新車ハイエースの車中泊ベッドをDIYしてみた。作り方と設計図、費用も公開

洗練されたデザインと実用性を両立、ワークヴォックス「Travelogue」で旅を特別な記憶に




2種類のバリーエーションがあるインテリア


内装は「Elenoar(エレノア)」と「Sereno(セレーノ)」の2種類のバリエーションがあり、それぞれ雰囲気が異なります。

ワークヴォックス Travelogue ハイエース

明るい色合いの「Elenoar」は、活気あふれるアクティブな旅を連想させます。

家具色はポップなオレンジで、フロアは遊び心のあるタイル調。

ワークヴォックス Travelogue ハイエース

一方、もうひとつのバリエーション「Sereno」は、シックな雰囲気のダークカラーで、ゆったりとした大人旅におすすめです。

車内はダイネット、ギャレー、ベッドなど、キャンピングカーとして基本的な機能を備えるほか、シートアレンジによって大きな荷物を運ぶこともできます。

後述する「スウィングアップチェア」機構により、自転車まで積み込めることには注目です。

2WAYテーブルのアイディアが光るダイネット


ワークヴォックス Travelogue ハイエース

走行時は前向き5名、横向き3名で合計8名が乗車可能。

セカンドシートには、同社のマルチアクションシート「AirREVO(エアレヴォ)」が標準装備されています。

ワークヴォックス Travelogue ハイエース

目的地に着いたら、後ろ向きにアレンジしたセカンドシートと横向きソファとで、L字型にテーブルを囲めます。

ワークヴォックス Travelogue ハイエース

未使用時に置き場所に困るテーブル天板ですが、同社では運転席と助手席のあいだに設置できる2WAYテーブルコンソールを開発

ワークヴォックス Travelogue ハイエース

所定の位置に差し込むことで、運転席側とセカンドシート側で使えるミニテーブル&ドリンクホルダーになります。

ワークヴォックス Travelogue ハイエース

リアの横向きソファは、足元のパネルが有孔ボードになっているのがユニーク。

市販のパーツでカスタマイズできるようになっています。

この横向きソファは、未使用時に折りたためる「スウィングアップチェア」を採用。

ワークヴォックス Travelogue ハイエース

壁際に寄せることにより、大容量の荷室が登場します。

家族のイベントで荷物を運んだり、スポーツ用品を積み込んだり、日常の足として活躍してくれるでしょう。

ひとつのアイテムがいくつにも形を変えるギミックが随所に組み込まれ、同社らしい1台になっています。

オプションでアレンジできるベッド


ワークヴォックス Travelogue ハイエース

就寝時はセカンドシートを展開することで、大人2名が就寝可能なフルフラットベッドが登場。

オプションで二段ベッドにもできます。

オプションで前述のAirLoftを搭載した場合、ポップアップルーフ内でも大人2名が就寝できます。

高い位置にあるルーフは重心を安定させるためにも軽さが求められますが、強度解析によって必要な部分を見極め、ピンポイントで鉄フレームでの補強がなされているそう。

軽量化を追求しながら、安定性と耐久性が高められています。

収納が目を引くギャレー


ワークヴォックス Travelogue ハイエース

横向きソファの正面には、キッチンキャビネットがあります。

目を引くのは収納の多さで、扉と引き出しがずらりと並びます。

ワークヴォックス Travelogue ハイエース

そのうちのひとつ、天板を持ち上げると鏡が現れるスライド収納は、ドレッサーとして使えます。

収納内部にはメイクやヘアセット、グルーミングのアイテムを入れておくのがよさそうです。

洗面ができるシンクを備えたキャンピングカーは多くありますが、身支度まで考えられた配置には脱帽です。

ワークヴォックス Travelogue ハイエース

このほかギャレーには各10Lの給排水タンクと、ステンレスシンクを標準装備。

ワークヴォックス Travelogue ハイエース

加熱調理はコンロで行います。

また、オプションでポータブル冷蔵庫を搭載できます。

電源システムについては相談を


家電の使用はポータブル電源からの給電を想定していますが、サブバッテリーやインバーターの搭載についても相談できます。

オプションでFFヒーターやクーラーの設置も可能です。

まとめ


過去のシリーズでも、海外の別荘地やロッジを思わせるスタイリッシュな空間づくりが光っていたワークヴォックスのデザイン。

洗練されたデザインセンスはそのままに、大型の荷物の搭載など日常生活での実用性を存分に発揮しているのがTravelogueと言えるでしょう。

1台2役のコンソールテーブルや、コンパクトに折りたためるシート構造など、同社独自の工夫にも注目したいです。

普段使いから非日常の旅へ、使用シーンに応じて柔軟に形を変えるTravelogue。

ロードムービーの主人公のように、自由な旅に出たくなるバンコンです。