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トレーラーをけん引するためにポルシェを改造してみた。その理由は?



ヘッド車にロールケージを装着!

そこで、トレーラー本体のメンテの前に、まずヘッド車のチューンナップを敢行!

具体的にはロールケージを装着しました。

ロールケージを取り付ければ、ポルシェカイエンのボディ剛性をアップさせられると思ったからです。

写真4

ちなみにロールケージというのは、ご存じの方もいると思いますが、一応説明すると「ボディを補強し、万が一の事故などによるボディの変形から乗員を保護するため車内に張り巡らせるパイプフレーム」

よくラリー車などの車内に付けられているパイプのことです。

写真5

ロールケージは、ヒッチメンバーの取り付け位置の上部を補強するように鉄のプレートを溶接して固めます。

写真6

そこからクロモリ合金のパイプを天井伝いにBピラーからAピラー、そしてフロントのタイヤハウスの付け根までつないで固定しています。

で、取り付けてみてどうだったか。結論から言うと大正解。

けん引時の効果は絶大で、今までのような後輪にトレーラーがのしかかった感じと、さらに言えば前輪の接地感が薄く頼りない感じが消え去りました。

もちろん、けん引していない時のドライブフィーリングも大きく向上しています。

剛性は体感的に言えば2倍は上がった感覚です。

特にブレーキング時の四輪が同時に沈む感じ、制動距離の短縮度合、車線変更やコーナリング初期の姿勢の決まり方はすごく気持ちよく、これまでとは違う次元の走りで本当に感激します。

さらに、効き目だけでなく見た目の仕上がりも「純正か」と思わせるほどのしっくり感。

国内随一の呼び声も高い、斎藤ロールケージ社に依頼して製作してもらった6点式、斜交バー仕様のロールケージに大満足です。

ちなみに納期はフルオーダーで2週間。

金額は税込みで49万円でした。

斎藤ロールケージ社に、ポルシェカイエンのロールケージを特注したのは、私が初めてだそうです。

まとめ

まとめ ~手がかかるからこそ魅力的~

私のキャンピングトレーラー・エアストリームは、独特のデザインや、居住性の良さが大きな魅力です。

ですが、キャンピングトレーラーを購入後、数カ月使ってみて、トレーラー旅の魅力とは不自由さにもある、と気付きました。

けん引時の運転はややこしいし、駐車スペースを探すのも一苦労。

USEDのトレーラーを輸入したので、設備の不具合も出ています。

これらを少しずつ克服していくことが、逆に楽しいしおもしろい。

手がかかるからこその魅力を、これからも味わっていこうと思っています。