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【新モデル取材】HAPPY1+のオーナーが上位モデル「premium」を見て、比べてみた

【新モデル取材】HAPPY1+のオーナーが上位モデル「premium」を見て、比べてみた

既存のハッピーワンプラスとの違いを解説


ムーンスターエキスポートが2024年8月1日に発表した「HAPPY1 premium(ハッピーワン プレミアム)」は、人気の軽キャンピングカー「HAPPY1+」の最上位モデルとして登場しました。

このプレミアムモデルは、既存のHAPPY1+(ハッピーワンプラス)をベースに、数多くの改良を施しています。

この記事では、JPSTAR HAPPY1+を購入して2年間乗っている筆者が、実際にHAPPY1 premiumを見に行ってわかった既存モデルとの違いについて解説します。

既存のJPSTAR HAPPY1+の基本情報


JPSTAR HAPPY1+ HAPPY1 premium

ビルダー:Moon Star Export株式会社
タイプ:軽キャンピングカー(キャブコン)
ベース車両:ダイハツ ハイゼットトラック
乗車定員:4名
就寝定員:4名
全長:3,790mm
全幅:1,690mm
全高:2,480mm
ナンバー:白8ナンバー登録(特種用途自動車)
価格:360万円〜(税込、諸費用込み)


筆者は、乗り始めて2年。

家族で車中泊旅行したり、1人でテレワークスペースとしても活用したりしています。

オプション装備込み約440万円で購入しました。

既存モデルでも居住スペースとしては十分気に入っています。

次のページ▷▷▷【premiumというだけあって、見た目も内装も進化!スッキリとかっこよく変わっています!



新発売されたHAPPY1 premium の基本情報


JPSTAR HAPPY1+ HAPPY1 premium

ベース車両は既存モデルと同じダイハツのハイゼットトラック。

既存モデルではオプションだった以下の装備が標準装備となっています。

400Ahリチウムイオンバッテリー ※筆者は200Ahを採用
ビルトインクーラー ※筆者はオプションで採用
エバスペヒャー製FFヒーター ※筆者はオプションで別メーカーのFFヒーターを採用
冷蔵庫 ※筆者はオプションで採用
ミラー型ドライブレコーダー ※筆者はオプションで採用
ステップライト ※筆者はオプションで採用
サイドオープナー ※筆者購入時にはなかったオプションなので不採用
外部コンセント ※車外でコンセントは使用しないことが多いかと考え不採用
参考価格: 448万円〜(税込、諸費用込み)
参考公式サイトJPSTAR



