【Funluce】イグアス Type X(ファンルーチェ イグアスタイプX)

【Funluce】イグアス Type X(ファンルーチェ イグアスタイプX)



Funluce  イグアス typeX(イグアス タイプX)


funluce イグアス 外装

ハイエース標準ボディをベースとした「ural asia(ウラルエイジア)」やハイエースワイドロングベースの「Serengeti(セレンゲティ )」「patagonia(パタゴニア)」など、ハイエースをベースとしたキャブコンを多く手がけるFunluce(ファンルーチェ)。

そんなFunluceから今回は、TOYOTAカムロードをベースとする「イグアス typeX(イグアスタイプX)」を紹介する。

イグアスは、主にリア常設ベッドの違いにより2つのタイプに分かれる。今回紹介するのはリアにハイマウントダブルベッドが設置されているType Xだが、リアに常設2段ベッドが設置され、マルチルームを備えた「typeW(イグアスタイプW)」もある。

就寝人数自体は同じなので、オーナーの家族構成や想定される用途によって選ぶと良いだろう。また、マルチルームは必要かという点も選ぶ際のポイントとなる。両タイプの違いも含め紹介していく。

イグアス typeX(イグアス タイプX)
ビルダー:Funluce
タイプ:キャブコン
ベース車両:カムロード
価格:¥5,290,000~
乗車人数:7名
就寝人数:6名
全長:4,990mm
全幅:2,080mm
全高:2,870mm



外装


funluce イグアス サイド

見た目はFunluceらしい定番のキャブコンスタイルである。キャンピングカーらしい迫力はあるものの全長が5m以内に収められているため、高さ制限をクリアすればコインパーキングにも駐車できるサイズだ。

窓はシェードと防虫ネット付きのアクリル2重窓となっており、防音・断熱の面でも効果を発揮。採光が良く空気の入れ替えができるので、シーズン問わず快適な車旅ができるだろう。

リアは左右、正面の3ヵ所が内部収納スペースへのアクセス扉になっており、荷物の出し入れが便利なのもありがたい。また外部収納もあるので、生ゴミや汚れ物など車内に入れておきたくないものを隔離しておくことができる。

funluce イグアス リア

オプションになるがソーラーパネルが装備可能。災害時など、いざという時にも安心なのでぜひ検討したい装備だ。

内装


ダイネット


funluce イグアス ダイネット

ダイネットはどちらのタイプも対座式となっている。窓が大きいため採光が良く明るい車内は、グレーのシートとウッド調の家具で統一され、居心地の良い落ち着く空間を作り上げている。

Funluce イグアス レイアウト

出典:Funluce



タイプによってリア常設ベッドの幅が違うため、その影響でダイネットの広さも変わる。

typeXは、車内全体を見渡せる開放感のあるレイアウトに仕上がっているが、typeWではベッドを2段にすることでスペースを有効活用している。ダイネットには常設単座シートとマルチルームが装備されている。

さらにどちらのタイプも、団らん時はエントランス部にマットをはめれば1名分のシートを追加できる。

Funluce イグアス 内装

オーバーヘッド収納も荷物がたっぷり入る大きめのものが設置され、ファミリーの使用でも十分に対応できそうだ。

ギャレー


funluce イグアス ギャレー

ギャレーは2口コンロとシンクが一体になったコンビネーション型を採用。ガラス蓋付きで衛生面も考慮されている。90ℓの冷蔵庫は標準装備だ。

ギャレーもリア常設ベッドのレイアウトの違いから、typeWの方が調理スペースが若干広い。また各20Lの給排水タンクは、typeWはギャレー下にあるのに対し、typeXはベッド下収納に設置されている。

typeXはタンクの取り出しがやや不便になるが、その分ギャレー下は収納として使えるため、カトラリーなどの細かいものから大きめの調理道具までしっかり収納できるだろう。

funluce イグアス ギャレー下

ベッド


funluce イグアス ベッド

常設のリアベッドがイグアス最大の特徴であり、両タイプの違いが最も顕著に現れているところである。特にtypeXのリアベッドは大きさが1,900mm×1,400mmもあり、大人二人が余裕を持って寝られるダブルベッドサイズだ。

ベッド内には窓が二つ付いているので閉塞感もなく、男性が座っても頭が当たらない高さが確保されている。オーバーヘッド収納も装備され、パジャマや着替えを入れておくのにもちょうど良いだろう。

また、どちらのタイプもベッド下は全てカーゴペースになっている。typeXの超大型カーゴスペースはキャンプ道具や趣味の道具など、大きい荷物も気兼ねなく入れられる。目的地先で外遊びをするような人にとっては大きな魅力となるだろう。

funluce イグアス バンクベッド

リアベッド以外にも両タイプともにスライド式のバンクベッドがあり、1,850mm×1,500mmの大きさでこちらも大人2名の就寝が可能。ダイネットもベッド展開することで大人2名が就寝できる。

まとめ


Funluceは多くのキャブコンをラインナップしているが、今回紹介した「イグアス」はtypeX、typeWそれぞれに長所があり甲乙は決してつけられないだろう。

typeXの魅力は、なんと言っても大きなリア常設ベッドとベッド下の大型カーゴスペースだ。

これだけ広々としたベッドで睡眠を取れば、旅の疲れをしっかりと取ることができる。また、大人数にも対応可能なキャパシティーにも注目したい。家族や友達、多くの仲間とキャンピングカーライフを楽しめるだろう。

typeWとの差はベッド・ダイネット・ギャレーの大きさ、マルチルームの有無といったところだが、想定している用途を考慮して自分に合った最適な選択をしていただければと思う。