと稼働しないので、要注意)
これだけ電気を使うと、気になるのが電気残量ですが、デジタル電圧計も標準装備、残量はデジタルで分かりやすいので、キャンピングカーで家電を使うのに慣れておらず、電気系が苦手な方でも安心です。
参考までに、我が家では車旅を始めるにあたり、家庭で使っていた家電で最大瞬間出力が1500Wを越える物は買い換えました。
また、家電は古くなると電気を食いやすくなるので、今まで車内で使えていた物が使えなくなった場合は、家電の劣化=新しい物に買い換え時の目安と考えています。
標準装備が充実してるので、満足度は高い!
車体購入時、絶対的に外せないのが価格。いくら装備が魅力的でも、予算に見合わない買い物はなかなか勇気が要りますよね。
その点「帝」は、ソーラーパネルやサブバッテリー、電子レンジも使えるインバーターが標準装備されているにも関わらず、「HONDA N-box」を購入するのと変わらない価格です。
現在のキャンピングカーに乗る前、N-boxで車中泊しながら車旅を楽しんでいた私としては、当時「帝」を知っていて、同じ金額なら「帝」を選択していたなと思います。(当時はキャンピングカーの「キャ」の字も知らなかったので、N-boxを選択した訳ですが…)
これだけの機能が標準で装備されていているので、かなり満足できる買い物になるのではないでしょうか。
実際、N-box時代にはポータブルバッテリー含め、何かと買い足す物が多かったので、結局「帝」を選択していた方が安くあがっていたなと思います。
近年増加する災害時にも、これらの充実した設備があれば、安心して過ごせそうです。
あなたの生活のお供の1台に、今回の記事が参考になりましたら幸いです。