筆者が感じたHAPPY1 premiumのメリット・デメリット


メリット


・内装・外装や標準装備の充実

コーキングのメンテナンスやエアコンの騒音など、従来モデルに乗っているユーザーの意見を反映してモデルチェンジされており、つい筆者も乗り換えたくなってしまいました。

デメリット


・価格

筆者が選んだ足回りのオプション、Maxファン、電子レンジといった追加装備の費用を含めると、総額は500万円近くになります。

そうすると、普通車がベースのキャンピングカーと価格帯が近くなってしまいます。

500万円以上支払いが可能であれば、走行性を重視して普通車がベースのキャンピングカーを検討しても良いのではないでしょうか。

外観の進化


JPSTAR HAPPY1+ HAPPY1 premium

HAPPY1 premiumは、既存モデルと同じくダイハツ・ハイゼットトラックをベースとしていますが、外観が大きく変化していました。

ボディの継ぎ目がなめらか


JPSTAR HAPPY1+ HAPPY1 premium

私のハッピーワンプラス(写真左)はリアパネルのつなぎ目がコーキングされています。

プレミアム(写真右)ではリアシェルがなめらかで高級感のある外観となりました。

電動フラットオーニング


JPSTAR HAPPY1+ HAPPY1 premium

既存モデルの突き出たオーニングに代わり、プレミアムではボディと一体化したフラットタイプのオーニングを採用。

JPSTAR HAPPY1+ HAPPY1 premium

プレミアムは見た目がスッキリしただけでなく、既存モデルと同じく開け閉めが電動なので手間要らずです。

新たにサイドオープナーを装備


JPSTAR HAPPY1+ HAPPY1 premium

私が乗っている既存のハッピーワンプラスにも後部座席下に収納がありますが、プレミアムではこの収納スペースに外部からアクセスできるサイドオープナーを新たに装備

筆者は普段この部分に折りたたみの机や椅子を収納していますが、プレミアムだといちいち車内に戻って取り出さなくてもいいので便利になりました。

外部設備の統合


JPSTAR HAPPY1+ HAPPY1 premium

既存のハッピーワンプラスのリア(写真上)。

給水口、シャワー、FFヒーター給油口が別々でデザインもあか抜けているとは言えません。

ハッピーワンプレミアム(写真下)では給水口、シャワー、FFヒーター給油口が一体型になり、使いやすさと見た目の美しさが向上しました。

エントランスドアの改良




↑従来モデルのエントランスの窓はカーテンで目隠しされていました。

JPSTAR HAPPY1+ HAPPY1 premium

↑プレミアムではスライド式のアコーディオンタイプの網戸に変更されています。

JPSTAR HAPPY1+ HAPPY1 premium

さらにプレミアムの扉には電子キーが採用されており、鍵の開け閉めがとてもラクに。

内装、運転席の刷新


JPSTAR HAPPY1+ HAPPY1 premium

HAPPY1 premiumは内装も既存モデルから大きく進化し、より快適で高級感のある空間となっています。

改良された網戸とシェード


JPSTAR HAPPY1+ HAPPY1 premium

既存モデルのハッピーワンプラスの窓(写真左)。

プレミアム(写真右)はフラットタイプの網戸とシェードを採用し、従来のものより操作しやすくなった印象

クーラーがビルトインタイプに変更


JPSTAR HAPPY1+ HAPPY1 premium

↑私が乗っているハッピーワンプラスのクーラーはよくある車中泊用の12Vのもの。

コンパクトですが家庭用エアコンのように出っ張っています。

JPSTAR HAPPY1+ HAPPY1 premium

プレミアムでは、後部の収納スペースにクーラー本体が格納され居住空間の拡大に貢献

吹き出し口が車両後部に移動したため、室内を均等に冷せます。

既存モデルでは、クーラー稼働時の騒音が気になり眠れないこともありましたが、新型は騒音が少なく快適に過ごせそうでした。

電子レンジが下に移動


JPSTAR HAPPY1+ HAPPY1 premium

↑電子レンジは既存モデルではキッチンに向かって右上に設置されています。

 

JPSTAR HAPPY1+ HAPPY1 premium

プレミアムはビルトインクーラーになった分、収納スペースが減ったため、電子レンジ置き場が車体後方のキッチン下に移動されていました。

特に調理中にしゃがむ必要があるため、個人的には従来の場所よりやや使い勝手が悪い印象です。

運転席もより快適に


JPSTAR HAPPY1+ HAPPY1 premium

運転席と助手席に肘掛け(アームレスト)が付いていました。長距離運転でも快適に過ごせそうです。

まとめ


HAPPY1 premiumは、現在のHAPPY1+の優れた特徴を受け継ぎつつ、さらに多くの改良と豪華装備を追加したキャブコンタイプの軽キャンピングカーです。

外観の洗練度、内装の高級感、そして電装系が強化され利便性が全体的に大幅に向上しています。

さらに、軽自動車ベースでありながら、フルサイズのキャンピングカーに匹敵する快適性と機能性があります。

ただ、従来モデルよりも約100万円高くなっています。

ご自身の予算と相談して、オプションを厳選してもいいのであれば安価な従来モデルを選択するのもアリではないでしょうか。

もりもりお

「いつもの日常にちょっとした非日常を」をモットーに、1年前に手に入れたJPStarHappy1+で家族とのキャンピングカーライフを満喫しています。普段は循環器専門病院で薬剤師として奮闘中。趣味はゴルフ、ボードゲーム、温泉巡りなど多岐にわたります。将来の夢は、長期休暇を取って日本一周旅行。薬剤師の経験を活かし、お薬に関する情報やキャンピングカーの楽しみ方を発信していきます。長期休みが取れない中でも、日常の喧騒を離れ、キャンピングカーライフの魅力を皆様と共有できればと思っております。薬剤師として地元のキャンピングカーフェアでお薬相談会を行うのが夢