【愛車自慢】キャンピングカーフェスティバルで運命の出会い!10台限定のMush(ナッツRV マッシュ )
こんにちは!私は夫、小学生の息子、13歳の犬一匹と大阪で暮らしています。収入面ではごく普通の家庭である私たちがキャンピングカーのオーナーになったのは、2014年秋のことでした。
今回は私達家族がナッツRVのMush(マッシュ)というキャンピングカーを購入するまでの経緯をご紹介したいと思います。
目次
キャンピングカーを購入した理由
私達が購入したキャンピングカーは、ナッツRV社のMush (マッシュ)TypeA Anniversary ボーダーエディションです。マッシュの発売10周年を記念して、限定生産されたキャンピングカーです。
実はもともと購入を検討していたのは軽キャンピングカーでした。軽キャンピングカーはその名の通り、軽自動車をベースにしたキャンピングカーです。予算を300万円前後に設定していたこともあり、軽キャンピングカーが候補に上がっていました。
夫は結婚する前から、車中泊ができるキャンピングカーが欲しいと言っていました。私たち夫婦は温泉旅行が趣味で、我が家では犬も飼っているため、犬を連れて旅行をしたいというのも理由のひとつです。
最近ではペットを連れて宿泊できるホテルも増えてきてはいますが、どうしても行き先などの選択肢が狭まってしまうため、それならキャンピングカーを買って車中泊で気ままに旅行がしたいということでした。
私は高いからという理由で反対していたのですが、「今は軽キャンピングカーというものがある。これなら価格も税金も安い」と言われ、それならばと了承したのが始まりでした。
キャンピングカーフェスティバルでひとめぼれ
軽キャンピングカーとは言え、高い買い物なので実物をこの目で見なければ決断できません。そんな事を考えていた矢先、「大阪キャンピングカーフェスティバル2014」というキャンピングカーのイベントがインテックス大阪で開催されるとのこと。ちょうど良い機会なので見に行くことにしました。
会場で色々なキャンピングカーを見ていく中で、夫がひとめぼれしたのが今の愛車、「マッシュ」でした。
マッシュを扱うナッツRV社のブースには、マッシュ発売から10周年の記念モデル、「ボーダーエディション」が展示されていました。ボーダーエディションは同社が取り扱うキャンピングカーの中でもフラッグシップモデルの「ボーダー」という車種の家具などを取り入れた特別限定車です。
ボーダーの内装を取り入れているだけあって、とても魅力的なキャンピングカーでした。しかし、もともと私たちが見に来たのは軽キャンピングカー。マッシュのボーダーエディションはオプションなどを含めると総額が500万円以上となってしまい当初の予算から200万円もオーバーしていました。
最初は私も「話が違う」と反対していたのですが、「キャンピングカーは売るときも値段が下がりにくい」と夫に力説されました。
色々と悩みましたが、最終的には「こんな内装のキャンピングカーで旅をしてみたい」と夫婦の意見が一致し購入への意欲が湧いてきました。マッシュのボーダーエディションは10台のみの限定販売だったというのも、決め手となりました。やはり「限定」という言葉には弱いですね。
ついにマッシュを購入!
