ハイエンド装備なのに低コスト!アドリアのトレーラー「ALTEA 472 PK」で実現するファミリー旅
目次
「アドリア」のキャンピングトレーラー
バンライフの本場、ヨーロッパで1960年代からモーターホームやトレーラーを製造してきたAdria Mobil(アドリアモービル)。
欧州仕様の大きなボディにハイエンドなファシリティを搭載したアドリア車は、まさに最高峰と呼べるキャンピングカーです。
しかしながら、道路幅や駐車場所などの国内事情を考えると気軽に日常使いできる車ではありません。
必要なときだけけん引する、キャンピングトレーラーならどうでしょうか。
同社では手ごろな価格のベストセラーモデルから、自宅のように暮らせるラグジュアリーラインまで、就寝人数の異なるさまざまなキャラバン(トレーラー)を展開しています。
今回は人気のALTEA(アルティア)シリーズのうち、ミドルレンジの「ALTEA 472 PK」をご紹介します。
※輸入モデルのため、標準装備品やオプション装備品はディーラーにより異なります。
ALTEA 472 PK(アルティア 472 PK)
ビルダー:Adria Mobil(アドリアモービル)
輸入元:株式会社デルタリンク
北海道地区ディーラー:キャンピングレンタサービス工業株式会社
タイプ:キャンピングトレーラー
就寝定員:6名
全長:6,740mm
全幅:2,296mm
全高:2,580mm
けん引免許:必要
参考価格:税込4,873,000円~
公式サイト:https://jp.adria-mobil.com/caravans/altea
https://www.delta-link.co.jp/
ファミリー向けの「ALTEA 472 PK」
いくつかのレイアウトがあるALTEAのうち、「ALTEA 472 PK」は3か所のベッドで合計6名が就寝できるファミリーモデル。
けん引免許が必要となりますが、軽量性にこだわって作られています。
トレーラーの利点は、動力部や開口部の制約がなく、室内空間を最大限に活用できるところ。
フロントとリヤ、それぞれを目いっぱい使って常設ベッドが配置されています。
2か所のベッドに挟まれた中央部は、フロアベッドを兼ねたリビングスペース。
ダイネットに向き合うようにギャレーが位置します。
常設ベッド隣のマルチルームは、ベッド展開後も全員がラクにトイレに行ける配置です。
インテリアデザインは明るく現代的で、家族の団らんにふさわしい雰囲気です。
コの字型のダイネット
車両中央部には、コの字型でテーブルを囲めるダイネットがあります。
走行中の座席としては使えませんが、そのぶん住宅用ソファのような快適な作りになっています。
大きくとられたアクリル二重窓からは明るい光が差し込み、天井にも自然の風が入るルーフベンチレーションを標準装備します。
ヨーロッパ生まれらしく、意匠性に富んだ照明効果にも注目したいです。
ただ手元を明るくするだけでなく、スポットライトや間接照明を巧みに配置し、室内の雰囲気をワンランクアップしています。
最大6名就寝可能なベッド
前述のとおり、フロント方向には大人2名が就寝可能な常設ダブルベッドが。
主寝室の役割を果たすほか、昼寝や読書をするデイベッドとしても使えるでしょう。
リヤには子どもたちが喜びそうな常設二段ベッドがあります。
室内高が十分にあるため、二段ベッドでも圧迫感がありません。
4人家族であれば、すべて常設ベッドとして使うことができるためベッドメイク不要。
さらにダイネットを展開すれば2名用のベッドになります。
本格調理が想定されたギャレー
車両中央に配されたギャレーキャビネットには、シンク一体型バーナーをビルトイン。
何か月もの長旅が可能な海外モデルらしく、本格調理が考えられた3口コンロや、大容量収納は必見です。
50L給水タンクが標準装備となっていますが、排水場所の限られる日本ではオプションの排水タンクを追加した方がよいでしょう。
90Lの3WAY冷蔵庫を標準装備し、オプションで電子レンジも用意されています。
温水対応のマルチルーム
マルチルームには、シャワー、カセット式トイレ、折りたたみ式洗面台を備えます。
温水シャワーに対応し、朝の身支度もストレスなく可能です。
バラエティ豊かな入浴施設を誇る日本ですが、毎日のこととなると費用がかさんだり、施設探しに行動が左右されたりします。
いざというときにシャワーがあるという安心感は、旅の柔軟性をアップしてくれるでしょう。
電装品はオプションで選択
電源は外部からとるほか、サブバッテリー、ポータルブル電源、インバーターなどをオプションで組み合わせます。
冷暖房についても標準装備のガスヒーターを除き、ベバストヒーターやDometic(ドメティック)ルーフエアコン、ウィンドウエアコンなど豊富なオプションから好みのプロダクトを選択していきます。
テレビアームが標準装備のため、オプションでテレビを追加するのも簡単です。
このほかオプションでソーラーパネルを搭載したり、サイドオーニングを取り付けたりといった細かなアレンジが可能です。
まとめ
キャンピングカーに代わるもうひとつの選択肢、キャンピングトレーラー。
連結や運転には慣れが必要ですが、多彩な車をヘッド車にすることができ、目的地に着いたら切り離して身軽に動けることが魅力です。
また、自走式に比べて自由な室内レイアウトが可能で、居住性に優れることが多いです。
アドリアの「ALTEA 472 PK」は、大家族でも過ごせる3か所のベッドに、本格ギャレー、温水シャワー、トイレを備えた充実モデル。
それでいて、同スペックの自走式キャンピングカーよりもリーズナブルであることに気づくでしょう。
昼間はヘッド車でアクティブに、夜はキャンプ場などでゆったりと過ごしたい人におすすめです。