私たちは後日、ナッツRV京都店を訪れ実際にマッシュに試乗させてもらうことにしました。
現在マッシュはマツダのボンゴベースですが、私たちが購入した当時のマッシュは、日産のバネットをベースにしていました。車体が全長4,700mm、横幅2,000mm、全高2,700mmと普通車に比べて大きいため最初は「運転が難しいのでは?」「普通自動車免許でも運転できるの?」と心配でしたが、実際はホイールベースが短く、コンパクトカー並みに小回りも効き、Uターンも楽々でした。もちろん普通免許で運転が可能です。
試乗したことで走りやすさがわかり安心して購入を決めることができました。
また、マッシュはボディカラーをAzur Blue、Steel Blue、Royal Blue、Ruby Red、Whiteの5種類から選べるとのこと。すごく迷いましたが、家族みんなが好きな赤色に決定しました。
購入したマッシュをご紹介
車体には特別仕様車「BORDER EDITION」の文字が入っています。
マッシュ TypeAの最大の特徴は、常設の大きな二段ベッドです。二段ベッドには小窓もついており、ここは子供のお気に入りの場所ですが大人でも十分に眠れるサイズです。
ギャレーにはシャワーが付いており、シャワーのホースは窓の外にも伸ばせるので、子供を海で遊ばせた後にこのシャワーで身体についた潮を流すといったこともできます。
冷蔵庫も標準装備です。冷蔵庫があるといつでも冷たいドリンクを飲無事もできるためとても重宝しています。
テレビも設置しましたがこちらはオプションではなく、家電量販店で安いものを購入し設置しました。旅先でも朝のニュースを見たり、子供が退屈した時にも活用できるのでとても良い装備です。
天井にはマックスファンベンチレーター(換気扇)があります。排気と吸気の切り替えスイッチがあるので、空気の入れ替えに加え、吸気にすることで外の風を車内に取り込んでくれる扇風機としても活躍します。
ナッツの方から「これは絶対つけた方がいい」とおすすめされたのがFFヒーターです。FFヒーターはエンジンを切っていても使えるため冬の車中泊も暖かく過ごすことができます。
冷蔵庫、テレビ、マックスファン、FFヒーターなどの電気はすべてサブバッテリーで賄っています。昼間の走行中は走行充電やソーラーパネルから充電できますし、夜にはRVパークなどの電源から外部充電での充電も可能です。その為、旅行中に電気が使えなくなって困ったことはありません。
使用電力の大きそうな電子レンジは設置しなかったのですが、つければ良かったかもしれないと少し後悔しています。
トイレは設置していません。
キャンピングカーを紹介したときに意外だと驚かれることが多いのが「トイレがない」ということ。キャンピングカーといえばトイレがついているという認識を持たれている方は多いようです。私もその一人でした。
昔のキャンピングカーはトイレ付きのものが多かったそうですが、現在はよほどの秘境でもない限りは、道の駅やコンビニなどが道中にあり、国内でトイレに困ることは滅多にありません。そのため、キャンピングカーにトイレを付けないケースも多いのだそうです。掃除の手間も省け、臭いの心配もありません。
キャンピングカーを買ってみて気づいたこと
ある程度予測していたことではありますが、燃費はあまりよくありません。スピードが出ないので登坂車線を登るのですが、ヴヴヴと大きな音を立ててうなります。思わず「がんばれ!」と応援しながら運転してしまいます。
また、車体が重いため、下り坂はブレーキを踏みすぎないように細心の注意を払います。ブレーキを踏みすぎて高温になり、ブレーキの効きが悪くなってしまう「フェード現象」が、キャンピングカーは普通車よりも起こりやすいのです。
より走りやすさや燃費を重視するのであれば、ハイエースなどのバンをベースにした「バンコン」を選択した方が良いかもしれませんが、我が家は一目でキャンピングカーとわかる車が欲しかったので、「キャプコン」のマッシュを選択しました(笑)
今後やってみたいこと
私たちはくるま旅クラブの会員ではありますが、まだ行けていないRVパークもたくさんあります。購入した5年前と比べて、RVパークの数もかなり増えてきたので、色々な所に行ってみたいです。
実はキャンピングカーを買った後に、私たちの状況が一変。まだ60代だった実父と義母が次々と病に倒れ、通院や介護の問題もあり、旅行に出かけるほどの精神的なゆとりがありませんでした。
購入した理由の一つに、彼らと一緒に旅行を楽しみたいという意図があったこともあり、夫は意気消沈し「もうキャンピングカーを手放した方がいいのではないか」と悩んだほどです。
二人を見送り、最近ようやく心の整理もついてきました。今後は愛車で家族での旅行を楽しみたいと思っています。